地球破壊爆弾No.V-7

とあるパロロワ書き手の一人が徒然と思うままに何かしらを書き綴っていきます。

アニロワを振り返ろう その16

2009-02-17 | パロロワ
じゃあ、昨日の続き。
全然関係ないですけれども、マクドのクォーターパウンダー食べました。
……やばいぐらいにマズいw どういうこと、これ?w



陽が落ちる

【17:54】 「紅の魔術師と、紅の従者」

 対主催。外に出ていた面々の帰還の途中ですね。
 凛とレイジングハート。何気に登場話よりずっと一緒の一人と一本ですが、ここでも描写をつみつみ。
 前のシーンへの感想から一人と一本の心の通い合い。まずはこの組み合わせで、一つの締めをクリアですね。


【17:59】 「終わりのはじまり」

 うーん。ベタなタイトルw
 ともかくとして外の5人が放送を聞きます。でもってダッシュ。この話のスタートですね。
 ここでハルヒの能力についても説明。
 実はハルヒの能力云々に関してはこの1話の中で色々とでっちあげたり決めちゃったりしているのですが、
 いくつかのパートに割っておくとあんまりご都合ぽくなくていいですね。


【18:00】 「喜緑江美里」

 件の喜緑さんですよ。
 フリの通り、ここでは彼女より脱出方法を提示させます。
 とはいえご都合パワーだとあれなので、長門の遺体を確保しておくって条件つきで。
 もっともその条件はこの話の中でクリアされちゃうわけですがw
 この段階ですでに長門復活は予定しています。仮に私が最終回を書く場合、必要でしたからね☆


【18:07】 「最悪のパターン」

 全員が集合しての情報整理のターン。参加者、読者両方におくる説明のシーンです。
 10人以上いるというので、1人1台詞ずつ順番に喋って説明リレー。
 どっかの十傑集みたいですが、これは個人的に好き&便利な手法。
 できるだけ空気な人を出さないという意味では中々に有用です。
 「――と、○○が言う」みたいなのを連ねれば、ここで全員の名前出せますし。
 ここでは10人1台詞ずつでしたが、一人頭の台詞が増える場合は喋る順番を変えないのがセオリーですね。
 A→B→C→D→A→B……と、順番どおりだといらぬ混乱を避けることができます。

 順番が守れなさそうな時は地の文に落として回避するとかするといいですよw

 | A「マックのクォーターパウンダーがありえないくらいマズい件について」
 |
 |  そう言って、Aは舌を突き出した。
 |  苦々しい彼の表情を見て、目の前の二人は苦笑する。
 |
 | B「そんなにまずかったのかい?」
 |
 |  そう尋ねたのはBだ。
 |  いくらなんでも大げさなと首を振る彼に、Aはこの世のものとは思えないぐらいにねと言葉を重ねる。
 |
 | C「まぁ、たしかにおいしいとは言えないね。僕が思うに――」
 |
 |  先日、同じものを食べたCが話に加わる。
 |  そして3人は、午後のひと時を無駄に消費してクォーターパウンダーがどれだけマズいのか(ry

 こんな感じにねw Bの台詞の後の、Aは~ってのが地の文への台詞避難ですw


 >「ないんだったら……、あたしが、時間を作って……」
 これは前の話を受けてのハルヒの台詞ですが、実は最終回向けの複線でもありました。
 仮に私が最終回を(ry ……ということですw


【18:13】 「終着に向けて」

 さて、場面は変わってギガゾンビ城。司令室でフェムトがきりきり働いています。
 前のシーンとの逆で、主催側からの状況説明。
 フェムトが名無しのツチダマに報告させ考察するという形で会場内外の情報をまとめます。
 この段階では平穏そのもの。前のシーンで参加者がネガティブだっただけに主催有利という雰囲気です。
 ツチダマの報告により、参加者はバラバラになったと確定しますがさてどうなる? なんてw



さて、ここで分割点だし一回区切ろうかな。じゃあ、続きはまた明日(?)です。ではでは~♪

アニロワを振り返ろう その15

2009-02-16 | パロロワ
さて、お久しぶりのアニロワを振り返ろうなのですよ。



陽が落ちる

タイトルが前作である陽が昇ると対になったこの話ではありますが、内容に関してもそんな感じです。
前作は終わらせるための下準備で、今作は終わらせたよ準備終了☆ と。

執筆に当たるまでの当時の経緯を語るとですね。
直前の放送でフェムトが1時間以内に死者でないと全ての首輪を爆発すると宣言。
でもって、対主催が集まった病院内ではゲイナー君がゲームをクリアしてそこに黄緑さんが……という状態。
フリとしては、”喜緑さんとなんらかの交渉を行った上で、1時間以内にトグサがハッキングを成功させる”といった感じです。

……けっこう無茶ですw
片方ずつならともかく、参加者が固まっていることと猶予が1時間しかないってことでかなり忙しない。
分担するわけにもいかず、1作できっちり書ききる必要があるパート。さすがのアニロワも一瞬止まりましたw
ハッキングをどう見せるのかってのも難題だし、喜緑さんはアニメに出てるとはいえ実質モブにしかすぎないから原作把握必須。
と、言うことで私の出番ですよ♪ はーい、やりますと手をあげましたw

チャット開催して、もうロワを終わらせちゃうんだZE?と皆に確認。
でもって、通常より長い予約期間をもらって全員予約させたもらいました。

……で、執筆し完成させたというわけなのですが、うん。ここで私という一つの形が完成したと、そんな手応えのあった作品です。
情報管理整理整頓のスペシャリスト。フラグアレンジマイスターみたいな?w


さてさて、では内容の方に移りましょうかね。
先に言ったとおり、ロワを終わらせる為の話です。
作中ではこれからが真のバトロワだとは言ってますが、毛頭そんな気はなく。もう、この後は対主催無双想定ですよw
次からはボーナスゲームってことで、あれこれできるようそれこれ調達調整して、フル装備で全員を送り出しました♪


