日々雑感  ~ 青亀恵一

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職員も夕張を見捨てるのか ?

2006-12-08 08:19:32 | 政治
職員も夕張を見捨てるのか ?


新聞によると、
夕張市の職員85%が退職を検討しているという。

今年度の退職想定者数は、86人。

市職員労働組合のアンケートによると、
管理職を含む262人を対象に11月30日に配布し、224人から回答。

「早急に転職を含め退職を検討する」との回答が138人(61・6%)、
「数年以内に退職を検討せざるを得ない」が53人(23・7%)で
計85・3%が退職の意向を示した。

「退職は当面考えない」は26人(11・6%)、「定年まで勤める」はわずか7人(3・1%)だった。

どうしてこのように多くの退職希望者が出るのか。

今後、現在約270人いる市職員を09年3月末までに半減し、
給与も07年4月から3割削減する方針は出されている。

さらに、退職金に関しては、2006年度は、57ヶ月。
しかし、2010年度は、20ヶ月。
4年間で最大、4分の1にまで減ってしまう。

労働意欲をなくしたのか。
退職金が減らないうちに、駆け込み退職で少しでも多く退職金をもらおうと言う気持なのか。
将来不安で、家族や子育てに対する不安なのか。

その真意は分からない。
しかし、このことは言えるだろう。

この結果を踏まえて、今後、退職に関する協議がなされるであろう。

その時である。
我も我もと退職を求めるのか。

「早急に転職を含め退職を検討する」との回答が138人(61・6%)に、
駆け込み退職で「少しでも多く退職金を」という意識を感じてしまう。
破たんした夕張から、退職金をより多く「むしり取ろう」という魂胆を感じてしまう。


職員の多くは、今までの粉飾決算のことを知っていただろう。

そのような背景を知っていながら、
率先して早期に退職を求める職員がいるということ自体が、
すでに夕張の行政職員の意識も破たんしていると言えるのではないのか。

多くの職員が、夕張市民であろう。
夕張市民でありながら、夕張市の行政職員でありながら、
夕張を捨てようとしている。

NPOが「夕張映画祭」を復活させようとしている。
私は、この「夕張映画祭」の復活が、
夕張の復活へとつながる大きな契機になってくるものと思うが、
そのような中で、すべき行動とは何か・・・。

人間の資質が問われる選択であろう。

心が破たんした職員がいても、役に立たないと思うが・・・


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