<古代オリエント博物館 香りのシルクロード展>に行ってきました。
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古代オリエントとは、古代ローマ人から見た「日の昇るところ」を意味し、現在の中東に興った古代文明をさすそうです。
掲示されていた古代オリエントの略年表(中国・日本の略年入り)を見ると、エジプト・メソポタミア・イラン・小アジアが示されていました。
古代エジプト文明はナイル川流域に栄え、紀元前3000年頃のメネス王の統一から紀元前332年のアレクサンドロス大王の征服まで、30の王朝により続いたそうです。
王(ファラオ)は太陽神ラーの子として、強力な神権政治でエジプトを統治したそうです。
古代メソポタミア文明はティグリス・ユーフラテス川流域に栄えました。
紀元前3500年頃シュメール人により灌漑農業が始まり、銅や青銅器が発明され、楔形文字が発明され、神権政治が行われていたそうです。
紀元前3000年頃になると、商人・職人・戦士など農民以外の職業が生まれ、ウル・ウルク・ラガシュといった都市国家が次々に生まれ、この都市国家の繋がりをウル第一王朝というそうです。
ウル第一王朝が次第に衰退し、紀元前2300年頃アッカド人のアッカド王国が成立したそうです。
その後紀元前1894年から1595年まで、アムル人による古バビロニア王国が10の王朝により続いたそうです。
ハンムラビ王が編纂させたハンムラビ法典は有名です。
小アジア(アナトリア半島)では、紀元前1800世紀頃インド・ヨーロッパ語族のヒッタイトが王国を作りました。
馬と戦車・鉄器を初めて使用し、強力な軍事力で紀元前1595年頃古バビロニア王国を滅亡させたそうです。
現在のイスラエルやレバノンがある地中海東岸は、メソポタミア・エジプト・小アジア(アナトリア半島)など古代オリエントの各地域ををつなぐ交通の要所で、紀元前3000年頃から紀元前1200年頃まで、エジプトと小アジア(アナトリア半島)のヒッタイトがこの地域の支配をめぐって争っていたそうです。
紀元前1200年頃突如現れた「海の民」がこの一帯に侵入し、ヒッタイトは滅亡、エジプトも弱体化し、陸上交易で発展しオリエント世界の国際共通語になりヘブライ文字・アラビア文字・ウイグル文字・モンゴル文字等の母体となったアラム語を使用したアラム人、海上交易で栄えギリシャ文字・ラテン文字へと発展しアルファベットの原型となるフェニキア文字をギリシャ人に伝えたフェニキア人、現在のユダヤ人ヘブライ人が王国を作ったそうです。
紀元前670年アッシリアがオリエントを初めて統一しました。
紀元前612年アッシリアが滅ぶと、リディア・新バビロニア・メディア・エジプトの4つの王国に分裂しました。
紀元前550年アケメネス朝ペルシアがオリエントを再び統一しましたが、ギリシャを侵略するためのペルシャ戦争、アレクサンドロス大王との戦いにより、紀元前330年頃滅亡しました。
アケメネス朝ペルシャの滅亡とともに古代オリエントは終わり、アレクサンドロス大王の東方遠征をきっかけにヘレニズムという新しい時代が始まったのだそうです。
ヘレニズムとは、ギリシャ風の意。
ギリシャ人は自らを、トロイ戦争のきっかけとなった美女ヘレナの子孫・ヘレネスと称していたそうです。
ヘレニズム時代とは、紀元前323年アレクサンドロス大王の死亡から、共和政ローマが東へ進出し紀元前30年プトレマイオス朝エジプトがローマに統合されるまでの約300年間をさすそうです。
ヘレニズム時代が終焉した後もヘレニズム文化が栄え、後にキリスト教文化と融合したビザンティン文化へと繋がっていくそうです。
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エントランスには、古代オリエントの三種文字刻文(レプリカ)がありました。
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楔形文字刻文。
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フェニキア文字刻文。
ギリシア文字・ラテン文字へと発展しアルファベットの原型となったのですねー。
なるほどなるほど。
22字の文字を持つ子音文字で、母音文字はないそうです。
後世の研究者にとって、解読できるけれど発音できない文字ということですね。
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象形文字刻文。
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残念ながら、館内は撮影不可。
実際にその香りを嗅いでみることができるものも多く、また、香りにまつわる展示も面白かったです。
龍涎香(りゅうぜんこう=アンバーグリス)、初めて見、初めて嗅ぎました。
お線香の香仙堂さんのHPによると、「マッコウクジラの好物のイカのくちばしが体内にささり、その部分が結石となって体外に排出された物と言うのが現在の一般的な説。海面に浮遊しているか、海岸に打ちあげられたりして発見されます」とのことです。
中国で「竜の涎沫(よだれ)の固まったもの」の意で竜涎香と呼ばれるようになり、日本へは室町時代に渡来したそうです。
1g1,700円もの価格が付くこともあるそうです。
マッコウクジラ(抹香鯨)とは、この龍涎香が抹香に似た香りがすることから付いた名前だそうです。
麝香(じゃこう=ムスク)も、初めて見、初めて嗅ぎました。
雄のジャコウジカの腹部にある香嚢(ジャコウ腺)から得られる分泌物を乾燥した香料だそうです。
ジャコウジカは現在では絶滅危惧種としてワシントン条約で保護され、商用には合成ムスクが使用されているそうです。
古代オリエント博物館のあるサンシャインシティ文化会館から、サンシャインシティに向かいました。
ポケモンでいっぱいでした。
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ポケモンセンターメガトウキョー。
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ポケモンの謎解きゲーム開催中。
参加無料。
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スイーツ・パラダイスが運営する期間限定のポケモンカフェ。
整理券配布方式でした。
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メニュー。
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お土産のマカロン。
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お土産のシフォンケーキ。
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テイクアウトメニュー。
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なんかね、サンシャインシティで遊ぶみなさんが楽しそうな笑顔いっぱいで良かったです。
外は猛暑でね、疲れた顔の人ばかりですから…。