アリンコ日記

あの暑かった2004の夏から数年、夢中になっていたアリ飼いの記録です。もうすっかりアリンコ生活をしていません・・・。

「アリ ハンドブック」

2009-12-28 19:59:10 | アリ本
「アリハンドブック」
寺山 守 解説/久保田 敏 写真/文一総合出版


身近に見られる種を中心に90種が紹介されている図鑑。
オールカラー80ページで、ワーカーの標本写真をもとに種ごとの特徴や見分け方がコンパクトに解説されている。1ページあたり1種(2種のものもたまにある)。
標本写真は生きているものと大きく印象が違うのが難点だが、ほとんどの種で生態写真も添えられているので分かりやすい。
種の形態的特徴(見分け方)は、日本産アリ類データベースの記述をもとにしているので素人には少々難解だが、「前伸腹節刺」など、どの部位についての記述なのかを標本写真中に番号で図示しているので多少は分かりやすいかも。
また、項目としての90種以外に「近似種」についても写真つきで解説しているものもある(ハヤシケアリとヒゲナガアリ等)。
生息環境が「植生(裸地/草地/森林)」「高度(平地/山地/亜高山/高山)」「生息場所(土中/石&倒木/林床/樹上)」のそれぞれをアイコンにして表示されているので分かりやすい。「高度」のアイコンは少々見にくいが。

採集や飼育・標本作りについても2ページずつ(標本は1ページ)使って説明しているが、非常に簡略。
スペース調整のためだと思うが、全体で5つの短いコラムが挿入されている。
新書よりも縦が1センチ長い判形で、厚みが5ミリ。フィールドに持ち出して種を判別するのにはもってこいの本だろう。
「日本産アリ類全種図鑑」は外に持ち出すには大きすぎるので、たいへん便利な本が出て良かった!


ガイジンさん

2009-12-11 19:51:45 | 22 私も6年生になったよ
あっらー。
もう12月?

飼い主は、生まれて初めての病人生活を満喫しておりました。
病院の救急科へ駆け込み、入院、点滴、車椅子、輸血、手術、と全部入りの満艦飾。
あっ、救急車だけはビビって呼ばなかったのが心残り。
でも徒歩で救急というのも、なかなかオツでありましょう。
看護師さんたちが親切にしてくれるのー。上げ膳据え膳。
病人はやめられまへんな。
退院しちゃうと、自宅には親切にしてくれる看護師さんがいないのが不満。
あと電動ベッドがないのも不満。
プラス点滴を吊ってガラガラ押して歩く棒もちょっと名残惜しい。

ということで、11月はまるっと非日常だったので、私にはまだ12月が来ていません。
断じて、来ていません。
来ていませんとも。

そのようにして、ウチのアリの皆さんはまだ艱難辛苦のイバラの道を歩んでおられます。
もう何ヶ月エサやってないんだっけ?
えーと、たしか、1ヶ月前くらいに、放牧場(巨大エサ場)をつないだトビシワ08-1号ロージーチームにだけ、ベランダの植木鉢の上でのたうち回ってた3cmくらいの長さの芋虫(甲虫の幼虫っぽい感じ)を差し上げましたが、その他は絶食中。
あっ、11月なかば(飼い主の入院中)にクロヤマ08-1号カズコチームは全滅いたしました・・・。なむなむ。
でも、今のところ、全滅チームはそれだけ。
おほほほほー。

さて、本日の本題。
もうすぐクリスマスということで、こんなものをいただいてしまった。

あっきらかに、日本産じゃないカタチ。
フタフシ。腹にハリ。アゴはサムライアリ型。頭がケツのように割れている。
茶色と黒の2色。体長50ミリ。


真ん中の画鋲みたいなところがかなり強力な磁石

すんげー!!
これをいただいたのは高級日本料理店でのお上品ランチのときだったのだが、ラッピングを解いた瞬間、さすがに包装紙の中に速攻で戻しましたよ!営業妨害ですよ!というほどのリアルさ。
50ミリという大きさが、スーパーリアルともいえる。
パッケージに書いてある「pols potten」というのは、オランダのおしゃれブランドらしい。
ハリガネ製なので、金属疲労にビクビクしながら、ポージングを考え中。
すばらしいのは、エサも水分もやらなくていいところ。

mikaさーん!ありがとうございました!