アルス ノヴァ ウインドシンフォニーBlog!!!

埼玉県さいたま市を拠点として活動している吹奏楽団の活動記録です!

昭和歌謡の世界へようこそ

2011年11月04日 | Weblog
こんばんは。
今回の日記は、どっぷり昭和に浸かってみたい方に合わせてお届けします。
なお、写真と本文は全く関係ありません。


今度のファミリーコンサートには、“ジャパニーズ・グラフィティVI~日本レコード大賞、青春の'70年代~”というメドレーがプログラムに入っています。
収録曲は、以下の通り。
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UFO(ピンクレディー)1977年12月リリース

魅せられて(ジュディ・オング)1979年2月リリース

シクラメンのかほり(布施明)1975年4月リリース

襟裳岬(森進一)1974年1月リリース
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これらの曲がリリースされた当時は、TVで歌番組が全盛でした。
毎日、どこかの局で、昼夜問わずに歌番組を放映していた記憶があります。
当時小学生だった俺も、夢中になってこれらの番組を観ていましたし、
やはり当時小学生だったコンマスは、ピンクレディーの振り付けを完璧にマスターしていました。(実話)
きっと、シーツを使ってジュディ・オングも真似してたハズです。

さて、メドレーになっているからには、何かしらの共通点があるのだろうと思い、ちょっと調べてみました。
気になって、すぐ調べられるところがスゴい時代ですね。
文中、敬称略で失礼します。

●全てミリオンヒット

“UFO” 195万枚
“魅せられて” 200万枚
“シクラメンのかほり” 105万枚
“襟裳岬” 100万枚

そういえば、全部実家にレコードがあるなぁ。
俺が買ったんじゃないけど。


●印象的なソロ楽器がある

“UFO”にはシンセサイザー
“魅せられて”にはマンドリン(バラライカ?)とホルン
“シクラメンのかほり”にはオーボエ
“襟裳岬”にはトランペット

“魅せられて”のホルン、サビの後のリフが好きなんですが、これは今回のメドレーにはありません。ちょっと残念。


●曲にまつわるエピソードがスゴい

かつて、未確認飛行物体は「ユー・エフ・オー」と呼ばれていましたが、“UFO”がヒットするや否や「ユーフォー」が一気に定着。
楽曲がきっかけで辞書が書き換えられちゃうのは、結構スゴい事ですよね。

“魅せられて”は、歌詞に日本語版・中国語版・英語板があります。日本の楽曲でこういうケースは初めてだそうです。
また、この曲は200万枚を売り上げた大ヒットですが、オリコン年間チャートでは2位なんですね。
この年の年間1位は渥美二郎の「夢追い酒」だそうで。演歌おそるべし。

“シクラメンのかほり”ですが、そもそもシクラメンには殆ど「香り」が無く、薄紫のシクラメンも存在していなかったそうです。
この曲を作った小椋佳もこの事を知っていて、いわばこの歌詞は彼一流のイタズラらしいです。
しかし、この曲のヒットをきっかけに品種改良がなされ、香りのあるシクラメンと、薄紫のシクラメンが出来たんだとか。
曲が新品種を生み出すとは、これまたスゴい事ですね。

“襟裳岬”は発売当時、フォークの貴公子・吉田拓郎が楽曲を提供するという、当時にしては有り得ないタッグでリリースされました。
今で言う、この“コラボレーション”は業界初。ものすごいインパクトだったんだそうで。
これで開眼したのか、森進一は様々なジャンルのアーティストから楽曲を受け、持ち前のハスキーボイスで素晴らしい作品に昇華させてます。



ざっと調べると、こんな感じでしょうか。
メドレーで繰り返されるホルンのリフにも、もしかして編曲者の意図があるような気もしますが、それはまたの機会に。


ここからは全くの余談ですが、クラスの皆がピンクレディーに夢中だった時代に、俺はキャンディーズのファンでした。
記憶が定かではないですが、確か先生もキャン寄りだったハズ。
そんでもって、恐らく団員の2/3は今回のメドレーの元歌を、生で聴いた事がありません。

そんな凸凹なバンドがお送りするファミリーコンサートは、11月23日(祝)に宮原コミュニティーセンターで開催されます。
今回は席数がものすごく少ないので、チケットはお早めの入手をおススメします。
コメント (7)
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