アメコミとラーメン

Gloriaが銃口を向けた相手は果たして・・・、1989年のWeb of SPIDER-MAN 55号、Spectacular 155号


今回は、狼男兄弟Los Hermanos Lobos 篇最終話Web of SPIDER-MAN (“Web”) 55号とSpectacular SPIDER-MAN (“Spec”) 155号をレビュー。

筋書をGerry Conway、Web 55号の画をAlex Saviuk、インクをKeith Williamsが、Spec 155号の画をSal Buscema、インクをMike Espositoがそれぞれ担当。添付画像は、Specの表紙Buscemaの画には迫力があって断然良い。

粗筋。Web 55号ではKingpinが狼男兄弟と和解しようとするが、そこにChameleon、Hammerhead連合軍が急襲。SPIDER-MANは間に挟まれ獅子奮迅の活躍。Spec 155号ではRobertsonから連絡がありSPIDER-MANは刑務所を訪れる。そこで待っていたのはTombstone。

気に入ったシーンや台詞等を紹介。Web 55号から。SPIDER-MANを陥れる写真を撮らせたら右に出るものはいないNickに対するSPIDER-MANのボヤキ。”Nick can take a picture that would make Mother Theresa look like a pickpocket.” インドの聖人マザーテレサさえ掏りにすることができるほどの腕前だとしたら最早天才だ。

そのNickの写真と比較しPeterの写真を選んだJ Jonah Jamesonに対するPeterの謝意とJJJの返答。”Thanks, Jonah. You won’t regret it.” “I already regret it. JJJは実はユーモアのセンスがあるのか。昔のアメリカのドラマみたいなジョークだ。

Peterの”Follow your heart.”というアドバイスに従って犯罪者である狼男の恋人を銃で撃ってしまったGloriaはSPIDER-MANを狙っていたというのがオチ。これ以外に話を終わらせることは出来ないな。

Spec 155号。SPIDER-MANのモノローグで”Robbie was always fair to me.”等、Robertsonが善良だということを強調していながらの裏切りは定石だな。彼が必要以上にTombstoneを恐れているのにはわけがあるのだが。

また、SpecとWebをConwayが担当しているからの展開だが、WebでChameleonがったウィルスをTombstoneが使っているのが興味深い。 さらに、だからこそ、SPIDER-MANは短時間でウィルスの影響から回復することが出来たオチは効果的。

幕間のFlashの台詞。”My luck’s gotta change sometime.” この台詞のシーンの背景にBlack Catが描かれているのは洒落ている。彼女には運を味方に付ける力があるからね。

残念なのはこの号のインクをBuscema自身が入れていないこと。彼の画が台無し。

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