何の変哲もない目覚まし時計。
10年以上使っていたものが何となくくたびれたので
2月くらいに買って使っておりました。
特に高くもない、むしろ安い値段でしたが…。
「全国自動受信」という表示があります。
つまり、これは電波時計というわけです。
一度セットすると自動的に誤差を修正してくれるというスグレモノ
ところが、このところどうも微妙に誤差が出てきているなと感じまして、
ネットでいろいろ調べてみました。
すると3月26日の朝日新聞にこのような記事が。
電波時計、東日本で時刻合わず 原発の避難地域に送信所
東京電力福島第一原子力発電所の事故の影響で、東日本を中心に、
電波時計が正確な時刻を自動補正できない状態が続いている。時刻合わせに使われる
「標準電波」の送信所の一つが、避難指示の出た地域にあるためだ。
送信所の再開の見通しはたっていない。
標準電波送信所は国内に2カ所あり、その一つが福島第一原発から
約17キロの地点にある「おおたかどや山標準電波送信所」(福島県田村市)。
送信所を運営する情報通信研究機構によると、
政府が同原発から半径20キロ圏内に避難指示を出した12日夜、職員を退避させた。
ふだんは2~4人が常駐していた。
地震による建物や機器への被害はないとみられるが、避難指示が解除されない限り、
再開は難しい。もう一つの「はがね山標準電波送信所」は佐賀市にあるが、
電波が届く目安は1千キロ前後とされる。
関東地方では電波が届いたり、届かなかったりしている状況という。
このため、カシオ計算機やシチズン時計など大手時計メーカーには13日以降、
電波時計に関する問い合わせが1日に十数件あるという。
-以下略-
北海道ではまったく電波がきていないということがわかりました。
電波で修正できない場合は、クォーツ時計として機能するということですから、
ごく安価な目覚まし時計としては、いくらクォーツでも誤差が生じてきていたわけです。
いろんなところに今回の災害の影響は出てきているわけで…。