【17:54】 「紅の魔術師と、紅の従者」
【17:59】 「終わりのはじまり」
【18:00】 「喜緑江美里」
【18:07】 「最悪のパターン」
【18:13】 「終着に向けて」
【18:24】 「終着に向けて!」
【18:25】 「魔力と魔力と魔力と魔力……?」
【18:27】 「潜行」
【18:39】 「兵共が夢の跡――出立」
【18:36】 「雪、無音、窓辺にて。」
【18:39】 「不正アクセス」
【18:40】 「ドラえもんと眼鏡の少年」
【18:41】 「恐慌」
【18:44】 「CALL!!」
【18:56】 「十人(+α)、再び」
【19:16】 「魔法少女×3」
【19:22】 「涼宮ハルヒの憂鬱」
【19:19】 「SHOOTER」
【19:27】 「静謐な病院Ⅲ」
【19:28】 「バトル・ロワイアル」


タイムリミットありってことで、小題に時間がありますね。うーむ、並べて見るとけっこう密なスケジュールw
さて、それぞれを個別にー……ってところで、今日はおしまい。続きは明日(?)ね。

アニロワを振り返ろう その14

2009-01-08 | パロロワ
さて、昨日は忙しくて飛ばしちゃったけど、今日は更新しますよー。



陽が昇る

客観的に見て、私が最も得意として、またこういう仕事をすることを期待されていると思われる内容。
つまりは……大型のフラグ整理型つなぎ話。
陽が昇るはそんな作品であり、また私のその才能?が表に分かり易く出始めた話と言えるかな。

ともかくとして、固まったキャラをゴソっと掻っ攫って整列! フラグの整理整頓ですよ。
頭から順に見て行こうか。


【遠坂凛と水銀燈……そして劉鳳の腕】
開始当初からずっとコンビだった遠坂凛と水銀燈。
その決着は前の話でついたのですが、んー……もちょっと、心理的な部分でけじめがほしいというか、
きっちりしたい……というか、感情的に重く扱っておきたいなってことで、散ってゆく黒い羽を見送るシーンです。
でもって、放ったらかしでそのままだとスルーされそうだった劉鳳の腕を拾わせましたw
ここらへん、私も貧乏性なんですよw

【病院の騒動まとめ】
もう本当にひっきりなしって言葉が当てはまる病院で起きた一連の騒動w
これはトグサ君から見てもそうですが、読者としてもちょっと整理しておかないといけないでしょう。
ということで、手法としてはハルヒ達のところでやったやつの縮小版ってことでそれを行いました。
事態の整理に合わせて、情報の共有化も進み、この先あれやこれはどれや?と悩む必要はなくなったはず。
まぁ、地ならしですね。

【遠坂凛への誤解】
自分で立てた誤解フラグだけどね、引っ張っても仕方ないしここでスパっと解消。
小競り合いをしたとしてもそんなに大きな効果は見込めなかっただろうしねw

【レヴィとカズマをハルヒ達の元へ】
簡潔に言えば、戦ってないといまいち目立たない二人をそういう方向へ送りました。
逆に、黙ってても前に出てくるこの2人がいなければ残った面子も動かしやすいというものです。

【エクソダス計画】
考察系キャラ達が集まっての脱出フラグ整理大会。
首輪に関してはゲイナーだけでもいけそうだったんですけど、後で手持ち無沙汰になりそうなトグサにも一枚噛んで貰いました。
基本的にすることないって人を無くそうっていう方針です。

しかし、あれです……計画書ってのをバーンと出したけど、これは苦肉の策だったのだよねーw
本当はもっときっちりと最初から最後まで話し合いさせたかったんだけど……容量と執筆時間の都合で間に合わなかったw
なので、計画書っていう結果だけを出すことになったのです……w

【支給品と状態表】
支給品は単に各キャラに分散していると把握しきれないので一度全部表に出させました。
でもって今回の話の中でフォローしきれてない部分は次話以降で触れてもらえるよう状態表の方に……これも苦肉ですけどw


……で、対主催は一致団結し、フラグは整理され、脱出や主催打倒の具体的な算段も立ちました!
もう対主催超優遇話だよー。これはもう対主催ルートだね♪

などとは、私自身はコレっぽちも思ってなく。実はこの作品。対主催全滅の為の前振りのつもりでした。

ポイントは件のエクソダス計画書。
ここにある色々な作業を分担させるってのは、役のないキャラをつくらないためでもありますが、
真意としては固まったキャラを分散させるってところに意図がありました。

つまりは、この後……どこでもドアを持ったグリフィスに各個撃破させる気満々だったってこと!w

私ね、アニ1では最初から優勝エンド狙う気満々だったんですよ。
孤城の主にしたって、対主催話でありながら死亡フラグ植えまくりだったりね、基本そういう方針だったんですw

対主催書き手のふりした優勝狙い書き手……つまりは、ステルスマーダー書き手だったんです!w

でもねーw LX氏にはばれてたみたいw
残念ながらこの手は空振りに終わりましたw うまいこと対主催ルートで固められちゃいましたよーw えーんw
ということで、次の話からは改心した真っ当な対主催書き手なのさ☆



まとめ――むぐぐー!w

アニロワを振り返ろう その13

2009-01-06 | パロロワ
微妙に忙しいようなそうでもないような気がする今日この頃。


tribute

ふーじこちゃ~んもこれで4回目。
相変わらずポツンとしてた彼女ですが、グリフィスの滞在する温泉の方へと誘導です。
タイトルでは貢物となってますが、うまく取り入る可能性も十分にあると考えていましたよw

中身は前のと似た感じで、放送の内容やらなにやらに思案して終わりと簡潔なものです。
とはいえ誘導となるとその理由はきっちりと書かなければならないもの。
一個一個可能性を潰して、最後に残った……と、これは詐欺師のやり方なんですよねw

東西南北と選択肢があるとして、現状を考慮して答えが一つしか出ないって言ったら、そんなことはない。
同じ状況でも、どの答えだって導き出すことが可能です。
ようはネガティブな情報とポジティブな情報の取捨選択と、それを並べる順番。


例をあげてゆきましょうか……。

 1.私は北に向かった。

 2.そこで仲間と待ち合わせをしているので、私は北に向かった。

 3.南から敵に追われているため、私は仲間の待つ北へと向かった。

 4.待ち合わせの時間にはまだ早かったが、しかし南から敵に追われていたため、私は仲間の待つ北へと向かった。


1は理由なし。これだけだと、御都合だと言われてもしかたありません。
2でポジティブな情報が加えられました。3でそれを後押しする他の選択肢にとってネガティブな情報が加わります。
そして4では、選ぶ選択肢に対するネガティブな情報も加えられました。
しかし、予め取り上げることで、最終的な決断に”あえて”という属性がつき選択の強固さが増すのです。

