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株式会社ANの社長ブログ

株式会社AN社長向山かおりです。ナチュラルワイン×沖縄料理飲食店を経営。経営や社会課題に関する情報を発信します。

【株式会社AN】クリスマス気分を手軽に楽しみながらSDGsに貢献ーエシカルフラワーでつくられたボトルツリーの取り組み

2023-12-12 08:39:59 | 日記

株式会社AN代表取締役の向山かおりです。

前回の記事では、家事代行サービスのプラットフォーム「タスカジ」における食品ロス削減の取り組みについてご紹介しました。

家事代行業務を通じて培った知見を活かして家庭内の食品ロスを削減し、SDGsに貢献する素敵な取り組みですね。

12月に入りクリスマスの時期が近づいてきました。
今回はクリスマスシーズンを手軽に楽しめ、かつSDGsにつながる取り組みについてご紹介します。

その取り組みは、株式会社ethicaが発売した、エシカルフラワーを用いてつくられたボトルツリー。

捨てられてしまうお花や市場に出荷できないお花をアップサイクルしてドライフラワーにし、クリスマスオーナメントと共に三角形のガラス瓶に詰め込んでいます。

場所をとらないコンパクトなサイズのツリーになっており、自宅用にもギフト用にも手軽なのは嬉しいですね。

場所の確保や飾りつけ、あと片付けの手間なくクリスマス感を楽しみたいという気持ちに寄り添っており、かつ意識せず自然とエシカル消費につながる商品になっています。

株式会社ethicaは『エシカルな価値協奏で世界を幸せに』を企業理念としており、
社会、地球、人間の現在と未来に貢献できる活動を行い、その結果としてサスティナブルな世界が実現されることを目指しています。

花卉業界では、生産者から消費者に花が届くまで年間10億本、生産された30〜40%が廃棄されており、その経済損失は1500億円にものぼるそう。

花がまだ楽しめるにもかかわらず、市場に出回ることがなく廃棄されてしまう理由としては、下記のようなものがあります。

・サイズや品質が規格外と判断された
・イベント等で短期間使用されて役目を終えた、キャンセル・縮小で不要になった
・店頭で売れ残った

花の利用シーンが結婚式、入学式・卒業式などのイベントに偏っていることから、経済や景気に左右されやすく、
実際にコロナ禍で多くのイベントが中止となった2020年は、2019年と比べて花の流通金額が43%減少しました。

このような現状がある中で、エシカルフラワーを用いた商品を選択することにより、
花の廃棄による自然への負荷の軽減、生花店や卸業者の在庫のコストカットなどにつながり、SDGsの項目「つくる責任 つかう責任」の達成に貢献することができます。

エシカルフラワーからつくられたボトルツリーは、クリスマスの季節を楽しみながら、ライトにSDGsに貢献する素敵な取り組みだと感じました。

今後ともサスティナブルな社会の実現につながる情報を発信してまいります。

引き続きよろしくお願いします。

 

参考
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000105134.html
https://sdgsitems.com/mokuhyo/hatarakigai/flower_loss/
https://flower-life.org/news/flowerloss

 


【株式会社AN】家庭内の食事からサスティナブルな消費を提案ー家事代行マッチングプラットフォーム「タスカジ」の取り組み

2023-11-20 17:50:05 | 日記

株式会社AN代表取締役の向山かおりです。

前回の記事では、お米をアップサイクルした紙作りからSDGsに貢献する、株式会社ペーパルの取り組みについてご紹介しました。

食べられなくなったお米を製紙に活用することで、フードロスの削減や子供の貧困問題の解決を目指す素敵な取り組みですね。

11月下旬のこの時期には、「ブラックフライデー」に合わせて多くのお店で安売りセールが行われているのを見たことがある方も多いと思います。

アメリカでは11月の第4木曜日が感謝祭の祝日ですが、1960年代からその翌日の金曜日を「ブラックフライデー」と呼ぶようになり、近年では様々な国で大規模なセールが行われるようになりました。

