昨年の9月。
お誕生日はデコグッズ♪
デコるパーツや接着剤、道具類をプレゼント希望した空です。
始めのころは、アクリルのラインストーンでデコしていたのですが、
本を見たりしているうちに、自分の作りたいものがはっきりとしてきたようです。
「こうゆうのがね、作りたい!こうゆうデコがしたい!」
それは、かわいいスイーツたちを使ったデコでした。
オークションで気に入ったパーツをみつけて落札したりしていたのですが、
「こうゆうのがね、いい!こうゆうデコがしたい!」は広がって膨らむばかり。
市販のプラパーツは安価ではないし、欲しいパーツは売り切れていたりするし。
いろいろ検索しているとき、粘土で作るスイーツの存在を知ったんです。
すごい!私は、知らない世界に引き込まれて?魅せられて?しまったんです。
知らない世界・・・では、きっとなく。私が知ろうとしなかった世界。
空は、何度かホビー専門の店舗で「見て!」と作る見本みたいな完成したスイーツを
私に教えてくれていたっけ。懸命に見入ってたよね・・・。ずっと、興味あったんだ。
「ここに売ってる粘土を買ってもいい?」
そう言って軽量粘土を買ったことがあったっけ。
幼いころから粘土が好きだから、買ったんだと思ってた・・・けど。
スイーツデコの売り場の粘土を買えばスイーツが作れると思っていたのかもしれない。
空は、幼いころから粘土が好きです。
泥遊びの延長にあったのが粘土だった感じ・・・多分。
穴を掘っては土粘土を探していたり(笑)
100円ショップで粘土を買っては、こねこねしていたり。
なにかを作るのではなく、ただ触れている感じの空でした。
なにを作ればいいのか。どうやって作ればいいのか。
空には、わかっていなかったから触れているだけだった・・・のかも。
「スイーツって粘土で作れるんだね」
「そうだよ。知らなかったの?」
「うん。わかってなかったよ」
「いろんなの作れるんだよ」
「わくわくするね。空も作ってみたら?」
「無理!絶対無理!私、上手にできなかったもん!失敗ばっかりだもん!」
小学4年生の冬、クリスマスプレゼントだったホイップるというスイーツ作りの玩具。
お年玉でも買って作っていたっけ。上手にできてると思ったことは一度もないけど。
玩具だし、遊んでることだし。空が拒絶する感情をもってたなんて思ってなかった。
『ホイップる』で挫折して、あきらめてた気持ちがあったんだ・・・。
空自身も、きっとね。あらためて?気がついた感じかもしれません。
小6になった、昨年の夏休みも「100円ショップで粘土買って♪」と(毎年のこと)
言うのでから100円ショップに行ったとき。
いつもの粘土を手にしながらも、すっと私に渡してきたりしたんです。
「だって粘土持ってるって恥ずかしい!粘土で遊んでるっておかしいでしょ!」
「?」
「・・・ちょっと、同級生には知られたくないよね。言えないよね」
粘土板を買ったら?と言ったときも、そうだったっけ。
「恥ずかしいから、お母さんが買ってきてよ」だった。
粘土が恥ずかしい?・・・?ンー(*≡ω´)a゛
なにを作るわけでもない空の粘土は、空自身のなかで幼いままなのかもしれない。
「友だちに粘土してるって言えないよ。バレたら笑われちゃうよ!」
そう言う空に驚きつつ、成長を感じつつ、切ない?ような気持ちになっちゃいました。
「粘土で遊ぶ」のは、幼いころのこと。
中学生、高校生、大人になったら、それは、多分、やらないこと。
「粘土細工」だったら? それは、とってもすてきな趣味になったりする。
違和感なく、粘土に触れる大人が、たくさんいること。楽しんでいること。
粘土を楽しむ方法がたくさんあること。空も、粘土に触れる大人になれること。
今までの空は、なにかを作る目的があって、粘土で遊んでいたわけじゃない。
作ってみたくても、なにを作っていいのかわからない。そんな感じ。
手先・指先の不器用があります。視覚過敏があるため、遠近の認識が困難です。
イメージすることが不得手です。先を見通すことが不得手です。
だけど、空には、好きなものだったら、驚異の集中力を発揮する力があります。
『魅力を感じるデコのスイーツたちを、大好きな粘土で作る』
目的をもって、粘土に触れていくことができたらって思ったんです。
粘土で作るスイーツの存在を知って、空が作ってみたいと思ってた世界を知って。
空の隠しておきたい粘土への気持ちを知って。粘土での劣等感を知って。
私のなかで、むくむくと挑戦心?
