ダンガンロンパ／ゼロ ※ネタバレ注意

ノベルスも無事発売され、第４回の配信もきました。

ダンガンロンパ／ゼロ　第４回

上巻の内容はこれで全部読めるわけだけど、本のほうだと縦書きで読みやすいし、
挿絵は全部カラーだし、巻末に設定資料はついてるわでなにかとお得なのでオススメですよ。
お家に下巻だけあるというのもなんかバランス悪いしね！

ということで、以下に上巻であったことのまとめや憶測なんかをつらつらと並べていくので、
ネタバレ注意です！







■希望ヶ峰学園
学園の敷地は広大で４つの地区に分かれている。
東地区には現役の超高校級が通う校舎と様々な研究棟などが立ち並び、
西地区には予備学科、南地区には寄宿舎および生活の為の施設、
そして北地区には使われていない旧校舎があり、４つの地区の中央に広場がある。

運営および研究資金獲得の為に近年予備学科が併設され、結果学園は巨大になった。
しかし、本学科とは一線を画した扱いに不満が噴出し、《パレード》と呼ばれるデモが頻発している。

　【ゲームの舞台となった校舎+αはどこ？】
　描写を見るに東地区でないのは明らか。おそらくは旧校舎のある北地区だと思われる。
　苗木達78期生が入学した際、まだ本学科が東地区に移っていなかったのであれば矛盾もない。
　学園をシェルター化するにあたって旧校舎を選らんだ理由は明確ではないが、
　少人数しか残らなかった為、シェルター化しやすい比較的小さな校舎を選んだのかもしれない。

　……そもそも学園の設定はあとづけで本編との整合性は考えてないという可能性も。


■希望ヶ峰学園史上最大最悪の事件
人類史上最大最悪の事件とは別。学園内で１３人の生徒が何者かによって殺害された事件を指す。
詳細および全容は不明。もちろん真相もまた不明。
事件は校長および評議委員会の判断により隠蔽されることが決定された。

　上巻で判明している事実は以下のとおり。
　事件現場に、少なくとも事件発生の直後に江ノ島盾子がいた。（殺害犯かは未確定）
　死亡したのは超高校級の生徒１３人。
　そして、そこに第１発見者と、２名の生存者がいた。（発見者と生存者が被るのかは未確定）
　２名の生存者のうち、片方は昏睡状態に陥っており、もう片方は事件直後に失踪した。
　第１発見者は取調べを受けており、その後無罪放免となっている。
　江ノ島盾子が取調べを受けたとあるので、第１発見者はまず間違いなく彼女。
　評議委員会は事件の犯人を知っていて匿っている可能性がある。
　校長も独自の調査でそのことに気づき、娘の霧切響子に《カムクライズル》の捜索を依頼した。
　事件の真犯人（原因）は《カムクライズル》であるらしい。
　事件の真犯人（原因）は希望の象徴であり、それを守るためにも事件は隠蔽されないといけない？

　【希望ヶ峰学園史上最大最悪の事件の真相は？】
　話が始まった時点ですでに終了している、小説の中で起こる事件のうちの１つ。
　カムクライズルと学園の正体。それを江ノ島盾子がどう転覆させるのか……という話だと思われる。
　現在判明しているのは殺害現場にいた江ノ島盾子が第１発見者として取調べを受けており、
　そして犯人ではないとされていること。
　彼女が超高校級の絶望であることはゲーム本編の最後まで明らかになっていなかったので、
　この時点で学園側が彼女に対し（例え犯人であったとしても）ノーマークなのはおかしくない。

　犯行現場となった教室の場所は不明だが、現在使用中の東地区内だと隠蔽以前の問題なので
　おそらくは旧校舎内の教室ではないかと推測される。
　だとすれば、ゲーム本編であった《惨劇のあった教室》がこの事件の現場ではないかと考えられる。
　その場合、この事件の（殺害を行った人物という意味で）犯人は江ノ島盾子の可能性が高い。

　【《カムクライズル》とは？】
　現在では全くの不明。霧切響子は人名として捕らえているがそれすらも謎。
　仮に字を当てるとしたら、「神座出琉」？　
　なんらかの象徴やシステム、役割などの可能性もあるので、人ではないのかもしれない。


■超高校級の神経学者　松田 夜助（まつだ やすけ）
神経学を専門とし、記憶のメカニズムについて研究している超高校級の生徒。

そのスキルを買われて、事件が発生した際、第１発見者の取調べに協力していた。
更にその後、昏睡状態にある生存者から話を聞きだすことを学園から依頼されている。
江ノ島盾子の名前を知っており、音無涼子が彼女と関わることに否定的。
また、何かを守る為に何かを犠牲にしているらしい……。