小売業が一年で最も売上をあげる日とも言われるこのブラックフライデーに対抗して、「グリーンフライデー」がヨーロッパを中心に広がってきており、
今回はこのグリーンフライデーの取り組みについてご紹介したいと思います。

グリーンフライデーは、フランスの電化製品リサイクル企業envieの呼びかけが発端で始まった、サスティナブルな消費を啓発する目的の取り組み。

ブラックフライデーの大規模な安売りが過剰な消費行動を助長しているという問題意識から、グリーンフライデーの取り組みが近年ヨーロッパを中心に広がってきています。

日本でもブラックフライデーのセールが見られる一方で、グリーンフライデーに合わせてサスティナブルな消費について考える取り組みが見られるようになってきました。

この取り組みに参画している事業者の一つにあげられるのが、シェアリングエコノミーの家事代行マッチングプラットフォームの「タスカジ」を運営する株式会社タスカジ。

シェアエコ協会とシェアサービス事業者16社が連携した「シェアエコグリーンフライデー」の取り組みにタスカジも参画しており、サスティナブルな消費のあり方について発信しています。

タスカジが行っているサスティナブルな取り組みは、家庭内の食品ロスの削減。

外食・中食産業における食品ロスの問題も指摘されている一方で、
日本では年間の食品ロス量522万トンのうち47%が家庭内から生じており、身近なところから食品ロスを減らすためにできることも多くあります。

タスカジの家事代行業務では、冷蔵庫の余り野菜や賞味期限間近の食材を使った調理を行ったり、
野菜の芯など捨ててしまいがちな箇所の活用、食品・調味料などのアレンジ、食材の保存方法など、食材を余さず美味しく活用する知見を活かしたりすることで、家庭にある食材を効率よく食べられるようにしています。

タスカジの公式SNSではこのような知見を活かして、食品ロス削減につながるアレンジメニューや食材保存術などを不定期で発信しており、
家庭内で食材を効率よく使うための実践方法を知ることができるのも嬉しい点ですね。

家事代行というリソースのシェアの取り組みが、家庭での食事という身近な場面におけるSDGsにつながっている素敵な取り組みだと感じました。

今後ともサスティナブルなライフスタイルに関する様々な情報を発信してまいります。

引き続きよろしくお願いします。

 

参考
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000054.000020281.html
https://ideasforgood.jp/glossary/greenfriday/

 


【株式会社AN】紙づくりからSDGsに貢献ーお米のアップサイクルを通じたフードロス削減の取り組み

2023-11-10 12:56:30 | 日記

株式会社AN代表取締役の向山かおりです。

前回の記事では、2025年に開催予定の大阪・関西万博のプレイベント「咲洲こどもEXPO2023」において、ロスゼロが食品ロスの問題を考える出店をした取り組みについてご紹介しました。

食品ロスの問題は、貧困の撲滅、自然保護、気候変動対策など、世界全体でSDGsを達成するため取り組むべき重要な課題です。

今回は、食品ロスの問題に紙素材からアプローチした取り組みについてご紹介します。

それは、紙を作る際にパルプをつなげるために使われる化学薬品を、お米で作った糊で代用するというもの。

奈良市にある株式会社ペーパルが開発した「kome-kami」と呼ばれるこの紙素材は、廃棄される災害用備蓄食品の加工米や加工流通段階で排出されるお米などを活用して作られています。

5トンの紙を製造するために使用される化学薬品を、同社開発の「コメバインド」というお米由来の糊に代えると、約62.8kgのCO2排出削減になるそう。
これは杉の木約7本分の年間吸収量に相当します。

またお米をパルプと一体化させることにより、杉の木約5本分の年間吸収量にあたる約43.8kgのCO2を、排出することなく固定化することに成功しています。

「kome-kami」を開発した株式会社ペーパルは1890年に奈良で創業して以来、現代に至るまで日本の紙文化を支えてきた会社。

今回の開発は、日本で昔からお米を接着剤として使う文化があったことに着想を得て、お米の配合や加熱の仕方など10ヶ月以上かけて試作を繰り返した結果、最適な配合方法を見つけて「コメバインド」の生成に成功しました。

