サウジアラビアとイランの緊張が高まっている。
発端はシーア派の宗教指導者ニムル師の処刑。現在２国は国交断絶中。国際ニュースは石油情勢に特化した形で盛んに取り上げてるけど、みんなサウジの人権問題には関心ないのか。やっぱこの世は人権よりカネか。ノーベル平和賞もサウジはスルーしちゃうんですかー。
ところでサウジアラビアっていったいどんな国なのか、その内実はあまり伝わってこない。あなた、サウジについてどれだけ知ってますか。
正直うさぎもつい最近まで、世界第２位の石油産出国。（現在１位はアメリカ）。潤沢なオイルマネーで人々は近代的で豊かな生活をし、カネはあまりあまって税金徴収の必要なし？ ぐらいしか知識なかった。
そんな貧困な知識のなか、時々とんでもない情報がとび込んでくる。
例えばつい先日（去年１２月も）サウジアラビアで女性が初めて参加可能の選挙が行われた、と新聞の紙面に小さく報じられていた。えーっ、確か今は２１世紀じゃなかったっけ。
で、いろいろ調べて言ったら国の現状は驚くべきことばかり。なんとサウジでは参政権（地方議会に関しては去年１２月実施）はおろか、車の運転や外出といった日常的なことから結婚（一夫多妻）にいたるまで女性差別があるんだって。で、法律で男尊女卑が定められてるらしい。 さらに驚くべきことに、この国、女性差別撤廃条約を批准しているんだとか。なんで、なんでそんなことができるんですか？ それは留保という手段があるから。 条約内容がイスラム法と抵触する場合は条約を遵守する必要なしなんだって。国際条約にそんなウルトラわざがあるなんて知らんかった。日本もこの条約批准するとき法律変えたり作ったり大慌てしたというから、この留保という手を使ったらよかったのにね。だったら今ごろ小うるさい女性差別撤廃委員会に絶えずつつかれることなっかったかも。（ウソだよー ）まあいろいろこの正月は自らの不勉強を反省しました。
とにかくサウジが国連ナメてるのか、国連がナメられてるのか。実はあまり指摘されないが、サウジは２０世紀なかばまでまで奴隷制があった。（現在でも非公認であるそうだ）１９５１年、見かねた国連が現状を調査しようとしら、サウジは不当な内政干渉としてこれをつっぱねたんだとか。
女性差別といい、人権活動家処刑といい、もう何から何まであの中国が足元にも及ばないくらいの人権抑圧非民主主義国家である。ところが不思議なことに、この国を悪く言う声はもとより非難する声はあまり聞こえてこない。少なくとも日本のメディアにおいては皆無だ。
何でだ。ウィキを読んだら謎はすぐ解けた。人権批判したら石油輸出停止されるからなんだそうだ。そう日本は石油総輸入量の３分の一をサウジから買っている。悪口言ったら石油売ってくれなくなるかもしれん。そしたらコンビニ弁当のプラ容器から物流トラックのガソリン、火力発電の原料まですべてお手上げだ。石油に依存しまくってる悲しい日本社会。ということは今、日本はサウジに首根っこ押さえられて文明生活享受してるってことか？ 日本の暮らしや経済は前近代男尊女卑国家の繁栄を前提に成り立ってるってことですかあ？
そこで次の疑問がわく。日本はなんでこんなにサウジばっかから石油買ってんのか。石油を産出する国は他にもあるはず。
ここで脳裏をかすめるのはやはりサウジとアメリカの関係。サウジアラビアとアメリカソ連のアフガニスタン侵攻以前からこの２国は仲がいい。サウジはオイルで稼いだカネをアメリカからの兵器購入に気前よく使ってるんだとか。友達の友達は友達。義理と人情。いやといえない日本人。ってことは日本アメリカからの依頼でサウジから石油買ってんじゃないっでしょうーねっ。ひえええ、日本が支払った石油代金が武器になってリアルにイエメンの人々を殺戮しているなんて正月そうそう信じたくない現実だ。暗澹・・・
話をかえよう。
脱原発する引き換えに火力の割合をもっと大きくする必要がある、という声をよく聞く。でもこのサウジの石油で火力発電拡大させるってのは、すごく抵抗を感じる。じゃあ原発ゼロで石油づけの日本社会を維持していくにはどうしたらいいのか。
単純に考えたら策は３つある。
１ 石油を使わずにすむ分野、電力消費をとにかく減らす。ようするに節電。
２ サウジの現状に目をつむる。ようするに欧米の右に倣う。
３ 石油を買ってやるから民主化しろとせまる。ようするにカネの力で内政干渉する。
３は夢物語・・・だよな。自分で言いながらそう思う。で、現在日本がサウジアラビアから世界で一番石油買ってるんだとか。情けない。日本が一番カネの力行使できるんだから何とかできないのか。これ以上この人権抑圧、一部王族の縄張り国家を超え太らせなくてもいいと思うんですけど。
