チンパンジー。

こんばんは。


先ほど、

『NATIONAL GEOGRAPHIC』

という雑誌を読みました。


写真の記事ですが、ケニアのチンパンジーのお話しです。


人気者の雌チンパンジーが心不全で亡くなったそうです。

今から埋葬しに行く瞬間の写真だそうです。


亡くなったチンパンジーの向こうに写っている、家族か友人かのチンパンジーが見えますよね？

とても悲しそうな表情を浮かべています。


その目を見た時、僕も涙が出ました。


何か分かりませんが、単語が頭をよぎります。
当たり前に使われる単語ですが、

『優しさ』と、『大切さ』と、『温かさ』


今朝の新聞には、自殺される方が三万人を越えたとありました。


たまたま、今日の患者さんとの会話の中でも、
『先日内科へ行った時、自殺未遂された方に泣きながら話しかけられた』


と言われてました。


それぞれ事情があると思います。


が、このチンパンジーの目を見た瞬間に我々の心に響き、伝わってくる

『生命への優しさ』


がありませんか？


僕は偉そうに言えませんが、このチンパンジー達に教えて貰った感性は多大です。


皆に見守られ、生を全うしたこの亡くなったチンパンジーの表情は、不思議に優しく感じます。