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仕事の難しさ

2012-11-03 10:31:02 | インポート

事務所開設から6年目、徐々に難しい仕事が多くなってきています。技術的あるいは法律的知識に乏しいために難しいものもあれば、初めてのことで、対処法がわからないために難しくなっているものもあります。
海外代理人から、ある顧客の出願をコンフリクトにより受けられないと言ってきました。今まで、その顧客のその国への出願はほとんどすべてその代理人に依頼していました。それでも、今回は、その技術がコンフリクトを生じている、というのです。もともとコンフリクトは、当該顧客が神経質になっていた時期があり、海外代理人にも顧客のポリシーとして伝えたことがありました。海外代理人は、そのポリシーを厳格に履行してきており、今回のコンフリクトの件もそれに添ったものだというのです。
何回目かのメールのやりとりの末、コンフリクトとなる相手企業を名乗ってきました。この業界では世界的な企業です。だからといって、顧客は納得できません。今まで通り、受任してくれることを望みました。
海外代理人のメールには、その端々に頑として断りたいという意向がにじみ出ていました。
顧客と相談し、結局、別の代理人に依頼することにしました。
そんなこんなで、ここしばらく、この件の対応に追われてしまいました。