メガホンを取ったのは北川悦吏子。テレビドラマの『ビューティフルライフ』などの脚本を書いた「恋愛ドラマの神様」と呼ばれる脚本家です。
キャスト:北乃きい、岡田将生
ストーリー:北海道の高校3年生、紺野ヒロ(北乃きい)は片思いの相手である篠崎修(岡田将生)に思いもよらぬ形で告白することになり、二人は付き合い始める。しかし修は東京の大学に進学する予定であることをヒロに言えずにいた。
【タレントとしての魅力】
本作の魅力を語るにまず真っ先に述べるべきは、、、
北乃きいが、かぁああいいいのぉおおお!!
岡田将生が、かぁああいいいのぉおおお!!
今年のベストカップル賞内定。
ほとんどのシーンがアドリブだったらしく極めて自然体。
この子たちが可愛いのは、演技ではなく、正にタレントとしての人間の魅力。
いや、すごい。惹きつけられる。
上映時間は85分ですが、もっとこの二人を見ていたいと思えるほど主演の二人は魅力的です。
ちなみに、タイトルの『ハルフウェイ』は北乃が「halfway」という単語を誤って「ハルフウェイ」と読んだことがキッカケとなっています(その光景は本編中で使われています)

【岩井俊二のカラー】
映画全編が少女漫画のような香りを漂わせています。
それはスタッフを確認してみると理由が明確になります。
プロデューサーに岩井俊二が入っている関係で、過去の岩井作品に関わってきたスタッフが集まっています。
編集を岩井俊二が。細かいジャンプカットは彼の作品の特徴の一つです。
音楽を小林武史(『リリィ・シュシュのすべて』、『スワロウテイル』)
撮影は角田真一(岩井俊二の作品の多くを撮影してきた篠田昇に師事)
過去の岩井俊二作品の雰囲気が好き!という人には間違いなくオススメ出来るかと思います。
【映画としての物足りなさ】
この映画は北川悦吏子が脚本を書いたものの、途中から脚本はないも同然と言っていい状態になりました。岩井俊二が岡田将生と北之きいの会話の自然さを見ていて北川監督へ「アドリブでやらせてみたら?」と言ったことがキッカケになっています。
本業が脚本家としての北川悦吏子は脚本を放棄することに対して相当迷ったようですが、結果として話の大筋はあるものの、基本的には俳優に委ねられることになりました。
そのため、精査された脚本ではなくなってしまったため、「話がダラダラ進む」という印象を持つ人がいるのも事実です。
【二人の行末は】
この映画を見て、ふと思い出した映画があります。それは『ジョゼと虎と魚たち』。
『ジョゼ~』は大学生の男の子が足に障害を持つ女の子と恋に落ち、気持ちは本当だったのに結果として別れてしまうというものでした。
その時に感じた罪悪感や悲しさ、寂しさ、愛おしさを、この『ハルフウェイ』にも感じたのです。
本作では、二人の別れはハッキリとは示されていません。しかし、別れを連想させる要素が3つほどあります。
一つは、ED曲の「halfway」の歌詞にあります。
あなたの夢も あなたの声も
あなたのしぐさも 覚えてる
ずっとずっと…。 でもね
あなたの心のドアの鍵を持てたら
もし持ってたなら 今でも二人は…。なんてね、ごめんね。
最後に流れる曲の内容が「愛しい人との別れ」を歌っているものであること。
それもヒロの立場の歌詞に思えることが一つのポイントです。
二つ目は主演の二人がどういう未来を連想して演技したか、ということです。
DVDに収録されているインタビューで岡田将生と北之きいが、メインキャラクター二人の今後に関して言及していますが、二人とも「別れると思う」と回答しています。
『ハルフウェイ』は主演の二人の意思で物語が進行していましたので、二人が「いつかは分かれる」と思って演技していることは一つのポイントになります。
三つ目のポイント(二つ目と少し被りますが)は紺野ヒロの選択と表情。
終盤、電車で旅立つ修をヒロが見送るシーンがありましたが、本来の脚本であれば、「ヒロは電車に飛び乗る」という展開になるハズでした。
しかし、北乃きいはアドリブで電車には飛び乗らず、そのまま見送るという展開を選びました。
電車が去った後のヒロの表情に注目して下さい。
全てを見通したような、寂しげな微笑み。流れる一筋の涙。
私には「これでお別れだね」という表情にしか見えません(一時の別れでこんな表情をするでしょうか?)。
我が侭に振舞っていた少女ヒロは、恋人との別れを経験して大人の女性へと一皮剥けるのです。
【最後に】
『ハルフウェイ』は評論家からは不評の面があります。明確なテーマや深い含蓄がないためです。
しかし、誰もが憧れてしまうような瑞々しいやりとりと甘酸っぱい気持ちが凝縮されています。
それを感じることが出来ます。
salyuが歌うエンディングが流れる時、多くの人が爽やかな涙を流すことが出来るのではないでしょうか。
オススメ度:




