相変わらずの薔薇でございます。
薔薇の花は美しい…というのは、
女優はいつまでも永遠に美しいというのと同じでしてね。
いわば幻想…。
私たちのイメージは、その幻想の上に成り立っている…というようなことを
岸田秀という心理学者がおっしゃっております。
まさに正鵠を射ておりますね。
どんな女優さんにも、やはり、美しさのピークがありますでしょ。
薔薇の花もそうなんですよね。
いかにその美しい状態の時に遭遇できるか…。
いつまでも美しいと言われる吉永小百合さんのような例は、
珍しいわけでして…
吉永さんは山田洋次監督の「母べい」でベルリン国際映画祭に行きましたが、
実際に見たその若さに「ミラクルだ」といわれたそうです。
オウベイの人たちはアジア人を若く見る傾向がありますが、
プレス試写のあとでは立ちあがって拍手をする記者もいたそうです。
海千山千の記者たちにとっても、吉永さんの若さは驚きだったようです。
でも、やはり吉永さんは例外中の例外。
賞味期限はどんなものにもあるわけでして…。
ご町内のノラちゃんです。
もう1匹いたんですけどもね。
大きなネコ君は、私が近づくとあっという間に逃げてしまいました。
私は、このとき、特にニャンコを撮ろうという気はなくて、
家庭菜園のキュウリをとりにいったんです。
ついでに、なにか花でも撮ろうかとカメラを持って。
ですから、なにか動物が逃げ去ったということで、あ、ニャンコがいたんだなと。
以前にもお話ししましたが、このへんに棲息する野良ネコたちは、
人間に対してものすごく警戒心があるんですよね。
石を投げつけたり、追いかけ回したりするような人が、どこかにいるんだと思います。
アタクシなんかが、声をかけながら、少しずつ近づいても、
ある程度以上近づくと、必ず逃げちゃいます。
いくら友好的な態度でいてもだめ。
ところが、このニャンコは、ごらんのとおりまだ若い。
この若手は、まだひどいことをされたというような経験がないんじゃないかと…。
すぐに逃げませんから。
警戒はしてますよね。仲間の先輩ニャンコにいろいろ教えられているでしょうし。
でも、この子は、多分、食欲のほうが勝っているんでしょう。
ものすごく警戒しつつも、ひょっとして、万が一、
なにかエサをくれるかも知れない…。
警戒感と同時にいくらかの期待感もあるような表情になっていると思います。
残念なことになんにもエサになるようなものがなかったんで、
声かけだけでおわったんですけどもね。
おいネコちんゃん。元気にしているかい。
…それこそ、猫なで声でね。(^ー゜)
お隣の庭におりましたので、このくらいまでしか近づけませんでした。
でも、かなり近いほうなんですよ。ここいらの野良ちゃんとしては。