日本において身近なお米の特徴を活かした製品開発は創意工夫を感じますし、
これまで廃棄されてきたお米のアップサイクルにより食品ロスを減らし、化学薬品の使用とCO2排出を削減することでSDGsに貢献しているのも素晴らしいですね。

同社が目指すのは、「CO2とフードロスを削減し、困り事を抱える方をサポートする」新たな循環を広げること。

まだ食べられるのに捨てられている食品が多く発生している問題は、近年ある程度認知されるようになってきましたが、
利用しきれなかった災害用備蓄食品や、加工・流通段階で食用として使えなくなってしまうものも多数発生しています。

「kome-kami」は食べられなくなったお米をアップサイクルすることで、これまで廃棄されていたお米に新たな命を吹き込んでいるのですね。

また、日本では子供の10人に1人が貧困問題に直面していると言われており、フードバンクが子供たちの支援のため様々な取り組みを行っていますが、
新規の申請者が増加し続け、資金面で課題が出てきている団体もあるそうです。

同社は売上の1%をフードバンクに寄付する取り組みを通じて、こうした活動の支援を行っています。

日本の食糧戦略において重要なお米という資源の循環と、子供の貧困問題の解決に同時にアプローチする、素敵な取り組みだと感じました。

今後とも、SDGsなどの当社の理念と共通する取り組みに関して、情報を発信してまいります。

引き続きよろしくお願いします。

 

参考
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000078028.html

 


【株式会社AN】食品ロスをテーマに、楽しくSDGsについて学ぶー大阪・関西万博に向けた「咲洲こどもEXPO」での取り組み

2023-10-25 08:58:24 | 日記

株式会社AN代表取締役の向山かおりです。

前回は、10月9日の「スポーツの日」にちなんで、スポーツとSDGsの関係や近年の取り組みについてご紹介しました。

スポーツを通じたSDGsの取り組みが官民で進み、パリ五輪では「使い捨てプラスチックのない大会」を市長が宣言しているのは意義深いことですね。

2025年には大阪・関西万博が開催されることになっています。
そのプレイベントでの食品ロスに関する取り組みについてご紹介したいと思います。

10月28日、29日に開催される「咲洲こどもEXPO2023」は、大阪・関西万博に向けた機運醸成のため行われる「咲洲プレ万博」の公式プログラムとして開催。

文化・環境・教育・ロボット・医療・スポーツなど多様な分野の「人・モノ・知恵・技術」を、イベントやワークショップにしたもので構成されており、
こどもたちの可能性を広げるチャレンジや、好奇心の刺激になるもの、より良い未来社会を想像する内容を提供する、というのがコンセプトです。

その中でロスゼロが出店し、食品ロスの問題からSDGsについて考える機会を設けています。

ロスゼロは、食品加工メーカーの規格外品や製造余剰品を生活者につなげるプラットフォーム。
収益の一部を途上国の教育支援にあてる取り組みも行っています。

「咲洲こどもEXPO2023」のロスゼロのブースでは、食品ロス予備軍となった食品を少しお得に販売する予定だそう。

その際、食品と共に「ロスになった理由」を明記し、消費者に丁寧に説明するとのことです。

また、子供向けに楽しく食品ロス削減について学べるクイズラリーも行われる予定で、楽しくおいしく食品ロス問題について知ることができる取り組みになっています。

農林水産省の推計では、毎年日本において、まだ食べられるのに捨てられている食糧が約643万トン発生しており、これは世界の食糧支援量の約2倍に相当するもの。

食糧生産には多くの水や土地を必要とし、生産から消費に至る過程での食品のロスは、農家の収入損失やCO2排出量の増加、自然破壊につながっています。

食品ロスを削減することは、「つくる責任 つかう責任」「貧困をなくそう」「安全な水とトイレを世界中に」「気候変動に具体的な対策を」「陸の豊かさも守ろう」などのSDGsの目標達成において重要です。

「咲洲こどもEXPO2023」は、「SDGs達成への貢献」を目的の一つとしている2025年の大阪・関西万博のプレイベントであり、
そこで食品ロス問題からSDGsについて考える機会を提供しているのは、大きな意義があることと言えるでしょう。

