至仏山(2,228m)
「~ 尾瀬ヶ原から見る至仏山の山体は笠を伏せたようだ。かつて笠岳、笠品岳と呼ばれていた様子がよくわかる。 ~」(浅野孝一・打田鍈一・楠目高明・横山厚夫著『関東百山』(実業之日本社))
一度尾瀬を歩いてみたいと思っていました。登山靴を買って2年経ち、初めて尾瀬に行ってみました。
鳩待峠から山ノ鼻へと下る途中、樹々の間から至仏山が見えます。大きな山の雰囲気が伝わってきました。
今日は至仏山へ登るのがメインですが、登山口の鳩待峠から往復するだけでは時間が余るので、鳩待峠→山ノ鼻→至仏山→鳩待峠という三角形を反時計回りにたどることにし、さらに尾瀬ヶ原の湿原歩きも付け加えました。山ノ鼻から至仏山への登山道は登り専用のため、同じコースを反対方向(至仏山→山ノ鼻)に歩くことは出来ません。
尾瀬ヶ原に出ると、東北最高峰の燧ヶ岳に向かって複線の木道が伸び、池塘は青空を映し出し、紅葉の始まったヒツジグサの浮葉が散りばめられています。小さな水面に、さらに小さな浮島のある池塘もあります。
振り返ると至仏山が大きく、とても重厚な笠の形をしていました。
(登頂:2013年9月中旬) (つづく)