石田徹也遺作集

2015年01月04日 11時40分33秒 | NEW!
「絵画」の感想というのは、難しい。
受け取るイメージが一つではないし、言葉ではない(言葉にならない)思いが多くを占めるから。

自画像ではない、という男が頻繁に出てくる。
意味ではなく、イメージだという。
それが見る側の自由の拡張を迫る圧力となって襲ってくる。

私の夢にも、頻繁に登場する女性がいる。
現実には存在しない、私のアニマ。
覚醒時にそのイメージを語ることはできない。
髪が長いのか短いのか、目は大きいのか切れ長なのか、背は高いのか低いのか、若いのか大人なのか・・・まるで思い出せない。
とにかく夢の中に突然と現れ、何も言わず消えていく。
現実の、誰の投影でもない、或いは知りうる全ての女性の投影なのかもしれない。
「斯く有るべし」という純粋な想念が像を結ばずに出てくるだけなのだろう。


【アニマ anima 】
男性の無意識人格の女性的な側面を元型と規定した。男性が持つ全ての女性的な心理学的性質がこれにあたる。


特に心に刺さった3枚。











最新の画像もっと見る

コメントを投稿