ロンドンのミュージカル「オペラ座の怪人」。初演から、今年で25周年を迎えたそう。
その記念公演の全貌を撮影し、映画として監修にも力を入れているらしいこの作品。
ただ、映画版のファンなので、舞台を映画館で観るのはどうだろうとか、映画のイメージと違うだろうからどうかな?とかいろいろ思ってなかなか手が出なかった。
でもオペラ座ファンの友人たちが勧めてくれたことや、本当はとっくに終わっているはずなのに人気があるので上映期間が延長になったこともあり、ついに観にいくことに決めた。
たとえばハリーポッターなら映画を見てから原作を読むような感じかな?
はじめに舞台ありきのこの物語だけど、つい映画との比較をしながら観ることになってしまう。
ミュージカルゆえ、全編歌なのだけど映画版を50回ほど観ているだけに、どれもこれもなつかしい曲ばかりだ。
クリスティーヌが歌う「Think Of Me」にはいつも鳥肌がたつ。条件反射的に涙が出てくる。
もう理屈ではない領域にまで達している。
でもファントムへの想いが、ファントムの想いが切なく伝わってくるのは映画の方かな。
舞台と映画ゆえに演出が違うのは当たり前。
それゆえに、観ているうちにその違いを楽しんでいることに気がついた。
鏡の中に導かれ、クリスティーヌがファントムの地下の王国へ降りていく。
「Sing for me!」とクリスティーヌに何度も迫るファントム。
映画だと舟に乗ってクリスティーヌの背後からその言葉を投げるファントムなのだけど、これは舞台版の方が迫力がある。何だかドキドキしてしまった。
クリスティーヌの繊細な演技にも注目。
舞台なのに、近くで見てもこんなふうに繊細な演技をしているんだね。
それがこんなにも新鮮な感動を生んでくれる。
この舞台は不思議な構造。
ステージの後ろ側に宙に浮いたようなオーケストラピットがある。
カメラは舞台や役者に近づいたり離れたりしながら、あたかもロイヤル・アルバート・ホールにいるような錯覚に陥らせてくれる。
スクリーンの中の観客と一緒に、何度も拍手をしそうになった。(してもよかったのにね!)
その臨場感はカメラワークのなせる技。
加えてこの品川プリンスのシアターZEROの一番後ろに座っていたので、さらにホールに自分も座っているような雰囲気が味わえたかも。
IMAX時代ほどじゃないけれど、大画面だしね。
(六本木ヒルズのプレミアだと、ちょっと雰囲気は違うと思う。)
この今回の作品175分の上映時間とはずいぶん長いなぁと思っていたら、記念公演だったためにカーテンコールが長かったのね。
アンドリュー・ロイド=ウェバーの挨拶から始まり、歴代のキャストやスタッフに触れ、そして何と「私のエンジェル・オブ・ミュージックです。」と彼が紹介したのは元奥さんのサラ・ブライトマン。
サラの登場で客席は歓声につつまれる。
その上サラが歌っただけではなく、何と5人のファントムが登場し共に歌うのだ。
再び鳥肌がたった。それぞれに個性的な新旧5人のファントム。
このカーテンコールだけでも観る価値があるかもしれない。
初めて観た舞台版の「オペラ座の怪人」
今までの映画のイメージからまた一歩深くその世界が広がった。
オペラ座の怪人はこんなにたくさんの人に愛されている。
私もそのひとり。
ファントムへの愛を確認したひとときだった。
もう一度観たいなぁ。
公式サイトへ
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
「オペラ座の怪人25周年記念公演 in ロンドン 」
2011年: イギリス
鑑賞日: 2011年12月7日(水)13:40~(175分)
映画館: 品川プリンスシネマ シアターZERO K-20
その記念公演の全貌を撮影し、映画として監修にも力を入れているらしいこの作品。
ただ、映画版のファンなので、舞台を映画館で観るのはどうだろうとか、映画のイメージと違うだろうからどうかな?とかいろいろ思ってなかなか手が出なかった。
でもオペラ座ファンの友人たちが勧めてくれたことや、本当はとっくに終わっているはずなのに人気があるので上映期間が延長になったこともあり、ついに観にいくことに決めた。
たとえばハリーポッターなら映画を見てから原作を読むような感じかな?
