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株式会社ANの社長ブログ

株式会社AN社長向山かおりです。ナチュラルワイン×沖縄料理飲食店を経営。経営や社会課題に関する情報を発信します。

【株式会社AN】フェアトレードに関する当社の考え方と取り組みについて

2021-12-18 09:55:29 | 日記
 

株式会社AN代表取締役の向山かおりです。

前回の記事では、SDGsに関連してプラスチックごみの問題を描いた映画「プラスチックの海」についてのご紹介と、 この問題に関する当社の取り組みについてお話させていただきました。

今回は、同じくSDGsに深く関連しており、当社においても重要と考えているフェアトレードについてお話します。

フェアトレードという言葉は、日本語に表すと「公正な取引」。

開発途上国の原料や製品を適正な価格で購入することにより、開発途上国の生産者や労働者の生活の改善と自立を目指す取り組みです。

買い物をする際に、食料品や日用品が低い価格で販売されているのを気にしたことはありますか?

例えば100円で買えるチョコレートや、1000円以下のコットンTシャツなど……。

私たちの日常では、この金額は何ら不思議ではないかもしれません。

しかし、実はフェアトレード経由で販売していれば、適正でもう少し高く売られている可能性があります。

このような低い価格の裏には、生産国で正当な対価が生産者に支払われていなかったり、 大量生産のために必要以上の農薬が使用され、環境破壊や健康被害が発生していたりする現実があります。

生産者が将来に渡って品質のよいものを生産し続けるためには、生産国の労働環境が健全で、自然環境に配慮した持続可能な取引が欠かせません。

世界を見渡せば、世界の人口の40%は農業で生計を立てており、世界に1億5200万人いる児童労働の70%以上が農業に従事しています。

フェアトレードの取り組みは、こうした生産者や労働者の生活の改善と、自然環境にも優しい貿易のために重要です。

またフェアトレードは、SDGsの17の目標とも深く関係しています。

特に、「1.貧困をなくそう」「8.働きがいも 経済成長も」「12.つくる責任 つかう責任」「13.気候変動に具体的な対策を」「16.平和と公正をすべての人に」などの目標は直接的に関わると言えるでしょう。

近年では企業の社会的責任を果たすという観点から、フェアトレードに取り組む企業が増えてきました。

当社の理念もフェアトレードの考え方と共通の価値観に基づくものです。

当社はオーガニックショップを経営しており、 エシカルでサステナブルな商品を取り扱うことにこだわりを持ち続けてきました。

例えば、同店で取り扱っているショップバッグは、フェアトレード経由のオーガニックコットンを使用しています。

日々の生活で使用するものを、生産者の方や地球環境に配慮して生み出された製品にしていくことで、 自然にも私たちの健康にも、そして生産者の生活にも優しいライフスタイルを実現することを提案しています。

将来に渡って地球環境、生産者の方、私たちの生活のすべての豊かさに貢献していきたい…

このような想いで事業に取り組んでいます。

今後も、フェアトレードを含むSDGsに関連する情報や、当社の取り組みについて発信していきます。

引き続きよろしくお願いします。

 

【株式会社AN】映画「プラスチックの海」から考える当社が貢献できること

2021-12-09 09:46:41 | 日記
 

株式会社AN代表取締役の向山かおりです。

全世界で上映され続け、短縮版が国連本部でプレミア上映された話題作、 映画「プラスチックの海」をご存知でしょうか?

当社では、スタッフ間でもこの映画を鑑賞し、 お互いに感想や気づいたことを分かち合い、ディスカッションを行いました。

SDGsは、2015年9月の国連サミットで採択されたものですが、 この映画も2016年に公開されており、 SDGsやエシカルが世界的に注目されていった時期がうかがえます。

私もこの映画を観て、 プラスチック問題やその及ぼす影響に衝撃を受け、 決して他人事ではなく、自分自身を取り巻く課題だと捉えることができました。

また、映画を通して、SDGsを身近に考え、関連する問題について調べる機会にもなりました。

この中で扱っている内容は、SDGsの17の目標でいうと、 「3.すべての人に健康と福祉を」「6.安全な水とトイレを世界中に」「12.つくる責任 使う責任」「14.海の豊かさを守ろう」といったカテゴリーに当てはまります。

特に、「12.つくる責任 使う責任」では、 「持続可能な消費と生産のパターンを確保する」という副題のもと、主に以下のような達成目標が示されています。

  • 12.4 2020年までに、合意された国際的な枠組みに従い、製品ライフサイクルを通じ、環境上適正な化学物質や全ての廃棄物の管理を実現し、人の健康や環境への悪影響を最小化するため、化学物質や廃棄物の大気、水、土壌への放出を大幅に削減する。
  • 12.5 2030年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する。
  • 12.8 2030年までに、人々があらゆる場所において、持続可能な開発及び自然と調和したライフスタイルに関する情報と意識を持つようにする。

