地球破壊爆弾No.V-7

とあるパロロワ書き手の一人が徒然と思うままに何かしらを書き綴っていきます。

アニロワを振り返ろう その3

2008-11-08 | パロロワ
うわ、急に寒くなってきましたね……外套がいる頃合でしょうか。
それはともかくとして、第3話目です。



神父 アレクサンド・アンデルセン

当時の製作メモにもありますが、特にロワへの影響を意識した作品の一つです。

原則として人が死なないと話が進まないのバトルロワイアル。
また人が死ぬからこそバトルロワイアル。
その狭間に生まれるものを見るのか、残されたものにか、失われたものにか様々ですが、まぁそれがBRでしょう。

んで、まぁ人死にが出ないと企画が進まないってのは真実なのでね、”殺し渋り”の空気ができるのは避けたい。
なので一種のお手本。前例としての一話4人殺しです。
複数に限らずキャラを殺すというのは色んな意味で難しいもの、それの一つの形を示せればよいかな、と。
加えて、BRという企画の問答無用さ、BRという物語の非情さもロワ内外に示せればよいな、と。

もう一つは、シチュエーションによれば弱者でも強者と戦えることの示唆です。
どうにも仕方ないことですが、カタログスペックだけでキャラの強弱が語られることが多いですし、
そこらへん書き手次第でどうにでもなるよーと、そんなのを示せればと思いました。
勿論、そうすれば話が面白くなるだろうことも見越した上でw

この時の狙い、書くに当たって最初に思いついたのは――スネ夫vsアンデルセン。
これを成立させたいと、これが成立しうるなら、モビルスーツの性能差が(ryとなると、ねーw

互いの得物は、空気砲とひらりマント。悪くないです。
ですが、アンデルセンは素のスペックが高い。ならどうするか? そこで、動線を絞れる直線の長い廊下です。
さすがにマントだけでは足りないので、銭型警部とのび太にサポートしてもらいこれで勝負が成立。

結果としてはスネ夫達は惨敗に終わるのですが、まぁ戦う図を書けただけで十分w


さて、ロワとしての目的はこれだけでなく後に続くもの――いわゆるフラグですね、それもあります。

まずはのび太。
この時は、主催との因縁もありロワの主人公となると目されていた彼。
後の活躍の保証――強固な生存フラグがあるならば、一度どん底まで落とすのがいいだろうとそうしました。
上がる位置が決まっているのならば、底を下げるほど高低差が出るという寸法です。

スネ夫はのび太再燃の為のブースターであり、互いの対比しあえる存在というポジションに。
両者共に保護してくれた大人を失い、それぞれに生き延びろという約束をもらっています。
今この時、のび太は自失しスネ夫は約束を支えに踏み留まった。
この後、のび太がスネ夫にならい彼もまた立ち上がると……まぁ、そういう流れを期待しての位置取りです。

しかし結果としては、スネ夫は早々に消し炭。
のび太はスネ夫から何も受け取ることなく、ただ塞ぎこんだまま結末を迎えるという無情なものになりましたがw
ちょーっと、落としすぎちゃったかなー……なんて、ハハハ……w

んで、首コキャカワイソスで亡くなったはやてが残した闇の書。
これはもうあからさまな転移狙いで……、私個人としてはルイズに送ろうと狙っていましたw 実現はしませんでしたが。
当時、はやてが死んだらヴォルケンリッターどうなるの? という疑問がスレを賑わしてましたが、個人的にはちょっとびっくり。
私としては普通にロワの都合として残存すると考えていましたから……w


後は……登場したキャラそれぞれに所感を少しずつ。

タイトルともなっているアンデルセン神父。
私としてはやっぱり野沢那智の方がCVはしっくりくる……なんてのはロワに関係ありませんが、神父さん怒ってましたねw
まぁ、女子供と一緒に集められて胡散臭いのに殺し合いをしろーなんて言われたら、彼は怒ると思ったのですよ。

何故か名前を間違われてしまうキートンさん。
かなり格好よく逝けたと、そう思うんですが……何故かアニロワのネタキャラと定着してしまった彼。なんでだろう?w
と、忘れていましたが彼の死には全滅作品を早々に出すって狙いもありました。
目的が先にあるってのはやや申し訳なく思わないでもないんですが……ご冥福を祈ります、ナムナム。

のび太とスネ夫。
もう語ってるの短く。スネ夫がのび太の手を引いて走る姿ってなんかいい感じじゃありません? ないですか?w

タフガイな銭型警部。
シチュエーションもありますが、アンデルセンに一本背負い決めてぶったおしたとっつぁんはすごい!
死に際はルパンへの遺言。決して届きませんが、それでもそうしてくれるだろうという厚い信頼あってのものです。
うーん、ルパン勢のハードボイルドな友情。もっと書きたかったー!w

リリカルカワイソスなはやてちゃん。
なんでこの子は関西弁なのに一人称が私なのか……は置いといて、まぁ無情に亡くなってもらいました。
実はマイクロ補聴器と機転の利く頭脳で迫り来るアンデルセンから逃げおおせるルートを導き出す……というシーンが
プロットにはあったのですが、ごめんなさい、時間の都合でカットです。 ……うーむ、これもカワイソスかw

ターミネーターメイド、ロベルタさん。
冷徹非情に漁夫の利を掻っ攫っていくメイドさん。
強いイメージはありますし、実際の強さもかなりのものですがやはり普通の人間であることは変わりないので、
ゲリラ戦してた過去を活かし、こういうマーダーとして活躍するのが望ましいなーと、そんな感じ。
書き始めた段階では考えていなかったんですけど、気付いたらアンデルセンとの共通点がかなりあって……結果、対戦させることに。
「参る」「いつでも」 ――このやりとりだけですんでしまう。そんなハードなやつらが私は大好きですw


実は、この話の段階でキートンさん、はやてちゃん、ロベルタさんを把握した私。予約期間のほとんどはツベに使ったかも。
あ、そういえばロワの事実がリセットされるという前提でのエピローグ案に、
キートンさんが事務所で備品パクってポケットに手をつっ込んだら、そこに見知らぬガムの包み紙が、なんてのがありましたw



まとめ――まぁ、企画を進めようと色々考えてる部分はあります。

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