しびれるパ・リーグ天王山第1ラウンド 陽が白星をつかみ取った！

ペナントレースの天王山、
日本ハムvsSBの初戦は、
日ハムが大谷の好投で2－1と逃げ切り、
首位に浮上しました。

まさに天王山、
9月決戦は、
両チームが気迫のこもった試合を見せ、
しびれるような展開となりました。

日ハムの先発大谷。
数試合の試運転を経て、
まさにこの日のためにという調整をしてきましたが、
さすがに『日本最高の投手』の称号に偽りなし。

素晴らしいピッチングで、
首位浮上の立役者となりました。

ピンチになればなるほどギアを上げるそのピッチングスタイルは、
本当に頼りがいがあります。
大きく成長を遂げて、
まさに≪押しも押されぬ大エース≫の貫禄満点ですね。

まだ指にボールがうまくかからない序盤1・2回を切り抜けると、
あとのピンチは自分のエラーで傷口を広げた5回のみ。

8回を1失点に抑えて、
9回はリリーフ陣に託しました。

しかし抑えを欠く日ハム投手陣は、
毎度のことながら、そこからアップアップ。

バースが長谷川に2塁打を喫すると、
次打者には死球。
そして送りバントを決められ1死2・3塁。

逆転サヨナラのランナーをスコアリングポジションにやってマウンドを降りるという、
『なんだかなあ・・・・』
の投球でつなぎはここのところ頼りになる谷元。

この谷元。
いつも思うのですが、
持っている球がどうのこうのというよりも、
何より度胸がありますね。
こんな場面はやはり、
いかに臆せず打者に対していけるかってことこそが大切ですね。

そんな投球をこの天王山、
優勝をも左右するようなこの大事な場面でも、
見せてくれました。

代打の高谷を3－2から見事三振に切って取ると、
続く江川はセンターへのフライ。

逆転を阻止するために浅く守っていたセンター・陽岱鋼が背走、また背走でスーパーキャッチ。

SBファンならずとも、
完全に『抜けた！サヨナラだ！』
と思った当たりを、
もぎ取って日ハムを勝ちに導きました。
陽岱鋼にしかできないような、
素晴らしいプレーでしたね。


これで日ハムが首位に浮上。

今日の第2ラウンドは苦戦が予想されるので、
何としてでも勝っておきたかった第1ラウンドをとれた意味というのは、
本当に大きいですね。

これで最後の最後まで、
優勝争いは分からなくなってきたと思っています。

まだまだ昨日の勝ちで日ハムが有利になったなどとは、
口が裂けても言えません。
『両者互角』
それ以外の言葉はありません。

しかしやっぱり、
天王山のだいご味というのは、
すごいものですね。

果たしてどっちが勝つか。
残り試合は、
日ハムが8試合、SBは9試合です。

今日の天王山が終わっても、
まだまだ両チームにとっては、
しびれる戦いが続いていきそうです。

それにしても、
今年はプロ野球が面白い！！

昨日はしびれました～～～。