愛車と自分の、のんびり日記(Ⅱ)

愛車の事や思った事そして日々の色んな事
の日記です。

父のこと

2006-06-09 06:20:45 | Weblog☆雑談
今日は父の命日なのでその事を書きます。
(私達の結婚記念日の事も含みます。)
私の父は18年前(昭和63年)に
その後約2週間後(6月16日)には結婚式がありましたが、
1週間前の6月9日に肝臓癌で他界しました。

父が癌と分った時は「防衛医大病院」もう手遅れの状態でした。
この事がわかり、父には、友人の医師が何人かいましたが、
その中で、私の主治医でもある、N先生に助けを求めたのです。
色々話して今後の治療を相談した結果、
その時私と妻との結婚式が6月16日と迫っていたので
いかに延命をし、本人が少しでも痛くないようにといろんなことを
考えて下さいました。
その結果、今では当たり前かもしれませんけれど、
「丸山ワクチン」を打つ事と看護士さんを家において点滴を投与する
そして先生が昼休みと、夜に往診してくれることにしました。
(丸山ワクチンはA.Bがあって交互に打つのです。このワクチンの甲斐あって、余命4ヶ月と言われたのが、父は約10ヶ月最後まで元気に活躍していました。)
しかしちょうど私達の予定していた結婚式の一ヶ月位前に、
急に「閉そく性黄疸」が発病し黄疸が出てしまい、
来月までは、もしかして無理かも。。。と
この時に先生は、涙を流しながら言った言葉が今でも心に残っています。

そして私達は急遽(5月25日)に神社で父に内緒で式だけを挙げたのです。
父の様態は、その後安定していましたが
6月8日の早朝に、様態が急変し先生に電話をかけてしまいました。
先生は、早朝にもかかわらずに駆けつけてくれました。
父はもう昏睡状態であったのと早朝ということで救急病院に入院をさせました。
当時、その病院で、当日当直医にあたっていたのが偶然にもその先生の息子さんでした。
そして、担当医となった先生の息子さんが死亡診断書を書いてくれました。
この時、とても不思議な気持ちでした。
(親子2代で、父を看取って頂いたのですから)

その医師は、威張ってなくて、とても気さくな方で、76歳の今でも、
(今では副院長になった)息子さんと一緒に医療法人社団を運営しながら、
現役で(院長として)活躍してます。
当然、今でもその先生とは、公私共にお世話になっており、
先生の行きつけの居酒屋に一緒に飲みに行ったりしてます。

私は「縁」を大切にしています。
「縁」という不思議な力があります。人は「縁」で結ばれてるのではと思います。
全然知らない人がブログで知り合えるのも「縁」だと思います。
ですから私は何時も「縁」を大事にしていきたいと思っています。

余談ですが、私が沖縄に行った時は、先生へのお土産に「残波の黒」と決まっています。
先生も美味いと言って下さるので。。。