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キャスト:北乃きい、岡田将生
ストーリー:北海道の高校3年生、紺野ヒロ(北乃きい)は片思いの相手である篠崎修(岡田将生)に思いもよらぬ形で告白することになり、二人は付き合い始める。しかし修は東京の大学に進学する予定であることをヒロに言えずにいた。
【タレントとしての魅力】
本作の魅力を語るにまず真っ先に述べるべきは、、、
北乃きいが、かぁああいいいのぉおおお!!
岡田将生が、かぁああいいいのぉおおお!!
今年のベストカップル賞内定。
ほとんどのシーンがアドリブだったらしく極めて自然体。
この子たちが可愛いのは、演技ではなく、正にタレントとしての人間の魅力。
いや、すごい。惹きつけられる。
上映時間は85分ですが、もっとこの二人を見ていたいと思えるほど主演の二人は魅力的です。
ちなみに、タイトルの『ハルフウェイ』は北乃が「halfway」という単語を誤って「ハルフウェイ」と読んだことがキッカケとなっています(その光景は本編中で使われています)

【岩井俊二のカラー】
映画全編が少女漫画のような香りを漂わせています。
それはスタッフを確認してみると理由が明確になります。
プロデューサーに岩井俊二が入っている関係で、過去の岩井作品に関わってきたスタッフが集まっています。
編集を岩井俊二が。細かいジャンプカットは彼の作品の特徴の一つです。
音楽を小林武史(『リリィ・シュシュのすべて』、『スワロウテイル』)
撮影は角田真一(岩井俊二の作品の多くを撮影してきた篠田昇に師事)
過去の岩井俊二作品の雰囲気が好き!という人には間違いなくオススメ出来るかと思います。
【映画としての物足りなさ】
この映画は北川悦吏子が脚本を書いたものの、途中から脚本はないも同然と言っていい状態になりました。岩井俊二が岡田将生と北之きいの会話の自然さを見ていて北川監督へ「アドリブでやらせてみたら?」と言ったことがキッカケになっています。
本業が脚本家としての北川悦吏子は脚本を放棄することに対して相当迷ったようですが、結果として話の大筋はあるものの、基本的には俳優に委ねられることになりました。
そのため、精査された脚本ではなくなってしまったため、「話がダラダラ進む」という印象を持つ人がいるのも事実です。
【二人の行末は】
この映画を見て、ふと思い出した映画があります。それは『ジョゼと虎と魚たち』。
『ジョゼ~』は大学生の男の子が足に障害を持つ女の子と恋に落ち、気持ちは本当だったのに結果として別れてしまうというものでした。
その時に感じた罪悪感や悲しさ、寂しさ、愛おしさを、この『ハルフウェイ』にも感じたのです。
本作では、二人の別れはハッキリとは示されていません。しかし、別れを連想させる要素が3つほどあります。
一つは、ED曲の「halfway」の歌詞にあります。
あなたの夢も あなたの声も
あなたのしぐさも 覚えてる
ずっとずっと…。 でもね
あなたの心のドアの鍵を持てたら
もし持ってたなら 今でも二人は…。なんてね、ごめんね。
最後に流れる曲の内容が「愛しい人との別れ」を歌っているものであること。
それもヒロの立場の歌詞に思えることが一つのポイントです。
二つ目は主演の二人がどういう未来を連想して演技したか、ということです。
DVDに収録されているインタビューで岡田将生と北之きいが、メインキャラクター二人の今後に関して言及していますが、二人とも「別れると思う」と回答しています。
『ハルフウェイ』は主演の二人の意思で物語が進行していましたので、二人が「いつかは分かれる」と思って演技していることは一つのポイントになります。
三つ目のポイント(二つ目と少し被りますが)は紺野ヒロの選択と表情。
終盤、電車で旅立つ修をヒロが見送るシーンがありましたが、本来の脚本であれば、「ヒロは電車に飛び乗る」という展開になるハズでした。
しかし、北乃きいはアドリブで電車には飛び乗らず、そのまま見送るという展開を選びました。
電車が去った後のヒロの表情に注目して下さい。
全てを見通したような、寂しげな微笑み。流れる一筋の涙。
私には「これでお別れだね」という表情にしか見えません(一時の別れでこんな表情をするでしょうか?)。
我が侭に振舞っていた少女ヒロは、恋人との別れを経験して大人の女性へと一皮剥けるのです。
【最後に】
『ハルフウェイ』は評論家からは不評の面があります。明確なテーマや深い含蓄がないためです。
しかし、誰もが憧れてしまうような瑞々しいやりとりと甘酸っぱい気持ちが凝縮されています。
それを感じることが出来ます。
salyuが歌うエンディングが流れる時、多くの人が爽やかな涙を流すことが出来るのではないでしょうか。
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