阿見AC日記

阿見アスリートクラブで起こった出来事、試合速報、お知らせ、などなど

今日は,少し真面目な話でもします

2006年07月14日 | 楠朱実 コーチ
 人にとって出会いは大切です。自分の人生を切り開くのは自分ですが,私など,自分の輝ける道の選択を誤っていたので,出会いがなかったら・・と思うとゾッとします。
 まずは,高校時代の恩師(現在クラブを手伝ってくださっている香取先生)です。
 高校入学して
「男子バスケット部のマネージャーになる。」
なんてほざいていた私を,
「陸上をやれ~」
としつこいぐらいに誘ってくださったし,入部したものの,
「お腹痛いから帰る。」
なんて,何かにかこつけてはサボタージュしようとする私を,気長に教え続けてくれたのです。香取先生がいなかったら,今の私の存在はないと思うとゾッ~です。
 高校入学時私の目標は「勉強して,大学行って,算数の先生になろう。」でした。「かけっこの素質がある」なんて,夢にも思わなかったのです。というより,私の中にそのルートはなかった!でも,この年になって思うと私には,算数の先生の素質はなかったなあ,としみじみ思うので,あのまま,先生との出会いを逃していたら,どうなっていたことやら・・です。
 二人目は,大学時代の恩師です。(クラブ顧問をしてくださっている阿部先生)です。
 高校時代,晴れがましい戦績のない私(400m,関東大会8位が最高順位でした)を,
「人の能力の限界は,神様しか知らない。指導者の仕事は,それを信じて教え続けることだ」
という名言の元,指導してくれました。
他のブロックの先生は,高校時代無名の私を
「いらない。」
と言ったとか,言わないとか・・。結局,その先生の冷たさのおかげで私は,無事阿部ブロックに入れたので,よかったのですが・・。
 短大で入学した私は,阿部先生の薦めで四大へ編入。自己記録を更新,インカレ入賞を果たしたのは,3年次ですから,先生の元で教えてもらわなかったら,短い陸上人生だったことでしょうし,陸上のおもしろさもわからず,教員にもなれずと思うとここでもゾーです。
 そして,三番目は,結婚した主人かな。これは,出会いは割愛。とにかく,このクラブを始めたのは主人ですし,今,こうやっていろいろな子ども達を指導できるのは楽しいことですし,私には,クラブを立ち上げるなんてバイタリティーはないし・・。ということは,主人と結婚しなければ,やれなかったと思うと,これもゾーかな。まあ,これに関しては,現在進行形ですから,この位で・・。
 とにかく,こんな人々との出会いがあったからこそ,今の私がいるのだと思うと,出会いってつくづくスゴイことだなあ~と感じるのです。
 結局
「君には,自分の意志は存在しないのだ!」
と言われそうですが,一つだけ私自身が自慢できることと言えば,
「信じる人以外には流されなかった」ことかな。 
 そういや,私の辞書には,
「友達がどうの」とか
「家族がどうの」とか
「世間体がどうの」とかないんじゃないかな,
思えば・・,高校の陸上部は,結局最後は女子1人だし,大学で「編入しなくてもいいんじゃないか?」という家族は説得しちゃったし,「ここまでやったんだから・・」と言われた教員もやめたし・・。
 てな訳で,人に流されずに,日本中捜してもあまりない育成型陸上クラブを選んでくれて,中学・高校と継続して練習してくれている子ども達にとって,私との出会いがまぎれもなく良かったと言われるよう頑張らなきゃ!


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