10/1(日) 九月投稿句

九月投稿句

9/1(金)　

ストライキ昔語りの武勇伝

BBC 巨砲撃ち込む J-POP

お邪魔虫二百十日が目を覚まし

9/2(土)　

宿題が一つ残って始業式

南から北へ枝豆ビール旅

いつの間に助けるつもりが助けられ

9/3(日)　

婆様に二度惚れているサユリスト

クラス会思いは同じ傘寿入り

風の盆虫も知ってか全国版

9/4(月)

頭頂部触ればそれと分かる歳

東風吹かば猛暑の便り散りぬるを

果物が甘いと酷暑強がり屋

9/5(火)　

教会で爺婆ジャズに酔う日曜

夏の末改め入道居丈高

処理水や NO PROBLEM とは言いずらく

9/6(水)　

爺ちゃんは能書き多いと孫こぼし

学校もとうとう黒く色塗られ

青テント消えて久しい多摩河原

9/7(木)　

黒雲が湧けば亭主に傘を問う

虐殺を知らぬ振りするフェイクぶり

破天荒猛暑の後の病み上がり

9/8(金)　

選者なくBingに掘らせる駄句の山

解散はどちらのことかと街雀

晴れ晴れとロケット見送る民の幸

9/9(土)　

冠を捨てなきゃ事務所堕ちたまま

寝しな際明日のブログちと齧り

鬼打や今は飾りと口にせぬ

9/10(日)　

ジャニーズを呑まぬビールに喉鳴らし

それなりに待ってる夕刊午後三時

酷暑終えぼちぼち参ろう三陸

9/11(金)　

旅に出る明日のブログ言い聞かせ

公共を名乗るが半ばNHK

コールスロー奥が深そう事始め・

9/12(火)　

ユーチューブ夢のようだね８ビット

幸いや老いを忘れる時もあり

一鉢の深紅のベゴニア他は要らず

9/13(水)　

来て呉れとは言わぬただ仲はよく

生き抜いた人生末期万華鏡

冷たいねクールなはずの都会人

9/14(木)　

処理水を放った科は民が負い

密会や以心伝心悪だくみ

浄土ヶ浜確か確かに名の如く

9/15(金)　

三陸路途切れてリベンジこの暑さ

駄々っ子をどうしたものかと思案顔

遥かなる先を見越して３点シュート

9/16(土)　

みちのく路発車のベルや蕎麦を呑み

カプセルは財布にやさし脚も伸び

厳戒のポリスも笑顔戎橋

9/17(日)　

井戸端は女性ならではだったはず

百歳までの保証はないが理想郷

大洪水土石流も入り乱れ

9/18(月)　

みちのく路帰ってみれば穴ひとつ

やませ萎え夜も眠れぬ漁師たち

敬われるはずなのに未だ敬う身

9/19(火)　

わが街も遊び心に色塗られ

彼岸前三途の川は干し上がり

鬼が島兵糧攻めの及び腰

9/20(水)　

爺婆も渦中に呑まれK－POP

秋刀魚の句さすが巧者の北海道

店の品主悪けりゃ買う気失せ

9/21(木)　

朝起きて２６℃の秋に会い

公共の「こ」の字ぼやけるNHK

友ありきメールで届く無事息災

9/22(金)　

体重増言い訳あれこれ通院日

本日もやっと吐き出す心内

美味しいとただ一言のグルメ

9/23(土)　

さらと吹き十年通うジムの風

風吹けば議員バッジが揺れ始め

呼び水や道頓堀の水溢れ

9/24(日)　

ハロウイーン痛し痒しの渋谷村

溶鉱炉冷めてラグビー熱が入り

二十度を切ったかさすが秋を分け

9/25(月)　

水要らぬなら花鉢放っとかれ

古家でも孫にはB/B体をなし

神々しい秋刀魚やっと店飾り

9/26(火)　

サンマはサンマ日中ともに疑義はなく

溢れても咎める者なく家の風呂

ウニホタテこの時とばかり食べたくも

9/27(水)　

アーバンジジとうに知ってるピザの味

子を返せ今も地獄だ金返せ

イ・ムジチ今日も倦まずにフォーシーズン

9/28(木)　

人足りない言いつつ賃金底を這い

「危険」よりやっぱり「悪魔」的を射る

電気代両目が飛び出るほどでなく

9/29(金)　

ふっくらと実入りよさそな句の選者

動かなきゃいいのにアオムシ難に遭い

魚らは不知火海を知り尽くし

9/30(土)　

エイヤッとコロナ・インフル固め打ち

今もって気分は縄文八十路入り

PCに麻雀入れて魂抜かれ