やってやろうじゃない的に盛り上がってしまったんです。
空に「やってごらん!」と丸投げしても?勧めても?挑戦させたとしても。
「だって!わかんないっ!」癇癪とストレスの火種になってしまう・・・間違いなく。
空には、情報と知識と知恵が必要。
空は情報と知識と知恵のなかだったら安心するし、選択もできる。アイディアも浮かぶ。
子どもが興味をもったことに、情報と知識と知恵を伝えていく。
大切なこと。空と天から教わったこと。私にできる唯一のこと。
大好きな粘土を恥ずかしいこと。隠しておきたいこと。
そう感じている空の気持ちを変換したい。大好きな粘土を自慢に変換したい。私の意地。
「お母さんも一緒にやるよ。楽しもうよ。粘土でスイーツ作ってデコろうよ」
「うん。やってみたい!」
空に情報と知識と知恵を伝えるため、私が情報と知識と知恵を知らなきゃいけない。
粘土なんて子どもの時以来。床に落ちてた空の粘土をこねこねしたりはしてたけど(笑)
容赦ない?空の疑問。
ますます、私に拍車をかけ・・・。気がつけばやってやろうじゃない的な私の挑戦心は、
結構、短期間で(笑)愛着心?になってくれました。完璧に魅せられてる(笑)
空と幾つか選んで樹脂粘土を買って。ふたりで樹脂粘土をこねこねしたとき。
「気持ちいい!!すっごい気持ちいい!!」
「いつもの粘土と全然違うよぉォ!」
「落ち着く♪ほっとするよ」
満面の笑みの空でした。空でも型あるものが作れるように幾つか型を購入して、
作るものが明確な環境で初挑戦です。
型だから簡単かと思いきや、型から粘土がはずれない。
かなり、慌てました・・・私が(笑)
でも。
しばらくすると空がコツをつかみ、かわいいスイーツたちができあがりました。
さすが。だてに粘土をこねていたわけじゃないよね。粘土をこねて歴11年(笑)
初挑戦から3か月。
「私、粘土でスイーツ作ってるよ。粘土って楽しいよ!」
友だちに言えるようになっています。
「私は、アルバイトとか就職とか、無理だよ。人に疲れちゃうし。忘れるし」
「家で仕事するってあり?粘土でスイーツ作って、デコ作家になりたい」
「作ったものオークションとかに出してってやりたい。家でできるのがいい♪」
「家で仕事して♪ダンスして♪・・・それがいい!いいでしょう?」
自分自身をよくわかってて、自分で自分の将来を見据えてる感じに驚かされました。
・・・って、私も? 一緒にやるのか? (*`゜m゜´*)pupuッ 聞かないけど。
空が家で仕事・・・デコ作家になる云々は、おいといてぁはは...(≡∀≡。ll)はぁぁ...
うるさいんだろうな(笑) 「できないっ!」「わからないっ!」怒るよね?(笑)
それでも。職場での空に、やきもきするよりは、ずっと気持ちがラクかもしれない。
空が働く大人になる日は、そう遠い未来じゃないんだ・・・と、あらためて。
気がつかされた感じがしています。
任された以上は、責任をもって任務を遂行いたします♪((oゝω・o)ゞデシッ
読んでいただき、ありがとうございます。
空の希望で、粘土生活をブログにしてみました。
現在は、空の手出し一切なしの(笑)私のブログです・・・が。
いつかは、空のブログになるんだそうです (*`゜m゜´*)pupuッ
「今のところは、お願いね♪ちゃんと、書いてね」
まだまだ記事数はすくないですが。
時間があったら覗いてみてください♪
→ http://alohirani.jugem.jp/