当社の経営理念においても、日常生活における消費選択を変えていくことで、サスティナブルな社会の実現に貢献していくことを大切にしています。

今後ともSDGsに関連する様々な情報を発信してまいります。

引き続きよろしくお願いします。

 

参考
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000059829.html
https://www.expo2025.or.jp/
https://losszero.co.jp/about/
https://losszero.jp/blogs/column/col_046

 


【株式会社AN】スポーツを通じたSDGsへの取り組みー私たちの健康も地球もサスティナブルな社会に向けて

2023-09-28 08:47:24 | 日記

株式会社AN代表取締役の向山かおりです。

前回は、1923年の関東大震災から100年の節目に開催された「ぼうさいこくたい」についてご紹介しました。

防災はSDGsの重要な目標の一つであり、個人から官民まで様々な対策を組み合わせることで効果を発揮することを学びました。

来る10月9日は「スポーツの日」の祝日です。

元々は「体育の日」という名称で、10月10日だったこの祝日は、
1961年に制定されたスポーツ振興法において10月の第1土曜日が「スポーツの日」とされていたこと、1964年10月10日に東京オリンピックの開会式が行われたことから制定されました。

その後、10月第2土曜日を祝日とする法改正、名称を「スポーツの日」とする法改正があり現在に至ります。

「スポーツの日」の趣旨は、「スポーツを楽しみ、他者を尊重する精神を培うとともに、健康で活力ある社会の実現を願う」というもの。

スポーツを楽しむことを通じて、単に健康促進というだけでなく、他者尊重の精神といった社会的な側面も大切にしていることが伺えます。

スポーツを通じて様々な社会的価値を実現しようという動きは、近年世界的に見られるようになってきました。

持続可能な開発のための2030アジェンダ宣言」においても下記の記載があり、スポーツがSDGs達成の重要な鍵になると認識されています。

「スポーツもまた、持続可能な開発における重要な鍵となるものである。我々は、スポーツが寛容性と尊厳を促進することによる、開発および平和への寄与、また、健康、教育、社会包摂的目標への貢献と同様、女性や若者、個人やコミュニティの能力強化に寄与することを認識する。」
(「持続可能な開発のための2030アジェンダ宣言」より)

このようなスポーツを通じたSDGs達成に向けて、官民で様々な取り組みが行われており、SDGsの目標「すべての人に健康と福祉を」「つくる責任 つかう責任」「海の豊かさを守ろう」などの達成に貢献しています。

adidasでは、自然保護団体の「Parley for the Oceans」と共に、スポーツウェアの原料に海洋プラスチック廃棄物を使用する取り組みを行っていることは、以前の記事でもご紹介した通りです。

(参考記事)
https://blog.goo.ne.jp/an-blog/e/ee49203c3b8b7b8acf8c8ecc36f96434

また、「Run for the Oceans」では、海岸の清掃や、海洋プラスチック問題などについての認識を高めるために、ランナーと共に寄付を募るという活動も行っています。

スポーツの国際大会におけるSDGsの取り組みも進んできています。

2024年に開催予定のパリ五輪では、「使い捨てプラスチックのない大会にする」とイダルゴ市長が宣言しました。

競技会場にペットボトルを持ち込むことを禁止したり、
マラソン選手の給水所のカップを再利用可能なものにしたりすることを検討しているそうです。

このように、スポーツを通じたSDGsの取り組みは様々なものがありますが、
私たちの日常生活に置き換えると、地球に配慮したプロダクトを選択したり、資源の再利用をしたりすることで貢献できることはたくさんありますね。

当社の経営においては、日常における消費選択をサスティナブルなものにすることの提案を通じて、SDGsの達成に貢献することを大切にしています。

今後ともサスティナブルな社会の実現につながる情報発信に努めてまいります。

引き続きよろしくお願いします。

 

参考
https://www8.cao.go.jp/chosei/shukujitsu/gaiyou/kaku.html#sports
https://www.unic.or.jp/news_press/features_backgrounders/18389/
https://shop.adidas.jp/blog/article/2022051303/
https://eleminist.com/article/2708