発端はシーア派の宗教指導者ニムル師の処刑。現在２国は国交断絶中。国際ニュースは石油情勢に特化した形で盛んに取り上げてるけど、みんなサウジの人権問題には関心ないのか。やっぱこの世は人権よりカネか。ノーベル平和賞もサウジはスルーしちゃうんですかー。
ところでサウジアラビアっていったいどんな国なのか、その内実はあまり伝わってこない。あなた、サウジについてどれだけ知ってますか。
正直うさぎもつい最近まで、世界第２位の石油産出国。（現在１位はアメリカ）。潤沢なオイルマネーで人々は近代的で豊かな生活をし、カネはあまりあまって税金徴収の必要なし？ ぐらいしか知識なかった。
そんな貧困な知識のなか、時々とんでもない情報がとび込んでくる。
例えばつい先日（去年１２月も）サウジアラビアで女性が初めて参加可能の選挙が行われた、と新聞の紙面に小さく報じられていた。えーっ、確か今は２１世紀じゃなかったっけ。
で、いろいろ調べて言ったら国の現状は驚くべきことばかり。なんとサウジでは参政権（地方議会に関しては去年１２月実施）はおろか、車の運転や外出といった日常的なことから結婚（一夫多妻）にいたるまで女性差別があるんだって。で、法律で男尊女卑が定められてるらしい。 さらに驚くべきことに、この国、女性差別撤廃条約を批准しているんだとか。なんで、なんでそんなことができるんですか？ それは留保という手段があるから。 条約内容がイスラム法と抵触する場合は条約を遵守する必要なしなんだって。国際条約にそんなウルトラわざがあるなんて知らんかった。日本もこの条約批准するとき法律変えたり作ったり大慌てしたというから、この留保という手を使ったらよかったのにね。だったら今ごろ小うるさい女性差別撤廃委員会に絶えずつつかれることなっかったかも。（ウソだよー ）まあいろいろこの正月は自らの不勉強を反省しました。
とにかくサウジが国連ナメてるのか、国連がナメられてるのか。実はあまり指摘されないが、サウジは２０世紀なかばまでまで奴隷制があった。（現在でも非公認であるそうだ）１９５１年、見かねた国連が現状を調査しようとしら、サウジは不当な内政干渉としてこれをつっぱねたんだとか。
女性差別といい、人権活動家処刑といい、もう何から何まであの中国が足元にも及ばないくらいの人権抑圧非民主主義国家である。ところが不思議なことに、この国を悪く言う声はもとより非難する声はあまり聞こえてこない。少なくとも日本のメディアにおいては皆無だ。
何でだ。ウィキを読んだら謎はすぐ解けた。人権批判したら石油輸出停止されるからなんだそうだ。そう日本は石油総輸入量の３分の一をサウジから買っている。悪口言ったら石油売ってくれなくなるかもしれん。そしたらコンビニ弁当のプラ容器から物流トラックのガソリン、火力発電の原料まですべてお手上げだ。石油に依存しまくってる悲しい日本社会。ということは今、日本はサウジに首根っこ押さえられて文明生活享受してるってことか？ 日本の暮らしや経済は前近代男尊女卑国家の繁栄を前提に成り立ってるってことですかあ？
そこで次の疑問がわく。日本はなんでこんなにサウジばっかから石油買ってんのか。石油を産出する国は他にもあるはず。
ここで脳裏をかすめるのはやはりサウジとアメリカの関係。サウジアラビアとアメリカソ連のアフガニスタン侵攻以前からこの２国は仲がいい。サウジはオイルで稼いだカネをアメリカからの兵器購入に気前よく使ってるんだとか。友達の友達は友達。義理と人情。いやといえない日本人。ってことは日本アメリカからの依頼でサウジから石油買ってんじゃないっでしょうーねっ。ひえええ、日本が支払った石油代金が武器になってリアルにイエメンの人々を殺戮しているなんて正月そうそう信じたくない現実だ。暗澹・・・
話をかえよう。
脱原発する引き換えに火力の割合をもっと大きくする必要がある、という声をよく聞く。でもこのサウジの石油で火力発電拡大させるってのは、すごく抵抗を感じる。じゃあ原発ゼロで石油づけの日本社会を維持していくにはどうしたらいいのか。
単純に考えたら策は３つある。
１ 石油を使わずにすむ分野、電力消費をとにかく減らす。ようするに節電。
２ サウジの現状に目をつむる。ようするに欧米の右に倣う。
３ 石油を買ってやるから民主化しろとせまる。ようするにカネの力で内政干渉する。
３は夢物語・・・だよな。自分で言いながらそう思う。で、現在日本がサウジアラビアから世界で一番石油買ってるんだとか。情けない。日本が一番カネの力行使できるんだから何とかできないのか。これ以上この人権抑圧、一部王族の縄張り国家を超え太らせなくてもいいと思うんですけど。