こうやって動機付けに説得力を持たせることができます。
さらに言葉を加えれば頭のよいキャラの格上げにもなりますし、逆に言葉を減らせば短絡的という印象になります。
基本的なことですけど、言葉の持つポジティブとネガテュブという属性を意識すると、かなり意識的に組み立てられますよ。


では、同じ状況で南に向かわせましょう……。

 1.私は南に向かった。

 2.追ってくる敵に対処するため、私は南に向かった。

 3.北で待つ仲間に迷惑をかけないためにも、私は追ってくる敵がいる南へと向かった。

 4.単独で挑むのは危険が伴うが、仲間に迷惑をかけないためにも、私は追ってくる敵がいる南へと向かった。


はい、南に向かいました。
キャラクターの考え方や与えられた情況にもよりますが、情報の取捨選択と並べる順番で結論はどうとでもなります。
やり方としては、まず考えられる選択肢を洗い出し、それぞれに対するネガポジの情報を書き出す。
でもって、『選択に対する弱い否定』→『他の選択に対する強い否定』→『選択に対する肯定』って並べれば完成。

私、頭のいいキャラ好きですよ。だって、頭のいいキャラはたくさん選択肢と情報を出せるんですものw
数があれば結論の向かう先は自由自在ですからね。らくちん、らくちん♪



まとめ――1回否定しよう。

アニロワを振り返ろう その12

2009-01-05 | パロロワ
色々あったとはいえ、一ヶ月も忘れていたとは……。
ともかくとして続きです。


Macabre in muddled rabbithutch

情報交換した、情報交換した……って、易々と1行で済ませるんじゃなーい!
と思ったかはさておき、情報交換した……を1話にしようと書いたお話です。

 ○○で1話……例えば食事であったり、休憩であったり、その拠点の確保であったり、
 つなぎでお話作るには丁度よい感じでありますよ。
 まぁ、○○にはバトルや考察なんて文字も入るので、つなぎ以外にも万能なのですが……w

 ともかくとして、こういう補助的なエピソードはそのキャラや状態に深みを与えるエッセンスとしては中々有効なのです。
 食事のとりかた一つにしても詳しく書けば個性もでますしね。
 な・に・よ・り! 食事とかなんとか読んでいる方の日常に近い部分を書くってのは色々と効果がでかいのです。
 スケールでかすぎたりとかするとどーにも現実感に乏しい……けど、その逆を書けば現実感でる、という方法なのです。

 こればっかじゃ牛歩になるんで普段はきりきり飛ばしつつも、息切れしそうなところでちょっといれるとよいと思いますよ。


加えて、丁度丸一日が過ぎたということで
作中の人物にも、読んでる人にもおさらいしてもらおうって意味もあったりします。

 ロワの中ってかなりイベント密度が高いわけですが……まぁ、これ自体は様々な要因がある故に言及しませんが、
 結果として作中ではついさっきだったことをコロっと忘れている、なんてことがままあるわけです。
 読んでいる方からしても、現実の時間では数ヶ月前だったりする場合もあるので忘れていることがままある。

 なので、おさらいですよ。いわゆる回想。
 普段はそのキャラのメインエピになりそーなところをね、ちょくちょく再認識させるぐらいでよいですが、
 まぁ丸一日生き延びたんだったら、そろそろまるっと振り返る頃合ですよ。
 量は必要ありません。重要なのは、引き上げるエピソードの選択です。
 そのキャラクターの中での重要度の順位づけ、みたいな側面もありますので……て、いいやいいや。
 慎重になる必要なし! それよかみんなもっと回想させろ! 以上w


更には、ここらのパートは突発的なイベントが多発していて
勢い任せに色々スルーしちゃうんじゃない? って懸念もあったので、落ち着いた繋ぎを一つ。

 新しい展開を被せるってのが続くと、上で書いたような物忘れが起こり易くなるしね、そういう時は深呼吸です。
 情報整理ってのは、キャラにも書き手にも易しいんですよ?w


でもって、こっちの一般人組みが安易に超人組へと合流しないような、そんな釘刺し。

 むこうはむこうで慌しいですし、変に合流して空気キャラ作るよりかは……っていうことですね。
 で、その理由付けにロックさんの名推理なのですが、こういう大体あってる……けど間違ってるってのは好きw

 アニ2の明智さんとこもそうだけど、いかに自然に間違わせるかというのが、実に頭を使えて楽しいw
 書き手視点だと全部正解がわかっているわけですからね。
 それに引きづられないよう気を使いながら、キャラ視点で推理する……うん、楽しい楽しいw


ちなみに、タイトルに別の意味が隠されている作品でもあります。

 ”M”acabre ”i”n ”mu”ddled ”ra”bbithutch
 単語の頭をそれぞれ取って……Mimura=三村→原作のサードマン。
 つまりは知恵者、しかし失敗という意味ですw
 この段階では、ここにいるキャラ達は大崩壊させるつもりだったということでもありますけどw



まとめ――深呼吸大事。時には状況を整理しましょう☆

アニロワを振り返ろう その11

2008-12-05 | パロロワ
うい、今日のは手短に……と。


Keep the tune delectable

投下15作目にして、初レヴィさんですよ。(でもって、ゲイナー君も初書き)

内容は……まぁ、前回とは真逆の簡潔な繋ぎ。
ちょっと流され気味だったレヴィさんのスタンスを方向をそのままに明確にし、
ついでにイベント発生源となる銃声を一発仕込みました。
そのまま映画館に向かっても人とは接触できましたが、
ちょっと周りでマーダーがあぶれていましたので、そのリアクションを期待して、ですw

うーん、レヴィさんを書くのは楽しいw
というかブララグの持つB級ハリウッドドンパチ映画風味がなんともしっくりくる感じ。
……そういえば、そういう映画を最近は見てないなぁ。
読み手さんからの評価をも合わせてみるに、ルパンやブララグ……と、こういうのが私の性にあってるっぽいですw

で、小ネタ。
タイトルの英語は、まぁ意訳すると”楽しくあれ”みたいな感じなのですけど、
途中に……Keep the 【tune dele】ctable……ツンデレと読める部分を仕込んでいますw
レヴィさんが所謂ツンデレなのかは、さてはた謎なのですが……w


まとめ――ブララグは色んな意味でいいなぁ☆

アニロワを振り返ろう その9

2008-11-20 | パロロワ
寒い……寒すぎる……笑えるぐらいにw
まぁ、寒いのは嫌いじゃないんだけどさ。指がかじかむのだけはちょっと困るよね。
さて『アニロワを振り返ろう』も9回目。そろそろ折り返し地点ってところかなー?



