3分写真テクニックとか何とか

『3分写真テクニック』は、”いい写真が撮れるちょっとしたコツ”を紹介していきます。

【3分写真テクニック】太陽の向きはとても大事?!

2020-03-02 00:07:18 | カメラ・写真
こんばんわ!ソヨカゼペンギンです

皆さんは、屋外で写真を撮る際に、ちゃんと太陽の向きを意識していますか?
自分が撮ろうとしている方向と、太陽が今どこにあるかという位置関係は、写真の出来に大きく影響してきます

一般的には、太陽を背負う向き(順光)で撮る方が映りが良くなりやすく、
その逆で太陽の方向を向く(逆光)だと、映したいものに影ができてしまったり、全体が白っぽくなってしまったりしがちです

特に、スマホやコンパクトデジカメだと、逆光による余計な光の像が映りこんでしまうことがあるので注意が必要です

逆光による余計な映り込みの例がこちらです

これを見ると、写真中央付近が不自然に明るくなっていて、中央上の方には白い六角形がいくつか映っています
この現象は、レンズの構造に起因して発生しています

カメラのレンズというのは、あの筒の中に何枚もの円形のガラス板が入っていて成り立っています

https://camera-web.jp/lenz/sflens-basic

このガラス板は光を全部透過してくれるのが理想なのですが、実際には少しだけ光を反射してしまい、それがまた別のガラス板に反射することで、余計な光の像が生まれます
そして、逆光によって、太陽から直接強い光がレンズに入ってくると、これが起こりやすくなります

同じ場所で、順光向きに撮影するとこうなります

不自然さのないすっきりした映りになっています

もしも、映したいものの向きと太陽の向きが、どうしても順光の関係にできない場合は、時間帯を変えて、太陽の向きが逆光にならない位置に来るときに撮影してください

勿論、あえて逆光にしてそれを活かして撮影することもできます



普段から太陽の向きを意識して撮影するクセを付けておくことで、いつでも比較的失敗しないように写真が撮れるようになるので、ぜひ実践してみて下さい

☆今日のまとめ
屋外撮影では、基本的に順光になるようにカメラを構える場所を意識して撮影してみよう


それではまた明日