青い、そらのカケラ

私の大切な毎日。

エンジェルハート

2006-09-29 21:00:03 | C・H/A・H
エンジェル・ハートの意味が、やっとわかってきました。

火曜日の夜中にやっているアニメをね、この前久しぶりに観たの。ビデオ撮っておいて。そしたらちょうど最終回でね、不覚にもちょっと泣いてしまいました。アニメ観て泣くって、まさか泣くとは、ほんとに自分でもびっくり。でもものすごく、心にどん、と来るものがあったの。すごく。

エンジェル・ハートは、シティーハンターの続きだと言う人が多いけれど、それは違います。この前書いたけど、作者の北條司さんも、「あれはパラレルワールドみたいなもので、シティーハンターとは直接の関係はない」ってはっきり言っているの。だから、海坊主が黒人だったり、ミキが子供だったり、香のお姉さんがりょうのことを知らなかったり(シティーハンターで一度会っているから知っているはずなのに、エンジェル・ハートの中では初対面になっているからね)、やっぱりつながりはないんだと確信しています。登場人物が同じだけで…。
北條さんは、「シティーハンターでは出来なかったことをエンジェル・ハートでやりたかった」って、イラスト集のインタビューの中で言っていて、それを読んで私は、「香のいない世界を描きたかったの?なんで?香を死なせてまで、何を描きたかったの?」と、半ば怒りとその倍の悲しさを感じていました。だからね、エンジェル・ハートはコミックスも全部持ってるけど、買ってるけど、全然読んでなかった。だって香がいないなんて、そんなりょうの世界は見たくないって思っていたの。だけどね、この前の最終回を観て、なんだか違うってことに気付きました。違うんだよ、きっと。
北條さんはもしかしたら、香のいない世界を描きたかったわけじゃなくて、りょうの本心を描きたかったんじゃないかって思えたの。りょうの香への気持ちを、素直に描いてみたかったんじゃないかって。だけどそれには、香が生きている、シティーハンターの世界ではそれは実現させられなかったんじゃないかって。寂しいけど、香が亡くなったことによって、りょうは本心を見せられるように、見せずにはいられないように、なったんじゃないのかって。そう思えた。なんだか悲しいんだけどね、だけど、本心のりょうを見れるのはエンジェル・ハートだからなのかなって思ったの。プロポーズしたときのエピソードとか、香の絵を見て泣く姿とか、やっぱりシティーハンターの中では見れない姿だよな、って。でも、それでも私はシティーハンターが好きだけどね、だけど、エンジェル・ハートもそれひとつの世界としては好きだなって思えたの。やっぱり好きだな。りょうと香。
そして昨日から、時間を見つけてはエンジェル・ハートをちゃんと読み始めています。実はDVD BOXも予約していてね、そういうところは外してないんだけど、だからちゃんと、映像でも見ようと思う。シティーハンターとは別の世界、という前提でね。じゃないと、つらいから。こう、好きなものがあるって幸せだね。楽しいもんね。あぁ、すごいな。こんなに夢中にさせてくれる話を描いている北条司さんって。すごいな。シティーハンターを生んでくれた北条さんに、限りない感謝を。ありがと!

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