日々雑感  ~ 青亀恵一

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逆転の夏

2008-07-12 17:38:40 | スポーツ
逆転の夏

暑い夏の到来とともに、逆転の夏がやってきた。

夏の高校野球、鳥取県大会が今日、開幕した。

わが母校が開会式直後の第一試合ということで、
早速応援に出かけた。

大会長の挨拶に、「野球は、九回ツーアウトから・・・・・」
というような言葉があったが、
まさに、第一試合がそのことを証明した。

前半から中盤に掛けては、
母校の倉吉東高が
毎回のごとくスコアリングポジションに走者を置いたが、
ここぞというときのタイムリーがでない。

このような試合は、
苦戦していたほうが、ちょっとしたきっかけで得点し、
それにあせって、押していたほうが敗戦することがある。

わが子が高校野球をしていた時も、それを味わった。
そのような苦い思い出がある。

案の定、6回表に、劣勢だった相手チームがタイムリーを放ち、
先取点を挙げた。

まだ6回であるし、後続を絶って、最少点に抑えた。

十分逆転が期待できる。

そして、それは、7回裏にやってきた。

一挙に逆転したが、1点差。

次の8回が最悪。
トントンとツーアウトをとり、すんなり行きかけたが、
フォアボールをきっかけに悪夢は始まった。

2塁への盗塁タッチのグラブからボールがこぼれて、
ランナーは、3塁へ行ってしまった。

いやな予感がした。

その瞬間。

ワンバウンドの悪送球によるパスボールで、
ランナーの生還を許してしまった。

まだまだ、同点である。

しかし、点の取られ方が悪い。

ピッチャーも疲れているように見える。

投球が定まっていないような・・・・



8回裏の母校の攻撃も三者凡退。


9回表、トントンとツーアウトをとったものの、
2塁打を浴びてしまった。

そして、次の打者の初球。
いい当たりは、センター前へ。
センターが懸命にダイビングするも捕球できず。

土壇場で、相手に1点先行された。



しかしまだ、1点は逆転可能である。

ところが、ポンポンとツーアウトになってしまった。
9回裏ツーアウト、ランナー無し。


絶体絶命である。


相手の得点もツーアウトから。

次の打者は、4番である。
期待したい。

しかし、心のどこかでは、負けの覚悟も・・・・


4番打者の放った打球は快音を残してレフトへ。

ぐんぐん伸びた打球は、スタンドへ。

4番が危機を救い、試合は延長戦へ。

そして、10階裏、ここでも、トントンとツーアウト。
ここからである。

打順は、通称下位打線。
8番、9番がヒットでつなぎ、
トップバッターがさらにライト前ヒットでつないだ。
バックホーム体制であったのでライトがハンブルしなければ、クロスプレー。

延長戦のさよならゲームで初戦を突破した。



選手に謝らなければならない。

負けを覚悟したことを・・・・

両チームのがんばりは、攻守において火花を散らしていた。

それほど、この夏の高校野球大会は必死であり、
必死であるがために、ドラマも数知れない。

当然、力が無くては、そのような試合は出来ないが、
それ以上に、彼らが培ってきた何かがそれを演出するのだろう。

逆転の夏が始まった。

われわれもここから学ぶことがあろう。

われわれの逆転の夏をいつどこで・・・・・・

今、いろいろな公の不祥事が露見している時、
逆転の夏をここでも期待したいものである。



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