Sawah photo

花を探してお散歩しよう

会いたかった山桜の花

2008-04-16 | 
2年越しで会いたいと思っていた山桜が満開の時にちょうど見に行くことができました。
春の陽射しを浴びながら、たんぽぽの横にシートを敷いてのんびり眺める山桜。
とても贅沢な午後を過ごしました。

2年前、朝見に行ったときはアマチュアカメラマンが後から後からやってきて、
いい写真を撮りたい想いが強すぎ、ぴりぴりして「早く歩け=どけ」と言われたりして、
とても桜の花を楽しむ雰囲気ではなかったのです。

けれど今年は午後に行ったら10人ほどいましたが、気合の入りすぎたアマチュアカメラマンはおらず、
本当に花を楽しみにのんびり散歩に来ましたという風情の方たちばかり。
写真を撮っても画面に入らないくらいのちょっと離れた場所で皆シートを広げて花見していました。























山桜は白い花と赤い葉っぱが同時に見られます。
染井吉野が華やかな薄桃色の花ならば、山桜は清楚な白い花。
里山にはやっぱり山桜の花が似合います。

すれ違ったご夫婦は映画「蝉しぐれ」そのままだったと言っていました。
私は未だこの桜が撮影に使われたという「蝉しぐれ」を見ていません。
どんなシーンで登場するのでしょうか?

引っ越したらしたいことの一つにこの山桜が満開の時に見に行くことが入っていました。
小野路に移ってきて、初めての春。小さな願いがまた一つ叶いました。


2008年3月30日の蕾写真はこちら↓
http://blog.goo.ne.jp/ami_lotustea/e/61e27d88faf1056d6736ed734587471c

2006年4月9日の写真はこちら↓
http://green.ap.teacup.com/applet/sawah/20060409/archive


2008年4月5日 町田市 図師小野路歴史環境保全区域にて撮影


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11 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
うっとり~ため息がでますね! (sachiko)
2008-04-20 00:49:27
ソメイヨシノも枝垂桜も山桜もなんて美しく撮れてるんでしょう~
山桜の葉と花のコントラストがとても素敵です☆
今年は近くの公園でのみの桜鑑賞でしたが、大阪は22日まで
造幣局の通り抜けがあるので明日大阪城辺りまでゆくので
足を延ばそうかと思ってます~
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Unknown (fortune)
2008-04-20 07:31:26
いやぁ~ 見事ですね。
「ちる花を惜しむ心やとどまりて又来む春の誰になるべき 西行」
あまりの美しさに一抹の無常感を感じたりして・・・
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ネット検索は危うい (fortune)
2008-04-20 20:06:14
「ちる花を惜しむ心やとどまりて又来む春の誰になるべき」 はネットで見つけたのですが、「ちる花を惜しむ心やとどまりてまた来む春のたねになるべき」 もあり、どいらかと迷ったのですが、松岡正剛さんの千夜千冊に前者の歌があったので、そちらが正しいと思ったのですが、先ほど図書館から借りてきた新潮日本古典集成「山家集」には後者が載っていました。前者の歌が載っている版はどれなんでしょうね。それとも間違いをネット引用で広がったのでしょうか・・?
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大阪の桜 (ami)
2008-04-22 23:35:42
sachikoさんへ
造幣局の通り抜け、話だけは聞いたことがありますが、どんな場所なのかしら?楽しみですね。
昨日、行かれたかしら?

東北にいる旦那さんからは山形で今日桜が満開だった(染井吉野かな)と報告がありました。
北国はまだまだ花見ができるんですね。
大阪の造幣局の桜は染井吉野?

職場では今八重桜が満開です。
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ちる花を惜しむや (ami)
2008-04-22 23:45:43
fortuneさん こんばんは。

よくこういったことはネットだけでなく、図書資料でもあっちはこう書いてあったのにこっちにはこう書いてあるということは多いです。
うちの仕事の鉄則は一つだけの資料に当っての回答は必ず避けること。

ネットは便利ですが、信頼性の高いサイトでないと仕事では使えません。

そんなことをまた再認識する書き込みでした。

そして、どちらが正しいのでしょうね?