はじめに舞台ありきのこの物語だけど、つい映画との比較をしながら観ることになってしまう。
ミュージカルゆえ、全編歌なのだけど映画版を50回ほど観ているだけに、どれもこれもなつかしい曲ばかりだ。
クリスティーヌが歌う「Think Of Me」にはいつも鳥肌がたつ。条件反射的に涙が出てくる。
もう理屈ではない領域にまで達している。
でもファントムへの想いが、ファントムの想いが切なく伝わってくるのは映画の方かな。
舞台と映画ゆえに演出が違うのは当たり前。
それゆえに、観ているうちにその違いを楽しんでいることに気がついた。
鏡の中に導かれ、クリスティーヌがファントムの地下の王国へ降りていく。
「Sing for me!」とクリスティーヌに何度も迫るファントム。
映画だと舟に乗ってクリスティーヌの背後からその言葉を投げるファントムなのだけど、これは舞台版の方が迫力がある。何だかドキドキしてしまった。
クリスティーヌの繊細な演技にも注目。
舞台なのに、近くで見てもこんなふうに繊細な演技をしているんだね。
それがこんなにも新鮮な感動を生んでくれる。
この舞台は不思議な構造。
ステージの後ろ側に宙に浮いたようなオーケストラピットがある。
カメラは舞台や役者に近づいたり離れたりしながら、あたかもロイヤル・アルバート・ホールにいるような錯覚に陥らせてくれる。
スクリーンの中の観客と一緒に、何度も拍手をしそうになった。(してもよかったのにね!)
その臨場感はカメラワークのなせる技。
加えてこの品川プリンスのシアターZEROの一番後ろに座っていたので、さらにホールに自分も座っているような雰囲気が味わえたかも。
IMAX時代ほどじゃないけれど、大画面だしね。
(六本木ヒルズのプレミアだと、ちょっと雰囲気は違うと思う。)
この今回の作品175分の上映時間とはずいぶん長いなぁと思っていたら、記念公演だったためにカーテンコールが長かったのね。
アンドリュー・ロイド=ウェバーの挨拶から始まり、歴代のキャストやスタッフに触れ、そして何と「私のエンジェル・オブ・ミュージックです。」と彼が紹介したのは元奥さんのサラ・ブライトマン。
サラの登場で客席は歓声につつまれる。
その上サラが歌っただけではなく、何と5人のファントムが登場し共に歌うのだ。
再び鳥肌がたった。それぞれに個性的な新旧5人のファントム。
このカーテンコールだけでも観る価値があるかもしれない。
初めて観た舞台版の「オペラ座の怪人」
今までの映画のイメージからまた一歩深くその世界が広がった。
オペラ座の怪人はこんなにたくさんの人に愛されている。
私もそのひとり。
ファントムへの愛を確認したひとときだった。
もう一度観たいなぁ。
公式サイトへ
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
「オペラ座の怪人25周年記念公演 in ロンドン 」
2011年: イギリス
鑑賞日: 2011年12月7日(水)13:40~(175分)
映画館: 品川プリンスシネマ シアターZERO K-20
これ、もちろん観ました!3回(笑)
そして既にUK版のDVDも買って毎日観てます~。でも飽きない!
私も映画版で「オペラ座の怪人」に出会ったけれど
今ではもう、その世界のすべてに心を奪われてます。
本当にすばらしい記念公演でした!たくさんの人に観てほしいです。
お久しぶりです!
わぁ~もう3回も観たんですか?(笑)
私も明日あたりもう一度行こうかなぁと思っています。
東京も金曜日までとなり、連日にぎわっているようです。
オペラ座はいろいろな角度から長く楽しめる素晴らしい作品ですね!