背中で泣いてる男の美学

地味ですけど、とてもいい評価を貰えている一作です。
野ざらしになっていたルパンの遺体を次元大介が見つけて埋葬する……ロワの中ではよくある話ですが、
自分で言うのもあれですがよい感じに書けたかと。

数少ない、書いた自分でも泣けた話ですね、これはw

タイトルはこれの一つ前の話から歌詞を進めてそのままに。でもって内容もそういうものになっています。
一つ前の話で雰囲気が……と言いましたが、これは拙い部分はあるにせよいい雰囲気出せているとそう思います。

で、埋葬。
よくあると書きましたが、実際によくありますよねー、何故か、不思議と……。
リアルに考えると、かかる手間もかなりのおのですし、何より死体に接するのってかなり堪えるものがあると思います。
知人や想い人の亡骸だと言っても、埋めてしまうことが最上なのか……そこに疑問も生まれるでしょう。
元の世界まで持ち帰って埋葬したいと思ったり、生き返らせるのが目的ならばどこかに安置しておきたいとか。
死体に対するリアクションも多々あっていいんじゃあないかなーと、思ったり思わなかったり……。

それでもその場での埋葬が定番となっているのは、キャラよりも書き手読み手の心情的な部分が大きいんだろうなぁと考えます。
遺体をそのままにスルーした時に、『埋葬してほしかった』とレスされるのを見たのも一度や二度ではないですし、
私としても心情的にこの死んだキャラクターになんらかの決着――埋葬的なことをしてあげたいと思うこともあります。
↑のルパン埋葬もそういう部分がありますし、他にも何回かないでもないですw



正義×正義

また不二子です……w
でもってタイトル通りに正義と正義……劉鳳とぶりぶりざえもんがコンビを組むと、そんな話。

まずは薬局のシーンにて食事。
食事……睡眠と並んでロワ内では忘れられがちな要素ですよね。
話の中心に据えるのはやや難しい要素かもですけど、まぁ気付いたら食事をとらせてあげましょう。

そして真紅の亡骸を発見……埋葬というほどではないですけど、綺麗にはさせてもらいました。
ここに来たのは勿論、ローザミスティカを水銀燈よりも早く横取りするためw
直接的な効果は薄かったけど、最後までを考えるとそれなりによい選択だったと思う。

で、豚ですよ。ぶりぶりざえもんw
歩くコブタ……うーん、想像するとシュールだ。勿論、不二子と劉鳳から見ても、ですw
この段階ではかなり迷える羊だった劉鳳。そして、何故か救いの真髄を得て覚醒していたぶりぶりざえもん。
後の劉鳳の覚醒を促したいなーということで合流させてみましたw
スクライドの劉鳳と、クレヨンしんちゃんのぶりぶりざえもんが同じ正義の使者として手を組む。
うーん、これがクロスオーバーとロワの妙か?w

不二子は組し易い相手のいる病院へ単独で~。がんばれ不二子ー!



まとめ――埋葬とは、どちらかというとキャラからキャラではなく、書き手からキャラに行うものなのかもね。

アニロワを振り返ろう その8

2008-11-16 | パロロワ
さて、テンポよく進めていこうかな。


峰不二子の消失

もうなんか完全に空気っていうか、取り残されていた不二子ちゃんをなんとか話に加えてやろうと
まぁ、そんな風に思って書いた作品です……w

この作品は完全にタイトル先行でした。
先に憂鬱とつけたら……
これは涼宮ハルヒシリーズのタイトルなのですが、その後もみんな続けてくれて
……で、今回は”消失”の番となった訳です。

で、彼女を消失させることに成功。他の参加者に積極的に接触する動機も生まれたしで……いい感じだったかな。

ちなみに、私はいつもタイトルを一番最初に決め手から本文に着手するタイプです。
タイトル=その話のテーマ……と決めておけば、作中でお話がブレることをある程度抑制できますから。
このシーンはテーマにそぐわないから軽く扱って、逆にここは書き足そう……とか、
テーマにとって重要なシーンを構成においても重要なシーンにもってこよう……とか、色々。
徒然と書き進めるといまいちピントがボヤけた話になるやもー……ですし、
なによりテーマというきっちりした柱があれば、みんなそこに寄せて書けばいいんですから楽ってものです。
うん……多分、そうだと思うw



黒禍

超短い作品。でも、反響は大きかったw

対主催集まるホテルに、グリフィスに精神を壊されたルイズが向かってさぁどうなる?って場面だったのですが、
いやしかし、ルイズ1人じゃ足りないだろう……と。
なのは達もクーガー&セラスも帰ってくるしねー、ルイズ+グラーフアイゼンではちょーっと荷が重い。

な・の・で・☆
アーカードをそこにご招待~♪
闘争の気配にアーカードも、スレのみんなも大興奮だ!w

タイトルの元ネタは勿論、ヘルシング原作でのアンデルセン神父の台詞より、ですw
「黒渦が来るぞ 黒渦が来るぞ!!  こいつは素敵だ 全部台無しだ!!」



薄暗い劇場の中で

トグサ君とそのご一行の話。なんかゆったりした雰囲気です。

映画館……好きですね、その雰囲気。
ここで書いたスクリーンが一つしかないような小さな名画座風なのも、
広いロビーにスクリーンがいくつもあるようなシネマコンプレックスも好きです。
なんか独特の雰囲気ありますよねー、ゆっくり考察するなら映画館が一番だと思うw

けど、読み返すと……うーん、この頃の私はまだまだ未熟ですw
雰囲気を出すには至ってないかな……うーん、精進あるのみ。

雰囲気……雰囲気……ただくどく書けばいいてものじゃあないんですよね。
読んでる人の心の琴線に触れる、短くともイメージの広がるワードを書くことができればいい訳で、
がしかしそれが早々うまく絞れないから……やっぱ数うちゃ当たるになっちゃうのかな?w

えーと、ロワとしてのメタな狙いは、
支給品以外……つまりは現地調達アイテムからヒント出してもOK?のテストです。
もっともこの段階ではヒントかどうかもわからないんで、ほんとゆるいテストって感じですね。



