さて、あいかわらず卵は孵らない。
そこでヒマを持て余し、ちまちまと冷却システムのマイナーバージョンアップを。
表面に貼り付けたキッチンペーパーで冷却しているが、やはり、若干内壁に水滴がつく。
水滴の直径は大きくても1mm以下で、アリンコ様が溺れるほどではないが、どうもその水気を嫌って行動半径がせばまっているような気がする。
そこで、現在の生活圏たる底面上の横穴が壁面に接触している部分(あー、まわりくどい)のキッチンペーパーを切り取ってみた。
ついでに、温度計の周りも。
いやー、すっきり。そして、観察もしやすい。
一昨日あたりから、行き止まりの坑道や大広間のあちこちにゼリー屑が積み上げられ始めた。バリケード?
坑道は伸長していないが、大広間がさらに広くなっているようだ。
何故か地表に出たがらないので、手近な場所に屑を捨てたということか。
小寝室も少しずつスペースを広げている。
が、その先へ穴を伸ばそうとか、上へ進んで第3、第4坑とつなげようという気はまったくないらしい。ちぇ。あとほんのちょっと掘れば開通するのに。
念の送り方が足りないのか。
第3、第4坑を伸ばせばいいのに、とも思うが、地表に出なくなって久しいので、その可能性も薄い。ちぇー。
ま、つながったらどうということもないんだけど。
昨夜はこのお気に入りの小寝室奥の行き止まり部分で体をねじるようにして動かなくなっていた。
10分以上体勢を変えないのでとうとうご臨終かと思ったが、しばらくしたら別のポーズをとっており、どうやら単にお休みだったようだ。
今朝は元気に動き回っている。
アリンコ様の睡眠は、どうなっているのか。8時間睡眠?細切れ?
真夜中でも活発に動いていることがあるが、それは私がたたき起こしているのか?
大広間で動かないときには、どうもさかさまになってコウモリばりに天井からぶら下がっているようだが、確認しようと箱を動かすとアリンコ様に気取られてしまうので、断定にいたっていない。
アリンコ様に快適な生活をしていただくためには、このあたりも調査せねばなるまい。