こうま座通信

終わりのない文章

『新聞記者』

2020-05-11 | Weblog
今更ですが映画『新聞記者』を見ることができました。
松坂桃李さん、私が言うまでもないですが、
よくぞ引き受けてくださった・・・素晴らしいです。
事務所の社長さんも偉いやね・・・

日本でもこういう映画が見られるとは、ありがたい・・・と思うと同時に、
松坂さんが相手役なのに、
主役の女性が、日本人の女優さんで行けなかった、そこは、怖いように思いました。
主役の女性も素晴らしかったとは思いますがそういうこととは別に。
自分としては、少し前に放送されていたドラマ『知らなくていいコト』の
吉高由里子さんだったらなあ、なんて脳内変換して見ていた部分もあったかもしれません。

関係ないけど、以前、グリコ・森永事件を描いた『罪の声』の原作を読んだとき、
勝手に主人公の新聞記者を松坂桃李で脳内変換して読んでしまったせいで、
この映画もなぜか松坂桃李が新聞記者だと思い込んで見始めてしまい、
冒頭5分くらい勝手に違和感を感じていました。

内容は何よりとっても怖かった。
長い長いウォーキング・デッドよりもずっと怖かった。。。

モヤモヤした気持ちでエンドロールを見ていたら、音楽は岩代太郎さんでした。
同じ、岩代さんが担当された、
ポン・ジュノ監督の『殺人の追憶』とどことなくシンクロしました。
(エンディング、河井英里さんの声がとてもとても素敵です・・・)

『殺人の追憶』も実際に起きた猟奇的な連続殺人事件がテーマ・・・
でも、なぜか『新聞記者』の方が怖い。。。

あと、男闘呼組のファンでよかった!と改めて思いました・・・。
高橋和也さん。
男闘呼組解散の悲劇は、SMAP解散と並ぶと私は思うのですが・・・
そういう理不尽さとか経験しているから?
なんとも言えない悲哀が滲んでおりました。
(ジャニーズ回顧番組なんかでも男闘呼組はなぜか飛ばされがちでとっても寂しい。
ものすごい人気だったのに・・・)

そして、私は生まれて初めて、3月に週刊文春という雑誌を買ったのですが、
自殺した国家公務員の奥様・・・。
あの方はこの映画を見られたのかな、、、とも思いました。
西田尚美さんも、もともと好きな女優さんですが、ますます好きになりました。

多くの方はコロナ前にこの映画を見ていると思うのですが、
自分のようにコロナの後に見ると、またちょっと違った、
背筋の凍り方を味わえるかもしれません。
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