まとめ――テーマと雰囲気……つまりは作品のカラーをうまく決められるかってことなのだよねぇ……。

アニロワを振り返ろう その7

2008-11-13 | パロロワ
スパロボZが止まってるなぁ……うーんw


正義の味方Ⅱ


自分の中ではかなりお気に入りな作品の一つ。

私の好みや得意分野はハードボイルドなんだなーと認識する今日この頃。
ハードボイルドってイメージがある割りに定義がかなり曖昧な感じなんですけれども、
私の中では”信念・頑固・馬鹿”と、ここらへんがキーワードになってますね。

で、この話はハードボイルドでお馬鹿さんな男2人と少女1人のお話です。

形としてはお馬鹿の1人アーチャーから見た、吸血鬼攻略指南。
もう何度目だったか忘れましたが、ある視点から見た解説というクロスオーバー話です。
今回は、型月やオカルトの視点から見た吸血鬼の在り様。

戦力差は絶望的――でも、引かないし、引くことを自分に許しはしない。ハードボイルドだから?w

んで、また好みの話なんですけど、
私はもう覚悟決まった者同士に戦闘の描写はいらないんじゃないーとか思っちゃう人です。
なので、ここの吸血鬼vs弓兵も覚悟完了後はもう……討ちかかった>やられた……で、終わりでしたw

馬鹿な選択でも男が決めたんだ。その後のことはもう全部蛇足なんだよー よー よー……。

……んでも、けっこう物足りない人は多かったみたいw まぁ、わかるけどねw
あれやこれやでけっこう物言いがつきましたよーw いやはや大変だったわーw
前の話が意図的だったとは言え、話が覆ったからね~。それをもう一度期待した人がいたのやも。
まぁ、意図がない限りは話をひっくり返すような真似はしません。
ごねればそうなる……なんて覚えられちゃあ困りますからw

しかし、書いた後で気付いたけれど……長門、アーチャー、アーカード……すごい組み合わせw
各作品の最人気キャラですからねー、どこをどうしてもどうこう言われていたことに違いはなかったでしょうw


まとめ――私はハードボイルドが好きらしい☆

アニロワを振り返ろう その6

2008-11-12 | パロロワ
今日は満月……なのかな?
夜空にまんまるお月様がずいぶんと綺麗に見えましたよ。


白雪姫

タイトルは涼宮ハルヒの憂鬱、最後のキーワードである白雪姫より。
でもって、朝倉涼子の最後の状態もそれにかけたものへと、です。

作品内での狙いは、クロスオーバーとキャラの移動と遊園地バトル。

解説役となれるキャラから見たあれこれのこれそれな解釈……まぁ、バトーさんとこと同じですね。
今回はヒューマノイドインターフェイスから見たアルター能力の解釈です。

次にキャラ配置。
いつまで経っても遊園地から出られない劉鳳をいい加減出してあげようってのが一つ。
南より因縁のあるルイズが迫っている朝倉は逆に足止め、とね。

で、遊園地という特殊なシチュエーションを活かしたバトルー!
……なんだけど、できてるかというと自信ないか、なw いつか、リベンジしようw



まぁ、収録されている作品に関しては以上ですけれども、実はこの前に1作没になっていますw

再起動

同じ遊園地内のバトルではありますが、朝倉涼子側の能力を解釈により拡大。
結果、劉鳳が朝倉に敗れ殺害されてしまうという結果に。

んで、朝倉の能力に関してスレで議論が発生したんですが……ニヤリ、計画通り☆

書き手を尊重する、余計な口出しはしないというのは悪くないですが、
その結果、真っ当な意見すらも排斥される状況には強くノゥ!と言いたいです。
思うところを抱えたままのマンセーなんてストレスでしょうし、
なぁなぁで書き手のハードルを無闇に下げると、それはそれでモチベーションにも関わりますからね。
この頃のアニロワはまさにそんな感じで、
毒吐きが別にできたせいか意見すらも許されない雰囲気で……なので、あえての問題作の投下です。

受け答えする書き手の私が本スレに陣取れば、いやでも議論は本スレでですしねw
もっとも毒吐きは書き手が見ていないという建前があるので、どちらにしろそうなるのですが。

当時、議論に参加してた人には悪いけど議論はわざと長引かせてもらっていました。ゴメンネ-☆
でもこれで作品内に矛盾があればきっちり議論なり指摘できるようになった、と……いいことです♪
議論後は白雪姫を投下して、おしまし、と。


まとめ――んー、今読み直すと「再起動」もけっこう悪くないなーとか思ったりw

アニロワを振り返ろう その5

2008-11-11 | パロロワ
寒くなってきたし、みんな風邪には気をつけようねー。



仕事

ビルの屋上に上がって周りを見渡していたら、思ったよりもロワがロワしててびびるトグサくんの話ですw

何気に書き手としては初の放送直後話だったり……今、気付きましたがw
死者の数は19人……私も貢献したけど、それにしても多いなぁw

作品とは関係ないけど、個人的に考える死者の数は6時間毎に生存者数の2割が理想だと思っています。
【100%】>【80%】>【64%】>【51%】>【41%】>【33%】>【24%】>【19%】……
と、2日目終了段階で残り2割。3日目終了段階で5分って感じになりますね。
けど、最近は2日で終わるのが定番化?してるみたいだし、もうちょっと脱落の割合は大きくていいのかな?

