シルバーウィークの後半尾瀬を歩いてきました。
初日は大清水バス停から尾瀬沼を見て沼山峠までのコースです。
大宮から上越新幹線と在来線を乗り継ぎ、沼田駅を8:40に出る大清水行きの関越交通バスに乗ります。座席がほとんど埋まるくらいの乗り具合でしたが、半分程度の乗客が途中の鎌田で下車しました。この人たちは日光白根山へ登るのでしょうか。その後、戸倉で鳩待峠へ向かう人が大勢降りて、終点大清水まで乗り通したのは自分たちを入れて6人しかいませんでした。
大清水は、尾瀬への入り口としてはとても落ち着いたところでした。同じ入り口でも、鳩待峠はこの日、きっと大賑わいでしょう。
大清水からは三平峠を経て尾瀬沼へ道が続いています。その途中の一ノ瀬まで、「低公害車両」で移動することができます。ここで時間を節約すれば、尾瀬沼で使える時間が増えます。見た目は普通のワゴン車で、運賃は700円でした。なぜか、運転手のところに「きみ」、車掌が「ぼく」と書かれた名札が入っていました。
シラカンバの幹に目玉の模様が付いています。樹が人の心を吸い込むたびに模様が1つずつ増えます、、ウソです と、運転手さんが話していました。
15分で着いた一ノ瀬には、山小屋はありませんが休憩所兼売店が営業していました。表でおいしそうなきゅうりとトマト・プチトマトが売られていて、まだ歩き始める前なのに迷わず手が伸びます。プチトマトは、色はそれほど鮮やかではなかったですが、甘みがあって美味しかったです。
ここから三平峠までは標高差300mほどの登りです。最初はブナやダケカンバの広葉樹ですが、峠が近づくと針葉樹が増えてきます。尾瀬ヶ原から鳩待峠へのルートより少しきついですが、森は深く、こちらの方がよりいい道だと思いました。道の脇を流れる沢の水量も多かったです。
(つづく)