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さて、どっち・ (fortune)
2008-04-23 19:56:52
こんばんは。

>そして、どちらが正しいのでしょうね?
機会があれば、岩波文庫の「山家集」を見てみます。たしか実家に置いてたはずです。知の巨人松岡正剛氏が間違うはずはないとは思うのだけれど・・・・
新潮古典集成も権威ある叢書だと思います。底本は陽明文庫蔵のものだそうです。
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こんにちは (ami)
2008-04-25 13:40:30
わかったら、教えてくださいね。

あっという間に桜の季節が過ぎて、緑が深まってきました。
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造幣局の桜 (大谷)
2008-05-03 19:17:17
 amiさん、お久しぶりです。大阪の造幣局の桜は、125種類もあります。染井吉野も混じっています。でも、ほとんどはいわゆる里桜(園芸用に改良された品種)です。桜の種類はたいへん多くて、野生のものは9種類ほどしかないのですが、園芸品種や自然交配種をすべて合わせると400種以上になると思われます。

 造幣局の桜、私も今年久しぶりに(30年ぶりくらい……)見てきました。毎年、今年の桜ということで1つの品種を取り上げています。今年は「雨宿(あまやどり)」だったと思います。この品種は、花が俯いて咲くそのようすが雨宿りをしているように見えるというところから名づけられたのだとか。

 そのほかにもいろんな品種があります。一般公開されているのは10日間ほどなので、見に行ったときにうまく満開にちかい状態で咲いている品種ばかりではなくて、すでに葉桜になっているものもありますし、まだこれから咲き進む感じのもあります。関山、普賢象、天の川、糸括、大提灯、鬱金、御衣黄、雨宿、蘭蘭(上野動物園のパンダ蘭蘭が死んだときに名飴がつけられたもの)、、、じつにさまざまです。

 この通り抜けの期間は、すごい人出です。ぎっしり詰まって、ただ後ろから押される感じでぞろぞろと一方通行(京阪電車の天満橋駅方面の入口から入る)で進んでいくだけになります。朝一番(土日だけ朝9時から。平日は10時から)にいくと、ちょっぴりマシです。

 私は4月12日(土)の朝9時頃にカメラを持っていって、それなりに撮影してきました。朝のうちは、まだすこしだけ歩くのにも余裕があったのでした(^_^;

 警備の人がたくさん出ていて、メガホンで立ち止まらないように先に進んでくださいって何度となく連呼していました。通路の真ん中でカメラを構えて写真を撮っていると、注意されます。でも、みんな携帯電話のカメラで満開の樹のまわりに集まって写真を撮っていました。それくらいはしかたがないなぁという感じで警備の人もお目こぼししてくれていましたが……。昔は地面は土のままでしたが、今では綺麗に整備されていました。

 出口を出ると、そこからは川に沿って染井吉野の並木が続いていて、でも、もう葉桜になっていて、屋台がどっと並んでいるのでした。桜の木の数よりも多いくらい(^_^;

 amiさんの山桜、すてきですね。典型的な山桜の姿が見事にとらえられていて、ああこういう風景があるのだなぁと……。
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こんにちは (ami)
2008-05-04 09:39:22
大谷さん こんにちは。

大阪の造幣局の桜、品種の多さも人出もすごいのですね。
詳しく書いていただいてありがとうございます。
人混み苦手の私は一生行けないかも。

今近所の里山は緑がますます深くなり、白い花が咲く木と紫の藤の花がきれいです。

今日は野菜の苗の植え付けと種まきをして、過ごします。

そうそう、我が家にいる大賀蓮(去年種から育てたので2年目)
葉っぱが2つ開いてきました。今年は自宅でも育てているので、成長が楽しみです。



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岩波「山家集」 (fortune)
2008-05-05 23:13:44
こんばんは。今日、実家から岩波文庫「山家集」(昭和3年発行、昭和49年31刷)を持ってきて、先の歌を調べたところ、なんと前者つまり「ちる花を惜しむ心やとどまりて又来む春の誰になるべき」でした。この山家集は、ちょっとここに書ききれないくらい多くの写本、抄本を校訂したようです。さて、どっちでしょうか?私には判断する力がありませんが、西行さんの歌風からして、『たねになる』というよりは『誰になるべき』の方がしっくり来るような気がします。
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