個人的な好みで言うと最低3日はロワしたいんだけどね……w
ちょっとイベント密度高すぎでしょうよ、2日しかないんじゃあ、ねぇ……?w
1時間帯に1イベントというイメージと、一期一会だけにイベントを我慢できない性分……ここらへんが原因だと思いますが、
……と脱線w トグサくんの話に戻ろうw

えーと、お話の要素としては”別視点”ってやつですね。ロワの中では誤解や誤認の為に度々使われるという。
んで、例に漏れずトグサくんも誤認しちゃいますw
ついさっきまでいて、戻る予定だったホテルの屋上から落っこちたセラスを見て死んだと誤認。
すぐに戻る予定を意味が薄いとキャンセルしたまたま通りがかった車を追うことに……と、そんな風に。

姉ロワで桜を投下した時にも書きましたが、別視点ってのは物事を立体的に表せるってのがいいですよね。
別角度からの新解釈、新発見を付け加えられますし、実は――だったみたいなサプライズもありえますし。
リレー故に狙える機会というのは限られますが、中々に面白い要素です♪

また脱線するんだけど、別視点に的確なパートがありますよw それは……OP。
基本的に全員が参加してる上、書き足せる部分の多いとこですし、考察情報とか色々と後付するのはいいかもです。

戻って……トグサくんをホテルから遠ざけたのは、安易な安全を確保させないって意味合いなんですけど、
裏を返せば死亡フラグ回避ですw 実際、ホテルに戻ったら死んでたろうしねw
え? 贔屓……? 好きなキャラを贔屓して何が悪い! 生還させちゃったよー!www


まとめ――別視点、別の話に新しい要素を差し挟む行為……うん、楽しいよ☆

姉ロワに投稿したよ☆

2008-11-09 | パロロワ
寒すぎ……風邪引いたかもw

今日は、アニロワを振り返るを一回お休みして投下後記を。
お姉さまのブログで進められている姉ロワに一作投下させてもらいました。




基本コンセプトは、略されているところを書く――です。

略されているってのは、姉ロワの中でのことでもあり、パロロワの中でもあること。
ロワのお約束ってんでパーっと描写もなくすっとばされている部分のことです。

例えば支給品確認とかね。
武器とかアイテムとかじゃなく、そもそもそれが納められている鞄のことや基本支給品やら。
まぁ、他にも色々あります。たくさーんあります。たっくさんねー。

略するのは悪くない。
一人一人全員分の話にこれがあったんじゃ話が間延びすることこの上なしだし。
けどね!
ロワ全体を一つの作品とした時、どこにもそれがない……んじゃあ、おかしいんです。物語が成り立たないんです。
略するってのは、先に書いたシーンがあることが前提なんです。
どこにも書かれてないのに略されているってのは略じゃないんです。
そういうのは、ただの脳内設定って言うんです!

自ロワを書いてるみなさん……気をつけようねー、読んでる人はあなたの脳内までは覗けないから。

まぁ、自ロワに限らないしロワにすら限らないのですが……説明をどれだけいれるかってのは難しいですよね。
よく問題になる(?)のが、2次創作におけるキャラクターの設定の説明とか。
知っていること前提――つまりは原作を前作とし、合わせて物語は成立していると見るか、
はたまた初出とし、2次創作の物語の中で物語が成立するようきっちりと一から説明するのか……。

上に挙げた基本支給品なんかの描写に関しては、
バトロワの二次創作だから、もしくはパロロワの3次創作だから略されているとも言えますね。

一つの回答としては、ロワという物語に関わりある……または絡めて面白い設定だけを説明するというのがあります。
……などと言っても、やはりその按配が難しいのですがw
キャラクターの容姿。一言で言い表せるような主だった特徴。社会的な立場。他の参加者との関係性。
サバイバルや戦闘などバトルロワイアルを生き抜くにあたって有利な情報、不利な情報……etc.etc.

ま、まぁ……2次創作永遠の課題の一つってことでみなさん精進しましょうw 私もしますw

ちなみに私は、ロワ内のみで物語が成立することを望むタイプです。
できるならば、1キャラ追ってその中で成立していれば、突き詰めれば一話の中でもお話が成立していることを望んじゃう。


と、前置きが長くなりましたが……作品そのものにも触れていきましょう。

静留さんの登場話。桜の中からそれは始まります。
月光に照らされた薄紫色の世界……このビジュアルが作品のイメージコンセプトで、静留さーん♪でもあります。

主だった内容は……OPの振り返りと基本設定の確認。静留さんの説明。ランダム支給品の説明と活用……ですね。

まずは、OPの振り返りと基本設定の確認ですが、これは上に書いた略されている部分を書くに該当します。
冷静な人間(静留さん)を用意することで、視点を少し変えてOPの中で私が足りないと思った部分の補完をさせていただきました。
ルールを箇条書きにしたのもそれに当たります。正直、OPだけでルールを理解するのは難だと感じましたのでw
後は基本支給品に関する描写と所感やら、復活に対する懐疑やらなんやら……。

読者に対する説明として、冷静なキャラによる冷静な状況の説明ってのは物語の中に必要だと思います。
特にロワなどパニックものとなると、まずは素の状態。基点を示しときませんとね。

で、静留さんとその周囲の関係や設定の説明……登場話の本分でありますね。
つらつらと書き連ねることはできるんですけど、やはりそれだと……なので、とりあえずは最低限をピンポイントに。
外せないのはなつきという想い人がいること、それとエレメントとチャイルド――能力のこと。
その深さや強さについては先に送るとして、そういうものがあるという紹介だけはきっちりとーです。

キャラ紹介。大体……3話ぐらい、最初の放送に対するリアクションのあたりで終わってるのが理想かな。

最後にランダム支給品。
一つは大薙刀。
静留さんはエレメントって自前の武器があるんだけど、それを隠し手にするためにもなんか欲しいかなーと。
また、一つぐらいは武器入ってないと……と考えたところで何がいいかなーと思考したとこでのセレクトです。
銃器はイメージでないし、何よりなつきのイメージですからね。ということで、大薙刀。
まぁ、アニメ版静留のエレメントが大薙刀なのでイメージは当てはまるかとw 格好いいしね♪

もう一つはこよりの折り紙。
これは最初にメッセージを方々に残すという案があって……、
支給品候補で数を用意できるものはないかということでこれをセレクトしました(というか、お姉さまに見繕ってもらいましたw)
まぁ、これも静留さんの持つ和(京都)のイメージにぴったりかなーと♪

「いつもの場所で 静留より」 ってのは、なつきにしか解りえないよいメッセージだと思うのだけど……
でも、ちゃんとなつきが解ってくれるのかやや不安だったりもしたりw


……と、こんな感じかな?
説明に関してはこの話だけではフォローしきれてない部分もある……ので、これと対になる話を書く……かも?w
群像劇のいいとこは視点を飛ばしてたくさん使えるところ。適材適所ですよ……ふふふ。

アニロワを振り返ろう その3

2008-11-08 | パロロワ
うわ、急に寒くなってきましたね……外套がいる頃合でしょうか。
それはともかくとして、第3話目です。



神父 アレクサンド・アンデルセン

当時の製作メモにもありますが、特にロワへの影響を意識した作品の一つです。

原則として人が死なないと話が進まないのバトルロワイアル。
また人が死ぬからこそバトルロワイアル。
その狭間に生まれるものを見るのか、残されたものにか、失われたものにか様々ですが、まぁそれがBRでしょう。

