江戸酒場放浪記~春の部~

2016年04月19日 11時23分27秒 | NEW!
移動と睡眠以外の時間を全て酒場巡りに費やす旅の話が持ち上がったのは去年の暮れ。毎週のように入念なミーティングを積み重ね実現した、夢のような二日間だった。

【1日目】



(1) 東京駅

こじゃれた和風ダイニングの個室。旅の目的からは外れるジャンルだが、最初のゲストが子連れのため、苦渋の決断。



ゲストの一人が元アナウンサーの現役芸能人。ダンナさんと可愛い息子さんと一緒に現れた。プライヴェートは殆ど非公開のため名前や画像は出さない。「撮らないで」とかは全く言われなかったけど、貴重なoffの時間を我々のために割いてくれたので、不粋なことはせず楽しく会食。とても気さくな方で、ダンナさんも素敵な人だった。そして二人ともどうしようもない酒飲みだった(笑)
もう一組のゲスト、熟年カップルの二人も素敵な人たちだった。みんな初対面の私に気を遣ってくれて、優しいひとときを過ごすことができた。

(2) 新宿・思い出横丁



東京駅での時間があまりにも楽しかったため、予定よりかなり遅れて到着。ここで待ち合わせていたゲストの方をかなり待たせてしまい、申し訳ない。



第二宝来家。ハツ刺・小袋刺・モツ煮込・チレ串をお供に、当然のようにホッピー。さらにもうひとかたも合流し、いよいよダメ人間ツアーの始まりを実感。









新宿はもう一軒ぐらい攻める予定だったが、「押し」のため断念。

(3) 吉祥寺



個人的には40年ぶり。当時は本当に何もなかった。まだ子どもだったので飲みには行かなかったけど。
いせや本店。激混みである。二階のテーブル席にて煮込みや串等を少々。一階のごちゃごちゃした席で、いや、路面の立ち飲みでやってみたかったなあ。







ついでにハモニカ横丁放浪。「モスクワ」なるかなり怪しげな店でピッツァ。私はシェリー。





(4) 久我山





今回の主目的である久我山「あかね」に向かう。情緒感たっぷりの坂道を上ると、住宅地のど真ん中にそれはあった。雰囲気も設えも、最上の居酒屋。酔いもかなり回ってパラダイス状態だった。






ゲストの方々とはここでお別れ。お忙しいところおつきあいいただき、ありがとうございました。本当に楽しい時間を過ごすことができた、嬉しい出会いだった。そして「あかね」必ず再訪しようと心に決めたのであった。

(5) 赤羽

渋谷で埼京線に乗り換えるはずがヨパラーイMAXでホームがわからず、山手線で池袋まで。ようやく終電に飛び込んでなんとか辿り着く。
ホントはここで一軒行くつもりだったが、どう考えても限界のため¥2,800のカプセルホテルで爆睡。寝る前にペヤングを食べたらしい。



【2日目】

(1) 赤羽

7:00、連れから「いこいで飲んでます」ライン。やるな。大至急シャワーを浴びて駆けつける。この時間からカウンターはほぼ満席、テーブルも半分近く人が入ってる。
早速ハイボール(焼酎ver.)を飲みながら牡蠣の天ぷら・平貝・煮込み豆腐をオーダー。どれも¥150だった!しかもクウォリティ高い!
ホールを一人で回す情け無用のおばちゃん、そしてそのおばちゃんの機嫌を損ねないように懸命に振る舞うダメ人間の群れ。この店ではおばちゃんが神なのだ。楽しくて堪らない。ここにも必ずや戻ってきたい。朝から最高の気分だ。



喜多屋。ここも十分殺伐としていてステキだったが、「いこい」のインパクトが強すぎて・・・アジフライ旨かった。



両店ともケータイスマホの類は絶対禁止だったので記録無し。ちょっとでもスマホに触ろうものなら神の逆鱗に触れて叩き出されそうな勢いだった。

(2) 上野



予定にはなかったが、なんとなく時間があるような気分だったので行ってみることに。
特にリサーチしていなかったのでアメ横を放浪しつつ「大統領」。レモンサワーに煮込とくさや。昼前から最高の気分だ。









(3) 浅草

先ずは神谷バーで電気ブラン。



勢いをつけて浅草寺でお参りして御神籤引いたら「凶」・・・持ってるなあ。





ホッピー通りを2軒はしご。ホッピー飲んで、バイス飲んで、煮込み食って、焼き烏賊食って、昼間っから最高だった。









ここでタイムアップ。東京駅からバスで成田。そして帰着。



(4) 南郷7丁目

すごく喉が渇いていたのでとりあえずの生ビール。



そして二日間きちんとしたものを食べてなかったことを思い出し、中華丼。



そして二日間殆ど日本酒を飲んでいないことに気がつき、風の森。



ここに2日間12軒に渡るダメ人間飲み倒れツアーはめでたく終了した。

次回は秋である。