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登録への熱意

2018-03-25 13:04:00 | 日記・エッセイ・コラム
弊所のお客様で、3年前に特許出願した個人の方がいます。
早期審査の結果、登録になりました。
 
その登録公報発行後に、少し違う形態に改良した、とのこと。
それでは、ということで、改良形態を特許出願し、早期審査して、またも登録になりました。
 
その登録公報発行後に、今度は、その商品を外国に売り出す、ということで、どうしたらよいか、相談がありました。
 
優先期限はとっくに過ぎています。
しかも、登録で公知。
同じ形態で出願するのは無駄。
殊に外国への出願となると費用もかかります。
 
実は顧客から改良の要望がある、とのこと。
その改良点は盛り込みましょう。
でも、それだけでは、果たして登録までもっていけるか。
二人で、あぁ~でもない、こぉ~でもないと、いろいろ議論した後、その改良点と、今後あり得る改良点もいくつか盛り込んで国際出願しました。
 
最近、国際調査報告書が挙がってきました。
請求項×~×は、新規性有、進歩性無。
請求項〇~〇は、新規性有、進歩性有。
 
この方の熱意に敬服です。

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