んで、まぁ人死にが出ないと企画が進まないってのは真実なのでね、”殺し渋り”の空気ができるのは避けたい。
なので一種のお手本。前例としての一話4人殺しです。
複数に限らずキャラを殺すというのは色んな意味で難しいもの、それの一つの形を示せればよいかな、と。
加えて、BRという企画の問答無用さ、BRという物語の非情さもロワ内外に示せればよいな、と。

もう一つは、シチュエーションによれば弱者でも強者と戦えることの示唆です。
どうにも仕方ないことですが、カタログスペックだけでキャラの強弱が語られることが多いですし、
そこらへん書き手次第でどうにでもなるよーと、そんなのを示せればと思いました。
勿論、そうすれば話が面白くなるだろうことも見越した上でw

この時の狙い、書くに当たって最初に思いついたのは――スネ夫vsアンデルセン。
これを成立させたいと、これが成立しうるなら、モビルスーツの性能差が(ryとなると、ねーw

互いの得物は、空気砲とひらりマント。悪くないです。
ですが、アンデルセンは素のスペックが高い。ならどうするか? そこで、動線を絞れる直線の長い廊下です。
さすがにマントだけでは足りないので、銭型警部とのび太にサポートしてもらいこれで勝負が成立。

結果としてはスネ夫達は惨敗に終わるのですが、まぁ戦う図を書けただけで十分w


さて、ロワとしての目的はこれだけでなく後に続くもの――いわゆるフラグですね、それもあります。

まずはのび太。
この時は、主催との因縁もありロワの主人公となると目されていた彼。
後の活躍の保証――強固な生存フラグがあるならば、一度どん底まで落とすのがいいだろうとそうしました。
上がる位置が決まっているのならば、底を下げるほど高低差が出るという寸法です。

スネ夫はのび太再燃の為のブースターであり、互いの対比しあえる存在というポジションに。
両者共に保護してくれた大人を失い、それぞれに生き延びろという約束をもらっています。
今この時、のび太は自失しスネ夫は約束を支えに踏み留まった。
この後、のび太がスネ夫にならい彼もまた立ち上がると……まぁ、そういう流れを期待しての位置取りです。

しかし結果としては、スネ夫は早々に消し炭。
のび太はスネ夫から何も受け取ることなく、ただ塞ぎこんだまま結末を迎えるという無情なものになりましたがw
ちょーっと、落としすぎちゃったかなー……なんて、ハハハ……w

んで、首コキャカワイソスで亡くなったはやてが残した闇の書。
これはもうあからさまな転移狙いで……、私個人としてはルイズに送ろうと狙っていましたw 実現はしませんでしたが。
当時、はやてが死んだらヴォルケンリッターどうなるの? という疑問がスレを賑わしてましたが、個人的にはちょっとびっくり。
私としては普通にロワの都合として残存すると考えていましたから……w


後は……登場したキャラそれぞれに所感を少しずつ。

タイトルともなっているアンデルセン神父。
私としてはやっぱり野沢那智の方がCVはしっくりくる……なんてのはロワに関係ありませんが、神父さん怒ってましたねw
まぁ、女子供と一緒に集められて胡散臭いのに殺し合いをしろーなんて言われたら、彼は怒ると思ったのですよ。

何故か名前を間違われてしまうキートンさん。
かなり格好よく逝けたと、そう思うんですが……何故かアニロワのネタキャラと定着してしまった彼。なんでだろう?w
と、忘れていましたが彼の死には全滅作品を早々に出すって狙いもありました。
目的が先にあるってのはやや申し訳なく思わないでもないんですが……ご冥福を祈ります、ナムナム。

のび太とスネ夫。
もう語ってるの短く。スネ夫がのび太の手を引いて走る姿ってなんかいい感じじゃありません? ないですか?w

タフガイな銭型警部。
シチュエーションもありますが、アンデルセンに一本背負い決めてぶったおしたとっつぁんはすごい!
死に際はルパンへの遺言。決して届きませんが、それでもそうしてくれるだろうという厚い信頼あってのものです。
うーん、ルパン勢のハードボイルドな友情。もっと書きたかったー!w

リリカルカワイソスなはやてちゃん。
なんでこの子は関西弁なのに一人称が私なのか……は置いといて、まぁ無情に亡くなってもらいました。
実はマイクロ補聴器と機転の利く頭脳で迫り来るアンデルセンから逃げおおせるルートを導き出す……というシーンが
プロットにはあったのですが、ごめんなさい、時間の都合でカットです。 ……うーむ、これもカワイソスかw

ターミネーターメイド、ロベルタさん。
冷徹非情に漁夫の利を掻っ攫っていくメイドさん。
強いイメージはありますし、実際の強さもかなりのものですがやはり普通の人間であることは変わりないので、
ゲリラ戦してた過去を活かし、こういうマーダーとして活躍するのが望ましいなーと、そんな感じ。
書き始めた段階では考えていなかったんですけど、気付いたらアンデルセンとの共通点がかなりあって……結果、対戦させることに。
「参る」「いつでも」 ――このやりとりだけですんでしまう。そんなハードなやつらが私は大好きですw


実は、この話の段階でキートンさん、はやてちゃん、ロベルタさんを把握した私。予約期間のほとんどはツベに使ったかも。
あ、そういえばロワの事実がリセットされるという前提でのエピローグ案に、
キートンさんが事務所で備品パクってポケットに手をつっ込んだら、そこに見知らぬガムの包み紙が、なんてのがありましたw



まとめ――まぁ、企画を進めようと色々考えてる部分はあります。

アニロワを振り返ろう その2

2008-11-07 | パロロワ
うい、では投下2作目ですね。1作目とはちょっと趣旨の違うお話。



不思議の国のバトー

クロスオーバー企画ならしなきゃならないでしょう! ということでクロスオーバー系の話です。

今回の場合は、バトー……攻殻機動隊の世界観から見た朝比奈みくるやドラえもん。
うん、私はこういうの好きですねー、○○を××で解釈するっての。
SFやら嘘薀蓄やらでこれこれはこれこれにおけるこれこれに相当するやらなんやらと、
一種の辻褄あわせとも言うんでしょうか。パズル的かつ創作性もありで、ゴーストがうずうずしますよw


