フジテレビ系（FNN） (2015)11月23日(月)17時41分配信
「鳴き声がうるさい」と、隣の家の飼い犬を金属バッドで殴った42歳の男が、現行犯逮捕された。
ぐったりと横たわり、時折、足がけいれんしている犬。
身体には、タオルがかけられている。この犬は22日、金属バットで殴られた15歳のメス犬。
器物損壊の現行犯で逮捕された、栃木・宇都宮市のパート従業員・厚海健一容疑者(42)は、「鳴き声がうるさい」と、隣の家の庭で、犬小屋につながれていた犬を金属バットで数回殴り、脳挫傷などのけがをさせた。
飼い主は「物音がしたので、旦那が急いで外に出たら、金属バットで殴っているのを目撃したので、すぐ取り押さえました。見た時には、(犬は)頭からも口からも鼻からも血が出ていて、横たわって、かろうじて息だけしている」と話した。（飼い主にとって”いつもの犬の鳴き声”は物音に入らないのだ）
調べに対し、厚海容疑者は、「鳴き声がうるさかったから、頭に来た」と容疑を認めている。
警察は、くわしい経緯を調べている。
前回と言い、今回と言い、犬は間違いなく被害者であろう。でもその事態を招いた責任の多くは飼い主にある。犬の意思疎通は鳴き声によるであろう。犬は要求があれば鳴く。飼い主の面倒見が悪ければ犬からの要求は多くなり、鳴く回数が増える。要はろくろく面倒も見ずに、躾もせずに放置しておけば犬は要求があれば鳴くしかない。要求を伝えるためには泣くしか無い赤ちゃんと同じだ。
犬も時としては用も無いのに吠えてみたくもなる。それが無駄吠え。それらを全てコントロールして、犬が気持ちよく暮らせ、大声で、鳴かせないようにするのが飼い主の責任である。それが出来ないならどんなチビ犬でも飼うな。（脳力はひとまずは、体の大きさ、脳の大きさ比例するらしく、であれば、体の小さい小型犬は、脳も小さいはずで、大型犬に比べて”学習能力が低いそうだ。）ましてや自分がコントロールもせず、大きめの犬を戸外に放し、犬は鳴くものだと、鳴き声を辺り近辺に拡散するなどもっての外。犬を外に出しても吠え声を敷地外に出すな。
「犬が人に食いついてもニュースにならないが、人が犬に食い付けばニュースになる」とか言う話が昔有った様な気がするが今は検索しても出てこない。少なくとも「人が犬を殺せ」ばニュースになる。「くわしい経緯」をぜひ知りたいモノだ。
