碧のコトノハ

みどりのことのは

この一枚のショットに

2010-07-03 08:41:09 | なんでも
今日はPSMだけど、これだけは今かいておきたくて


J.LEAGUE OFFICIAL PHOTOGRAPHER ~J2前半戦 一押しショットはこれだ!~


こういうのがあるんですねえ

J2担当カメラマンがそれぞれ自分のこの一枚を選んでるんです。

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「今回は、J2クラブを担当しているJリーグオフィシャルカメラマンの方々に、2010 J2リーグ前半戦(第1節~第17節)に撮影した写真の中から、一押しショットを選出してもらい、撮影時のエピソードと併せて紹介!あなたの記憶の残るあのシーンもあるかも?
また、今回は撮影環境もご紹介しますので、Jリーグファン・サポーターだけでなく、カメラ好きの方も必見ですよ!」
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とのこと。


私は写真を見るのが大好き。素人だけどとるのも大好き。ほとんどオートフォーカスだけどw

もうずいぶん前なんだけど、奈良の秋篠寺の技芸天に恋心のようなものを抱いてしまって、堂内にかなり長い時間いたことがありました。
首は土、身体は木。
天平時代につくられたもともとの技芸天は、首だけを残して身体はなくなってしまう。
その土の首を、鎌倉時代の仏師が写実的な木製の身体にすえるのですが、そのとき、少し傾けてのせるのです。
そして、膝をまげ、腰をひねり、小首をかしげる、なんともいえない技芸天の流れるようなラインがうまれました。
どこから見てもきれいだけど、私の中で一番どきっとする角度があって、そこから眺める姿をどうしても手元におきたい・・だけど、写真撮影は禁止なんです。
幸い、お土産用にわりと大きな写真がいろんなポーズ売られていたので、買おうとしたんですが、どこにも私をどきどきさせる角度の写真がないんです。
その時、「ああ、だからカメラマンは写真を撮りたいんだ」って思ったことを覚えています。

自分にとっての「ここ!」っていうシーン。。それは誰にもうつせないものなんじゃないか。

それと同時に、その選手とかのその場面に至るまでの背景みたいなものがあって、そんなのをふまえて自分が撮影したいものもあったりして、
写真はほんとにカメラマンの「想い」が凝縮されてるんですよね。
うまい下手じゃなくて、自分の「想い」と重なった写真をみたくて、あちこちの写真を眺めるのがすきです。


今回のこの企画、
カメラマン自身が自分の撮影した写真の中から2枚選んで、その「想い」を書いてくれている。
どれもすごいです。
知らない選手、人がうつっていても、ぐっとくるものがあります。

撮影する瞬間の、カメラマンが呼吸をとめてシャッターを押す・・彼らの、一枚にかける力強さがせまってきます。


大分のカメラマンの方が選んでくれたのは、怪我から復帰してピッチをかける高松くんの美しい一瞬。
これまでの、トリサポにとっての高松くんの存在、彼に次々おそいかかった苦難、そんなものを知った人がうつせた一枚だと思いました。

そしてもう一枚の、選手と手をつなぐ子供の顔がぱあっと輝いた瞬間。その子の眼の先にある、選手のまなざしまで見えるよう。

一枚一枚クリックしながら、カメラマンや被写体の方々と会話しているような気分になりました。



もうすぐJが再開します。

ピッチで選手が戦っているとき、カメラマンたちもぎりぎりの戦いをしている。

もっともっと、もっともっと、素敵な写真とれますように。写真からいっぱいメッセージおくってほしいです。


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