バトルロワイアルは”疑似体験”か”仮想ゲーム”か、それとも”夢”か?
 偽造される記憶。仮想と現実の境界が限りなく曖昧な世界より来たバトーさん。
 夢かと疑うのはベタですが、彼の場合はそこの疑似体験や仮想ゲームなんて言葉も交じりますね。

首輪
 登場一話目にして首輪の構造に触れています。
 でも、これは解除フラグじゃあ全然ないです。真実はその逆。
 とりあえずバトーさんじゃあ、これこれこういう理由で手が出ませんでしたよというハードル上げ。
 簡単に外せても面白くないですしね、私はよくこれ(ハードル上げ)をしますw

カラシニコフ
 超ベタなアサルトライフルが支給品。似合うw
 バトーさんから見れば旧世紀の遺物でもあり、貧乏人の銃でもあり、ジェネレーションギャップが書けるのです。

毒入り煙草とチョコビ
 毒入り煙草は毒アイテムとしてロワの中に。毒殺や毒による誤殺、好きなんですw
 ちなみに、これ本当は次元大介に支給する予定でした。煙草吸いたいけど毒入りというジレンマ話として。
 チョコビを爆弾じゃないかと疑い馬鹿な真似をするのは原作漫画に通じるネタ……のつもりw
 漫画ではバトーさんってギャグ要員でもあるんですよねーw

朝比奈みくる
 メイド服姿のロリ顔巨乳――いわゆる萌えキャラ。
 バトーさんからみたら、愛玩用のロボットか娯楽用のキャラクターに見えても仕方ない(というか実際にはそうですし)。
 で、未来人。食い違う過去。そこから推測できるのは平行世界の概念? より曖昧になる現実……と。
 どこからが嘘でどこまでが本当なのか、目の前に見えているものを信用していいのか、記憶は本物なのか。
 ここらへんは、攻殻機動隊のテーマでもありますよね。最初にも書きましたが、疑えばきりの無い世界ですし。

石ころ帽子
 クロースオーバー! 石ころ帽子ってバトーさん的にどうですか?
 原理は不明だけど、光学迷彩ではなく心理迷彩っぽいなーと、そんな結論。
 そしてこのハイテクノロジーからOPでのドラえもんとギガゾンビのやりとりに続き、主催への手がかりへとです。
 いざ目的地は市街中央のホテルへと~。


ロワ的に意味のある要素としては、上にあげた「首輪解除のハードル上げ」「毒アイテム投入」。
付け加えて、「強キャラに弱キャラを宛がう」「MAP中央へとキャラを進ませる」。


実現しなかった案としては、以下のようなものも。

「バトー&ドラえもん」
 ゲームセンターの中でヌイグルミになりすましてバトーをやり過ごそうとしたドラえもんだけど、
 バトーさんの目からは熱反応でばればれですw
 その後は、みくると同じようなやりとりして~……という感じ。

「みくる&ドラえもん」
 未来キャラ二人によるボケのボケ倒し……?
 でも、何気に二人とも冷静になると頭まわるんですよね。遭遇はどたばた、後は冷静な考察と。

「長門&朝倉&ドラえもん」
 自称未来のロボットを二人のヒューマノイドインターフェイスが検証。
 お約束としてタヌキ扱いでドラえもんは怒りますが、それはともかく長門と朝倉は普通に協力させるつもりでした。


暴露?話
実はこの段階ではTVアニメ版の攻殻機動隊は数話しか見てなかったり……w
原作と映画(ついでにゲームも)は全部見てたけど、攻殻って媒体ごとに性格が変わるからね、ちょい匙加減が難しかったw
みくるもちょっと馬鹿に書きすぎたかも……w
原作アニメともに全て見ていたけど、ちょっとアニメのごっとぅーざ様のアホ声が脳に残りすぎていたかも知れないw


まとめ――SFキャラ同士でクロスオーバー最高☆

アニロワを振り返ろう その1

2008-11-06 | パロロワ
さて、では現在の視点から過去を再評価してみましょうか……、はたしてどうなることやら?


【子供と大人】

ふむ、当時のメモに残してあるとおり”ロワらしいことを書く”のが目的でした。
この場合のロワらしいというのは、原作バトロワらしい――一般人の極限状態におけるリアクションのことです。

アニメや漫画、ゲームなんかを題材にキャラを集めるとどうしてもここらへんが難しいですよねぇ。
で、アニロワも参加者が一通り決まってみれば、中々にこれが書ける人材は少ないw

書く目的としては自分の場合、単純に原作が好きだからパロロワに入ってきたということもあるのですが、
やはりロワには恐怖やネガティブな空気が必要だろうと思うところあってですね。
あっさりした死亡話もそうですけど、できうる限り最初のうちにロワの空気ってのを作中/作外に吹き込んでおきたいと、
まぁそんな訳で私は序盤はロワロワ派な書き手ですw


構成としては、
[恐怖する少年]>[頼れる人物の登場]>[アクシデントと和解]>[情報交換と行動指針の決定及び支給品の確認]
……と、ふむ。超ベタな登場話だw

孤独な状況
みせしめのフラッシュバックと事実の確認
支給品の確認
初めて持つ拳銃、殺し合いであることを実感
自身に対する自信の無さ、恐怖と心細さ
拳銃を頼りに、湧き上がる攻撃性
消沈する心、現実の再確認、自己嫌悪、不安と逃避
遭遇、反射的な攻撃、誤射、後悔、謝罪と受け入れる相手
保護という言葉、頼れる人間、肩書きを持った人間の登場
殺し合いの否定、友達、自身への理解による安心感
未確定の希望、脱出への保障
身を委ねる、凶器による後悔とそれを遠ざけたい気持ち、察して受け止める度量
唐突に現れる見知った物、特異な物、浮き立つ気持ちが地につき安心を得、余裕が生まれる

キーワードはこんなところか、ふむ改めて見てみるときっちりしてるな……当時の自分GJ!w

恐怖する人間とそうでない人間の対比、恐怖する人間の心理の変化、信頼と安心と……
うむ、ベッタベタですけどいいですね。
最近は奇をてらうことを考えがちだし、この期に初心を取り戻そう。


まとめ――やっぱり私はロワっぽい話が好きだ☆