川柳しま専科
天邪鬼大山道の阿夫利山
あまのじゃくおおやまどうのあふりやま
富士山の手前の丹沢山塊(大山は左端)
江戸時代、大山詣りが盛んだったらしい。
しかし当の大山は、別名阿夫利山(雨降り山)と呼ばれているように雨がよく振る。
道中、難儀をしたに違いない。
五右衛門を茹であげた釜今は冷め
ごえもんをゆであげたかまいまはさめ
川崎市高津区溝の口は、大山街道神奈川県側の入り口。
あちこちに街道の遺構が残る。
この大釜もその一つ。
もっともNHK大河ドラマで使われたもので、石川五右衛門を実際にゆで上げたものではない。
溝の口今は昔の宿場町
みぞのくちいまはむかしのしゅくばまち
大山街道の入り口、溝の口には往時の面影を残す、料亭がいまも現役。