アルス ノヴァ ウインドシンフォニーBlog!!!

埼玉県さいたま市を拠点として活動している吹奏楽団の活動記録です!

明日はクリスマスコンサートです

2012年12月23日 | Weblog
先週も某楽団のクリスマスコンサートに乗せて頂いたりしたので、2週連続のクリスマスコンサートになります。
一応、仏教徒なんですが、これだけクリスマスに加担すると何が何だか分からなくなったりもしますね。
昔ほどクリスマスが楽しいとは思わなくなりましたが、日本人特有の「お祝いなら何でも飛び付いちゃえ」的な感覚は嫌いじゃないです。

さて、曲目は先週のブログにも上がっていますが、「リュートのための古い舞曲とアリア 第3組曲」から「イタリアーナ」という曲もプログラムに入っています。
レスピーギが教鞭を執っていた大学にあった、古い舞曲の楽譜を編纂して作られたのが「リュートのための古い舞曲とアリア」だそうです。
特に第3組曲が有名で、日本のCMでも使われてヒットした「シチリアーナ」も、この中の1曲です。

ちなみに「シチリアーナ」は、こちら。

今回演奏する「イタリアーナ」は16世紀の舞曲だそうです。
世界史で御馴染みですが、当時“イタリア”という国は無く、小さい都市国家に分かれており、各々の領主が治めていました。
こういう状態だと衝突が起きるのもままある事で、この当時ミラノ公国、ヴェネツィア共和国、フィレンツェ共和国、教皇領、フェラーラ侯国、ナポリ王国、カスティーリャ・アラゴン、フランス王国、神聖ローマ帝国、イングランド王国、スコットランド王国、オスマン・トルコ帝国、スイス都市同盟がシッチャカメッチャカに衝突し、「イタリア戦争」が起きていた頃です。
「リュートのための古い舞曲とアリア」に、物悲しさや望郷の念を感じる曲が多いのは、こういう時代背景で生まれたからなのかも知れません。

さて、「イタリアーナ」ですが、せっかくなので、リュート独奏の音源を捜したら……、ありましたありました。
今はネットに何でもあるんですね。

「イタリアーナ」は、こんな曲です。


今回は吹奏楽バージョンでお届けするので、ここに様々な楽器の色彩感が加わります。

他にもクリスマス感満載の曲をお届けします。
13:30開場 14:00開演で、もちろん入場料は無料です。
何やらプレゼントも用意しているようなので、お時間がありましたらぜひぜひ足をお運び下さい。
コメント (5)
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