SPORTS! SPORTS! 寝てもさめても

16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

ラグビー日本選手権決勝 神戸製鋼の強さに、脱帽!

2018年12月18日 | ラグビー

今年のトップリーグの順位決定戦は、
日本選手権もかかっているビッグカード。

しかし長いこと「ラグビーの天王山は1月」ということが体に染みついている身としては、
12月の中旬に【決勝】と言われても、
何かぴんと来ないというのもあります。

しかしながら来年はいよいよワールドカップイヤー。
すべてをワールドカップから逆算してスケジュールを立てていますので、
もちろん今年の日程は”了解済み”です。

残念ながら外せない用事で生観戦どころかライブ映像での観戦もかなわなかったワタシ。
「情報を入れないように、入れないように・・・・・」
と念仏のように唱えスマホもチェックせず、
深夜に帰宅するや否やVTRのスイッチを入れました。

とにかく「ダン・カーターが見たい」
というのが今季のワタシのずっと思っていたこと。
しかし残念ながら日程が合わずその願いはかなえられず。
1月にはトップリーグのカップ戦もありますから、
そこに期待しましょうかね。

さて、そのダン・カーター率いる神戸製鋼。
中継の中でも「FW前5人が素晴らしい動きを見せている」といった通り、
とにかくボールの争奪戦をはじめ、
ブレイクダウンでことごとくサントリーを圧倒。

サントリー得意のアタックにも全く防御が崩れることはなく、
前半の中ごろにはもう「これは神戸が圧倒するな」ということが分かったほど、
両チームの間に明確な「差」がある試合となりました。
最終スコアはなんと55-5。

サントリーがこんなにすべてに圧倒される試合って、
最近ではあまりお目にかかったことはありません。

とにかく「神戸は強かった!」
そんな試合でした。

2004年以来の優勝を飾った神戸製鋼、
名門復活を見事に果たしました。
平尾さんも喜んでいることでしょう。

神戸が復活すると、
トップリーグもますます盛り上がってきますね。

このところずっと「パナとサントリーの2強」という感じで流れていましたから、
パナ、サントリー、神戸が並び立ち、
そこにヤマハが絡んでくると、
「どこが優勝するかわからない」という戦国時代が来るかもしれません。
ヤマハは清宮監督が退任するそうなので、
後任監督の手腕が試されます。

さて、
トップリーグのMVPも発表され、
予想通りダン・カーターが受賞しました。

彼が神戸に、そして日本のトップリーグにもたらしたもの、
本当に大きかったと思います。
彼のプレーが間近で見られるなんて、
本当にこんな幸せなことはありません。

ラグビーでは、
数年前からトップリーグに、
ホンモノの世界のスーパースターがやってきて、
そのプレーを見せてくれるようになってきました。

それと歩みを同じくして、
トップリーグ、そして日本ラグビーのレベルが、
飛躍的に上がったのではないかと感じています。

今やトップリーグでも、
世界のスターをしっかり止める日本人プレーヤーの姿がたくさん見られます。
その「トップリーグの底上げ」こそが日本代表強化のキモになっていますね。

来年のワールドカップは日本開催になりますが、
日本ラグビー界にとっては来年こそが「夜明け」であるのではないかと考えています。

たくさんのラグビー場も全国にできて、
快適な観戦が可能となるこれからこそ、
ラグビーが一般のファンと結びつく契機になると思います。

これまでのように、
「大学選手権は大学の関係者がほとんど、トップリーグもほぼ観客は会社関連の人のみ」
ではファンは拡大していかないと思います。

ラグビーという競技が一般には難しいといわれているものの、
これだけ面白い競技なんだということを発信する機会は、
ワールドカップ以外ないです。

そしてその「熱」を、
今度はトップリーグに持ってきて、
人気が爆発することを期待しています。

そんな「日本ラグビーの夜明け」の年のMVPが、
『世界のスーパースター』だったこと、
なんだか示唆に富んでいる気がするのはワタシだけでしょうか。


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 勝利、勝利、優勝、優勝・・... | トップ | 家長MVP フロンターレの年だ... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
復活!! (hanahana)
2018-12-19 11:24:46
まめちち様、お久しぶりです。
当方仕事が忙しく、腰をすえてコメントすることができませんでした。
しかし書かずにはいられません。

やっと、やっと18年ぶりの日本一!
鮮やかに復活しました!

長かったですねえ・・・

自分世代(堀越正巳と同い年です。熊谷工時代から見てました。)としては、神戸製鋼といえば「絶対王者」
トップリーグ創設元年、当然!と言わんばかりにチャンピオンに輝き
この先も続くだろうと思われていましたが、思いもよらぬ低迷。
ライバルである三洋電機、東芝府中、サントリーが優勝を分け合う形の中、完全に蚊帳の外状態。
かつての面影すらありませんでした。

だからこそ今回の優勝は格別です!
圧倒的すぎました。


それにしてもサントリー・・・
ちょっと不甲斐なさすぎやしませんか?

あのスコアはないわー
あれほどミスしてりゃそら大差つくわ。
録画してしてあったのを見ていましたが、後半途中で見るのやめました。(結果を知っていたこともありましたが泣)

なんか緊張感を失っているのか、なんなのか。
某番組の安打製造機じゃないですが「大喝」ですね。



まだまだ書き足りませんが、なにはともあれ天国の平尾さんも喜んでおられるでしょうね。
実際に見てほしかったなあ。しみじみ・・・



PS
来年W杯直前に南ア戦が熊谷でありますね。

まめちちさん、いいなあァ(笑)
返信する
ラグビーの年、来る (まめちち)
2018-12-19 12:14:43
hanahana様、コメントありがとうございます。
やっと神戸が復活しましたね。それにしても素晴らしい戦いぶりでした。
ダン・カーターとウェイン・スミスの加入で、こうもチームが変わるものなんですね。
やっぱりチームは、リーダーと指導者をどういう人に任せるかが重要だということを、痛感しました。
その神戸の試合、今季まで見に行けていないんですよね~。すべての競技の中で「今季見たいランキングトップ3」に位置付けていたのに。。。。。。無念です。
しかし来年もまたチームに残るそうなので、来年こそは・・・・と気合入れています。その前に今季最後のカップ戦で出場するのであれば、見に行きたいのですが、何せ日本代表のスコッドは全部不出場みたいなので何とも。。。。。。

いずれにしても来年は日本ラグビーにとって最重要な年ですね。
ワタシいまだに日本戦のチケットを手に入れることができずに、右往左往しているところです。何とかならないかなあ。。
そんな感じで、今週末には大学選手権の準々決勝ですね。個人的には明治と東海の激突が見たいのですが、残念ながら花園ということで、秩父宮の早慶戦でも見に行こうかなあと思っているところですが、大掃除の予定なんかも入っていて、抜けられるかは神のみぞ知るところ。。。。。。
そんな師走です。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ラグビー」カテゴリの最新記事