世代交代

世代交代


それにしても、間際の北京オリンピックの選手選考レースであるが、
関心の強い「Ｑちゃん」にいろいろな期待が寄せられた。

結果は、序盤で失速し、
悲願のオリンピック出場は達成できなかった。
しかし、レース後やその後の記者会見では、
「Ｑちゃん」スマイルが見えた。

昨年夏の手術など、いろいろな背景があるのだろうが、
他面、
「Ｑちゃん」の人としての成長をも感じさせた面もある。


そして、やはり、強く印象に残ったのは、
「世代交代」である。

日本の女子マラソンの層が厚いことは知っているが、
この大切なレースに、２１歳の初マラソンの選手が優勝するなど、
想像だにできなかった。

しっかりした組織には、やはり、
「世代交代」が常にその源としてあるのだろう。

ベテラン選手もがんばる。
新人選手もがんばる。

このようの実力社会では、それは如実に反映されるが、
そうでない一般の組織では、なかなか「世代交代」が進まない。

新人が次々と台頭する世界。
実力本位ではない世界では、
新人が次々と台頭できる環境のある世界。

そのようなものの必要性をも実感した。

当然、ベテランも頑張らなくてはならない。

野茂も桑田も40歳でも、大リーグに挑戦している。
彼らの頑張りが若い人を引き上げていることをも忘れてはならない。

ベテランは自らの生き様を通して、
「世代交代」の礎を築いているのかも知れない。

これからの「Ｑちゃん」の行動に期待したいところである。


初マラソン中村友梨香が優勝、高橋２７位…名古屋国際女子 ニュース
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/sports/20080309-567-OYT1T00349.html?fr=rk