当社は、オーガニックショップを経営していますが、 エシカル、サスティナブルなものにこだわって商品を取り揃えています。

健康や自然に優しいデイリープロダクトを選んでいただくことで、 お客様ご自身のライフスタイルや、生産者の方、地球に至るまで、 すべての豊かさにつながるようにと想いをこめて事業を展開しています。

例えば、 天然由来のスキンケアやシャンプー、海や川を汚す影響の少ないオーガニック洗剤や、マイクロプラスチック不使用の歯磨き粉、 また、使用済みペットボトルを再生したプラスチックからできた日用品など…

皆様が普段使うものの一部を、自然に考慮したものを選んで置き換えるなど、 身近にできることで将来の自然は変えていけるかもしれませんね。

また、当社のオーガニックショップでは、 月に1回のワークショップを通じても情報発信しています。

健康や自然への理解を深める機会を提供させていただき、 参加者の方に、ナチュラルな健康美や、気軽にサスティナブルなエシカルライフを取り入れていただくきっかけとなれば幸いに感じます。

当社は、こういった取り組みを通して、 SDGsの促進や社会貢献、人や地球の未来につながる活動に寄与していきます。

ブログでも、SDGsに関連する事業展開や、様々な社会課題に関する情報を発信していきます。

引き続きよろしくお願いします。

 

【株式会社AN】ジェンダー平等の観点から考える女性のライフプランニングの重要性について

2021-12-04 12:43:59 | 日記
 

株式会社AN代表取締役の向山かおりです。

前回の記事では、SDGsの17の目標の一つ「5.ジェンダー平等を実現しよう」に関する当社の取り組みとして、 先日開催した「20代女性向けライフプランセミナー」についてお話しました。

今回は本セミナーの内容についてご紹介したいと思います。

生涯を通じてどれくらいのお金が必要になるか、みなさんは考えたことがあるでしょうか?

「老後2000万円問題」が話題になったことは、記憶にある方が多いでしょう。

近年の平均寿命の伸長で老後の生活資金はより多く必要になる一方で、退職金や年金は減少しつつある現代。 そのような状況で、現役の30~40代の世代は資産形成がほとんど行えていない実態があります。

「20代女性向けライフプランセミナー」では、実際に参加者のみなさんのライフプランニングをするワークを行い、 将来の実際の生活をイメージしながら、必要になるお金を計算しました。

ワークを通して、結婚、出産、子育て、介護といったライフステージでお金がかかること、 ちょっといいところに住みたい、趣味で年に1回旅行に行きたい、という程度の希望でも満たそうとすると、 生活費とあわせた支出は想定収入を大きく超えることを体感していただきました。

今は元気だから大丈夫という考えで備えが無いままだと、 いざライフイベントや想定していなかった事態が発生したときに、生活資金をまかなうのに精一杯という事態もありうるでしょう。

特に女性は、離婚など何かあったときに経済的に不利な立場に置かれる傾向があるのが現状です。

女性が経済的に自立し、精神的にも自由な人生を生きるためにも、 ライフステージが進む前に将来の備えをすることの重要性についてお話ししました。

そこで本セミナーでは解決方法として、 お金の使い道を変えること、時間の使い方を変えることの2点を提案しました。

お金の使い道を変えるというのは、今まで浪費していたお金を、将来の自分に返ってくる投資に回す、ということです。

将来自分に返ってくる投資と聞くと、何をイメージされますか?

一般的に投資というと、株や債券、不動産などをイメージする方が多いかもしれません。

私自身は、自分の知識や経験、健康に磨きをかける投資が、将来最も確実に回収できる効果的な投資と考えています。

時間の使い方を変えるというのは、労働資本がピークの若いうちに、将来の金融資本、社会資本の構築のために時間を使うということです。

労働資本は、体力があり柔軟に色々なことを吸収できる20代がピークで、30代以降は低下していきます。

金融資本はお金のことで、株や債券、不動産収入などの資産も含まれます。 若い間はほとんどなく、通常の会社員の場合は40代がピークで以降上昇する可能性は高くありません。

社会資本は、人とのつながりやコミュニティを指します。 人間はお金さえあれば生きていけるというわけではありません。 社会資本の構築は、精神面も含めた人生の豊かさにつながる大切なものです。

将来を見据えた人生設計をしないまま、労働資本や金融資本を無駄遣いしてしまっている若い方が多いと感じます。

20代の労働資本がピークの間に、将来に渡る社会資本や金融資本の土台をしっかり築くことが大切だということを、 少しでも多くの方、特にライフイベントをこれから迎える若い女性に知っていただければ幸いです。

今回はジェンダー平等の観点から、女性のライフプランニングの重要性についてお話しました。

今後もSDGsの観点を踏まえた当社の取り組みや、様々な社会課題に関する情報を発信していきます。

引き続きよろしくお願いします。

 

