修学旅行で、あれこれと洋服の準備が必要となった息子。
どのカバンにいれていくのかと、質問攻めをしていたら、ついに主人のサムソナイトを借りてきて、洋服その他をつめ始めた。
サムソナイトは結構大きなものなので、余裕があった。しかし、キャスターをくるんでいるゴムが朽ち果てていたことや、斜めにして引っ張るハンドルがついていない時代のものだったから、失望したらしい。
「やっぱり自分のが欲しい」といい始めた。
旅行まであと2~3日と迫ったもので、ネットで検索して注文するには、厳しいと判断した。とりあえず、大型量販店などで、みると、ノーブランドであることから、不安になった。スーツケースなどは、バスにせよ、飛行機にせよ、預けることになる。その時の扱いは荷物なもので、丁寧とはいいがたい。
ということからレンタルにしようかというと、息子の猛反発に会った。
レンタルは、嫌なのだそうだ。
百貨店にいって、ネットで検索したスーツケースをみた。
サムソナイトは、もともとサムソナイトジャパンの製品はエースという会社が作っていた。
それをエースはサムソナイトを作ることをやめて、独自の商品展開を始めた。サムソナイトはあることはあるが、専門店でなければ、置いてないでしょうという。エースのスーツケースであった。もう一軒、百貨店を見たが、同じであった。
どうも・・・・
なぜか・・・
購入する事に合点がいかない気分であった。
後一軒、カバンの専門店にいってみようかと提案した。
いつだったか、グッチのショルダーの肩掛け紐が切れたとき、修理に出したお店があった。カバン専門店で、カバンの病院もしている。
主人は知らなかったようだが。
お店に入るとやはりエースのスーツケースであった。値段は多少は安くつけているようだ。
そのお店のご主人は、職人風であるらしくい。興味を持った主人は、ビジネスバックの取っ手が汗で皮が朽ち果てているのを修理できるかどうか聞いた。
ご主人は、親切に教えてくれた。
その人柄に考え直したのか、もういちど息子を連れてお店にくることと、修理を依頼したいビジネスバックを持ってくる約束をした。
息子のスーツケースは、あっさりとエースのプロテカに決まった。海外にも通用するタイプで、TSAロック機能付である。
アメリカではテロ対策のためスーツケースは、鍵をかけてずに、手荷物検査をされる事になっている。
このTSA機能は、カバンの持ち主が鍵をかけていても、検査官のほうで、鍵を開けれるというタイプなのである。もちろん検査が終われば、鍵をかけて返ってくる。
もしこの機能がついていなければ、鍵を開けたまま検査に出す。閉めていると、鍵を壊されて検査されて壊れたまま返ってくる。
サムソナイトの百貨店販売がされてないことや、エースがスーツケースのイイのをつくっていることなど、知らなかった情報であった。
主人は今度外国に行くとしても、自前のサムソナイトを使うという。スーツケースなど一生ものの物品である。という考えから、安価な商品とかノーブランドの商品を買うことを嫌がった。
今回は北海道旅行であるが、購入したスーツケースを大事にせめて新婚旅行ぐらいまでは、使って欲しいものだと息子に言った。
もちろん一生つかって、海外に行く時ももっていくとしても、嬉しいものである。
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