■超高校級の分析能力者　音無 涼子（おとなし りょうこ）
なんらかの理由で記憶能力に障害があり、エピソード記憶を長時間保持できない。
その為、なにが起こったかを書き留める《記憶ノート》を常に携帯し書き綴っている。
学園から退学にされかかったが、松田の研究材料になることで辛うじて休学扱いとなっている。

記憶能力の異常の原因は松田にも不明。だが、記憶が戻ることをよくないと思っているふしがある。
幼い頃、１ヶ月かけて作った砂の城を完成する直前に自分で壊し大泣きしたことがある。
江ノ島盾子に記憶障害と分析能力のことを知られていた。
また江ノ島盾子が考えるシナリオの主人公であり、最終的に殺される予定になっている。
そして、希望ヶ峰学園史上最大最悪の事件にも関与しているらしい……。


■江ノ島盾子が現在進行させている事件
希望ヶ峰学園史上最大最悪の事件の現場で彼女自身が思いついた絶望的な計画。
記憶ノートを餌に音無涼子を呼び寄せ、自らが殺害した評議委員の死体を見せつけた。
その際、希望ヶ（ｒｙ事件の真相を追って現れた斑井一式を殺害。（これが計画内かは不明）
その後、更に霧切響子と面会しようとしていた評議委員を彼女の目の前で殺害した。

積極的に音無涼子を事件に関わらせており、彼女が自分を嫌うほど絶望は深くなるらしい。
その目的は学園の象徴である《カムクライズル》の破壊と、愛するダーリンである松田夜助の殺害。

　【江ノ島盾子の絶望的計画の真相とは？】
　霧切響子に対して、計画の対象外としたところからゲーム本編の計画とは別ものと推測できる。
　絶望させる対象は、十中八九――音無涼子。
　なぜ評議委員会の面々を殺害しているかは不明だが、霧切響子は真相を隠している彼らに対する
　脅しではないかと推測している。


■その他の事象
《パレード》を扇動している何者かがいる？
　後の人類史上最大最悪の事件に繋がるのであれば、それは超高校級の絶望の仕業か？
何故か、殺された評議委員の死体はすぐに消えてしまう。
　これは江ノ島盾子の計画や仕業ではないらしい。
　となると、彼女に対してなんらかの妨害をしかけている人物がいるのかもしれない。
斑井一式は江ノ島盾子が現れることを何者かから密告されていた。
　江ノ島盾子本人からという可能性もあるが、別人とした場合、
　先のこともあわせて考えると、江ノ島盾子とカムクライズルが対決しているという構図になる、のか？
戦場むくろは学園の中にいる。
　江ノ島盾子が死体の処理を頼んでいることから彼女は学園内にいるらしい。
　また、次回予告にその姿が描かれているので下巻で登場する可能性が高い。
１４人の学生が海外留学に出た。
　スーパーダンガンロンパ２に登場する学生らのことかもしれない。
　ここに、（あのデブが彼だとして）十神くんをあわせると１５人となるので数は合う。


ずばり、言っちゃう――事件の真相！？

この物語の主役である音無涼子は江ノ島盾子本人である。
江ノ島盾子は自らに暗示をかけることで別人となり、表層意識下にある江ノ島本来の人格に誘導させながら
評議委員の殺害などの行為を音無涼子の人格に見せつけ自分と事件に引き込み、
最終的に愛する松田夜助を殺害することで、自分で自分を絶望的に嫌う絶望を絶望的に感じ、
更には愛する男性を自ら殺害してしまうという絶望を絶望的に不可避に感じようと画策している。

……かもしれないｗ


江ノ島盾子は希望（ｒｙ事件の際、この計画を思いつき、その場で即座に実行。
記憶喪失になっていた（と周りから見える）為、彼女の取調べに恋人でもある（？）松田夜助が選ばれた。
松田夜助が彼女の記憶が戻らないほうがいいと思っているのは、事件が原因だと思っているから。

実際に現実にいるのは音無涼子（のふりをしている江ノ島盾子）のみで、一人で全てを実行している。
音無涼子の記憶ノートに書かれていることは全部、彼女自身がそう思い込んでるだけの嘘。
江ノ島盾子が言った、最終的に死ぬ……とは、音無涼子の人格が失われることを意味する。

音無涼子がナイスバディなのは、彼女が超高校級のギャルだからという伏線。
砂の城のエピソードは彼女が超高校級の絶望であるという伏線。
斑井視点のシーンでは、彼が２人の女性に会ったという描写はなかった。
彼女の靴下にあるマークが、ゲーム本編であった校章なのも彼女が江ノ島盾子である証拠？

希望ヶ峰学園史上最大最悪の事件については全くの不明。
絶望である江ノ島盾子と、希望であるカムクライズルはなんらかの対立関係にあると思われる。



……さて、実際はどうなのかなぁ。下巻の発売日が楽しみだね。うぷぷ。