ユキヒロさんのライブがあった次の日の28日(金)は
加山雄三さんのコンサートがあったので
東京都中野区にあります「中野サンプラザ」に行ったのでした。
今回のコンサートのお題は「Club 光進丸」と題して
加山雄三さんの愛艇の中で仲間たちと一緒に作った演歌と
自身が愛艇の中で仲間たちと歌っていた歌を唄うのが目的で
今年の3月頃に企画されたそうなのです。
誰もがご存知でしょうけれど、その愛艇の「光進丸」が4月01日に
原因不明の不審火で沈没してしまったので
このコンサートが中止になってしまう状況になったのですが
加山雄三さんの強い意志によって、開催に至ったのです。
私達は前列5列目の席だったので、楽しく色んな曲を聴き
そしてアンコールになり何曲か歌った後に加山雄三さんが
もう一曲歌っていいですか?と仰ってから
わたしの目には、涙が止まらない状態が始まってしまったのです。
何故かと云いますと、きっと愛艇の「光進丸」の事を話すのだろうと。。。
そして、その直感は的中して加山雄三さんは、愛艇「光進丸」の事を詳細に話されたのです。
「光進丸は4月01日に、火災により沈没しました、しかし翌日には私と友人6人が乗る予定あったので
もし、私達が乗船していたら、大変な事になってしまうのだろから
「光進丸」は気を利かせて、その前に自身で天国に旅立ったのだと思います。
光進丸にはいっぱい思い出はありますけれど、船底には15000リットルもの燃料がありまして
火災によってもの凄く高温になったのでこのままだとそのタンクが破裂してしまいますと
港全体が日の海になってしまうので沈没をさせたのです。
その後「光進丸」は引き揚げられて、天国に行ってしまったのです。。。。」
そして、加山雄三さんは気さくに自身の歌である「光進丸」の歌を唄いフィナーレになったのでした。
私は、「光進丸」にはもう会えないし乗れないのに
何事も無かった様に唄えると思うと、またまたそれが悲しくなり
涙が溢れ出て来てしまったのです。