「アリハンドブック」
寺山 守 解説/久保田 敏 写真/文一総合出版
身近に見られる種を中心に90種が紹介されている図鑑。
オールカラー80ページで、ワーカーの標本写真をもとに種ごとの特徴や見分け方がコンパクトに解説されている。1ページあたり1種(2種のものもたまにある)。
標本写真は生きているものと大きく印象が違うのが難点だが、ほとんどの種で生態写真も添えられているので分かりやすい。
種の形態的特徴(見分け方)は、日本産アリ類データベースの記述をもとにしているので素人には少々難解だが、「前伸腹節刺」など、どの部位についての記述なのかを標本写真中に番号で図示しているので多少は分かりやすいかも。
また、項目としての90種以外に「近似種」についても写真つきで解説しているものもある(ハヤシケアリとヒゲナガアリ等)。
生息環境が「植生(裸地/草地/森林)」「高度(平地/山地/亜高山/高山)」「生息場所(土中/石&倒木/林床/樹上)」のそれぞれをアイコンにして表示されているので分かりやすい。「高度」のアイコンは少々見にくいが。
採集や飼育・標本作りについても2ページずつ(標本は1ページ)使って説明しているが、非常に簡略。
スペース調整のためだと思うが、全体で5つの短いコラムが挿入されている。
新書よりも縦が1センチ長い判形で、厚みが5ミリ。フィールドに持ち出して種を判別するのにはもってこいの本だろう。
「日本産アリ類全種図鑑」は外に持ち出すには大きすぎるので、たいへん便利な本が出て良かった!
寺山 守 解説/久保田 敏 写真/文一総合出版
身近に見られる種を中心に90種が紹介されている図鑑。
オールカラー80ページで、ワーカーの標本写真をもとに種ごとの特徴や見分け方がコンパクトに解説されている。1ページあたり1種(2種のものもたまにある)。
標本写真は生きているものと大きく印象が違うのが難点だが、ほとんどの種で生態写真も添えられているので分かりやすい。
種の形態的特徴(見分け方)は、日本産アリ類データベースの記述をもとにしているので素人には少々難解だが、「前伸腹節刺」など、どの部位についての記述なのかを標本写真中に番号で図示しているので多少は分かりやすいかも。
また、項目としての90種以外に「近似種」についても写真つきで解説しているものもある(ハヤシケアリとヒゲナガアリ等)。
生息環境が「植生(裸地/草地/森林)」「高度(平地/山地/亜高山/高山)」「生息場所(土中/石&倒木/林床/樹上)」のそれぞれをアイコンにして表示されているので分かりやすい。「高度」のアイコンは少々見にくいが。
採集や飼育・標本作りについても2ページずつ(標本は1ページ)使って説明しているが、非常に簡略。
スペース調整のためだと思うが、全体で5つの短いコラムが挿入されている。
新書よりも縦が1センチ長い判形で、厚みが5ミリ。フィールドに持ち出して種を判別するのにはもってこいの本だろう。
「日本産アリ類全種図鑑」は外に持ち出すには大きすぎるので、たいへん便利な本が出て良かった!