【株式会社AN】当社のジェンダー平等を実現する取り組み

2021-11-24 12:06:00 | 日記

株式会社AN代表取締役の向山かおりです。

前回の記事では、SDGsの考え方に沿った当社の経営方針についてお話させていただきました。

今回は、SDGsの17の目標「5.ジェンダー平等を実現しよう」を踏まえて、 当社の具体的な取り組みをお伝えします。

SDGsの17の目標「5.ジェンダー平等を実現しよう」の項目の達成目標として、 「5-5.政治や経済や社会のなかで、何かを決めるときに、女性も男性と同じように参加したり、リーダーになったりできるようにする。」と示されています。

世界的に、男女が意思決定の過程に積極的に参画し、多様な意思が政治や政策に反映されていくようにすることが重要であるとされている昨今。

しかし、日本において国会議員に占める女性の割合は低く、 2020年時点で、世界平均は25%であるのに対し、日本は9.9%(「女性の政治参画マップ2020」(令和2年7月作成), 内閣府男女共同参画局)であるのが現状です。

当社では、2つめの理念「事業×人ー貢献、そして成長を」にあるように、 事業を通じて人や社会への貢献を目指す人の育成や独立支援を行っています。

私自身がそうであるように、当然、その中には女性の経営者も含まれます。

当社は、性別によらず誰もが活躍していくためのアシストをしており、 女性の社会進出、ジェンダー平等に寄与することができれば幸いと感じています。

また11/13(土)には、 「20代女性向けライフプランセミナー」を赤坂インターシティコンファレンス the AIRで開催しました。

私自身が講師としてお話し、 統計やデータ、ライフプランニングを作成するワークや座談会を通して、女性の経済的自立の重要性をお伝えしました。

参加者の皆様が社会や経済に向き合い、豊かで自分らしい人生設計をしていくお手伝いができたことを嬉しく思います。

今回は、当社のジェンダー平等を実現するための取り組みの一環をご紹介しました。

また今後も、SDGsの目標達成と持続可能な社会の実現に向けて、当社主催のセミナーやイベントの開催を予定しています。

そのご紹介含め、このブログでは、SDGsの達成を目指す当社の積極的な取り組みについても発信していきます。

引き続きよろしくお願いします。

 

【株式会社AN】当社のSDGsに沿った取り組み

2021-11-20 00:29:00 | 日記

株式会社AN代表取締役の向山かおりです。

これまでの記事では、当社の3つの理念「地球×人」「事業×人」「人×人」についてご紹介してきました。

今回は、当社の理念と深く関係する「SDGs」についてお話します。

「SDGs=持続可能な開発目標」は、2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された、2030年を年限とする17の国際目標です。

誰一人取り残さない、持続可能で包摂性のある社会の実現のために設定されたもので、 先進国を含むすべての国が行動し、すべてのステークホルダーが役割を担いながら、社会・経済・環境に統合的に取り組むことが求められている点が特徴です。

SDGsの17の目標の一部を挙げてみると以下のようになります。

・貧困をなくそう ・すべての人に健康と福祉を ・質の高い教育をみんなに ・ジェンダー平等を実現しよう ・エネルギーをみんなに そしてクリーンに ・働きがいも経済成長も ・産業と技術革新の基盤をつくろう ・つくる責任 つかう責任 ・気候変動に具体的な対策を ・パートナーシップで目標を達成しよう

これらの目標をみてもわかる通り、 SDGsは地球環境だけでなく、健康、教育、経済、ジェンダー平等、技術革新などの多様な観点から、持続可能なよりよい未来を築くことを目標としています。

例えば、様々な公害が社会問題となった日本の高度経済成長期においては、環境保全と経済成長は同時には成り立たないと考えられていました。

しかし、現代では双方を両立しながら、長期にわたって発展していくことが求められるようになってきており、 SDGsの理念にもこうした考え方が表れていると言えるでしょう。

当社もSDGsの理念に則った事業経営を大切にしています。

前回までの記事でご紹介した通り、 当社は普段使いするアイテムなど身近なものから、健康や自然環境に優しいハイクオリティのものにこだわっています。

顧客の健康的なライフスタイルはもちろん、生産者や地球環境にも配慮した事業のあり方を提案しています。

また、私自身、事業を通して人や社会に貢献していくことを大事にしており、 同じように事業による貢献を目指す人を育成、独立支援しています。

さらに、人の力をコラボレーションすることにより、ともに成長し目標を達成し、新たな価値を提供することを通して社会に貢献し続けていくことを目指しています。

地球環境の面での持続可能性はもちろん、 私たち自身の健康や成長、そして事業経営も、未来の社会に貢献するものであるように……

このような想いで事業に取り組んでいます。

今後このブログで、当社の事業展開や経営についてお話する中で、 当社のSDGsの観点からもお伝えしていきます。

引き続きよろしくお願いします。

SDGsについての参考文献 https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/pdf/sdgs_gaiyou_202108.pdf