goo blog サービス終了のお知らせ 

ワンダーランドの日記帳goo

話題は何でもアリスです。ブログ人のワンダーランドの日記帳そっくり
引越しました。記事は検索機能で見つけて下さい。

べっぴんさん8感想

2016-10-12 00:37:18 | テレビ番組
しあわせの形2
すみれは外出禁止になった
ゆりの潔への手紙を
もって
潔にとどけた。
「先日は、おどろかせてすみません。
私は潔さんに自分と同じにおいを
感じています。
一生を共にすごすならあなただと私の本能が
告げていたのだと思います。
男と女以上に同じ志を持つ
相手だと・・・」
潔は読み終えて、笑った。
そしてすみれに伝言を頼んだ。

「わしは、ゆりさんい惚れた。
でも、ゆりお譲さまとは結婚はない。
あきらめるようにいってくれと
いった。」

すみれは、その帰り、麻田の店で
シナモンティを
いただいた。
潔とゆりの話をすると
麻田から潔がゆりと結婚できない
のは、潔が野上家の養子だからだと
いう話を聞いた。
養子を取らねばならないゆりにとって
潔は条件が悪かった。

野上正蔵は潔に正直な気持ちを
聞きたいという。

潔は
自分はこれからどうなるのかわからない
から、と悩んでいたが
「だからこそ、見えることもあるだろう」と
野上が言う。
二人は話し合った。

そして五十八の元へいった。
野上は「坂東家あってのわれわれです」と
五十八に言った。
一生の忠誠を誓うが
野上は、潔の思いを知って
ゆりと結婚させてほしいといった。
野上は潔を大事に育てた。
親というものを知ることもできた。
そのうえで大事な潔であるが
彼はゆりが好きなので、野上は
ゆりのもとへ養子に出そうと
いうのだった。

が、五十八は
意外なことを言った。

ゆりに、「おまえは嫁に行け」と
いう。
ゆりを野上家に嫁に出すと
五十八が言う。
そのためには潔に「お国のために
戦って生きて帰って来い」と
いった。
「娘をよろしく頼む。」
五十八が言うと
野上は「はい」、と答えた。
潔も、「はい」、と答えた。
ゆりも頭を下げた。

こうして、すみれの初恋は終わった。
潔の出征前に身内だけで
お披露目をすることになった。
ゆりは結婚のあわただしさを
のりこえて
いよいよ明日という夜
すみれの部屋にいって
「一緒に寝よう」といった。
「明日の姿をお母様に見せたかった。」
とゆりがいう。
ゆりは、お母様がなくなったとき
悲しかった。
何で人は悲しくなるのかと
考えた。
人生を託する人がいてその人がいなくなる
と悲しいほど大切な人だったんだと
わかったという。

自分にとっての幸せとはなんだ
ろうとすみれは思った。

翌日、近江から坂東家の母、トク子が
長兄の長太郎と一緒にやってきた。
大きな御屋敷を見て、ようがんばったと
喜んだ。
長兄は、五十八の商売の才能を
ほめたたえたが、なぜか言葉に
針があった。
「りっぱなもんや、才能やな。
こびることも才能や・・・」

この二人には少なからず因縁が
あった。

貴族議員の田中五郎、妻の富美、そして
息子の紀夫もやってきた。
おおきく美しくなったすみれをみて
五郎は「おお」と、驚いた。
それ以上に、紀夫も驚いた。
なにをかくそう、紀夫の初恋は
すみれだった。
あの事件のことを大声で訴えて
麻田を守ったときのこと
紀夫は、大きな衝撃を受けた。
それが初恋だった。

花嫁衣装を着たゆりと
みんなが集合写真を撮った。
トク子はゆりはきれいだと
よろこぶ。
潔はすみれに、「こじょうちゃん
これからは妹だね。よろしく」といった。
すみれは、「お姉ちゃんを幸せに
してね。おめでとう」と
いった。

すみれがある部屋の前をあるいて
いるとその中に紀夫がいた。
書だなのファイルを入れ替えて
いる。
何をしているのだろうと
声をかけた。

そして、紀夫に「四人でよく遊んだね」と
いった。
紀夫はせっかちに
挨拶もせずに
「失恋ですか?」と聞く。
「潔君が好きだったのでは?」
すみれは驚いた。
*****************
なにやら、すみれの周りで
いろんなことが変わって行くようです。
潔はユリが好きだったのですね。
すみれは潔が好きだと
いうことはだれにもいって
いなかったのに
田中紀夫はそれに気が付いて
いた。
そして失恋ですかと
いきなりの質問である。
すみれが驚くのも無理はない。
なんでわかるのだろうか???
かれは思慮深く
すみれをすきだったので
その気持ちをよくわかっていた
のでしょう。
紀夫君はすみれにとってどんな存在でしょう
か?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

べっぴんさん7感想

2016-10-12 00:36:36 | テレビ番組
しあわせの形1
ゆりは潔に相談したいといった
のは、将来のことだった。
本当はアメリカへ行って語学を勉強
して、会社の役に立ちたいと
思っていたが時代がそうではない。
それで大学を卒業したら
父の会社で働きたいという。
こんなご時世だからこそやりたいことを
やりたいといった。
潔はゆりの前向きな生き方をいいなぁと
いった。そして赤紙をもらったことを
ゆりにいった。
ゆりは、息をのんだ。

その夜、五十八はゆりに華族の
ひとと結婚しろという。
二男坊でゆりの婿養子だという。
ゆりは、そんな知らない人と
結婚したくないといった。

そんな日、五十八は野上に
「こまった」と
ゆりの話をした。
すると潔と一緒にゆりがやってきて
野上に経済学のレポートを
読んでほしいという。
五十八はゆりを排除しようとするが
ゆりは、なんとしても会社に
はいりたい。
「だったら、まずは約束の申し込みを
してからこい」と五十八に言われた。

すみれたち三人は麻田の店でシナモンティを
飲んでいた。
シナモンのにがみが恋のようんだと
君枝は言う。
「恋ってわかるの」とすみれが
聞くと
「バイクの君にあったときみたいや。
まっすぐに顔を見られへん。」
と君枝が言う。

そこに潔がやってきた。
君枝は顔を伏せてしまった。
すみれは、「なるほど」と
思った。
潔は麻田さんに会いたくて来たと
いう。
麻田に赤紙が来たことを告げた。

すみれは潔にバイクに乗せてもらって
家に帰った。

ある日、五十八と潔と正蔵が
話をしていた。
そこへ、ゆりがやってきて
将来のことを決めたという。
「このご時世だから愛する人と
結婚したい」といった。
五十八は「だれやそれは」と聞く。
ゆりは、「潔さんです」と答えた。
五十八はびっくりして、潔と
野上に「ゆりと何かあったのか」と
おこるが、潔も野上正蔵も
「なにもありません」といって
ゆかに土下座をして
あやまるが・・・。

この事件以来、五十八は
ゆりに外出禁止をいった。

ある日すみれはゆりから清へ渡して
ほしいと手紙を預かった。
********************
ゆりは、潔が好きなので
結婚する相手は
潔だと決めていた。
顔を知らない会ったこともない
華族の二男坊と
結婚だなんてとんでもないと
思った。それは、その通りで
あの、あさが来たでも、
結婚する相手は
親が決める、娘はそれに
従うものだと
決まっていることを
嘆いていた時代だった。
千代の友人宣が、女学校を
卒業したら、結婚するべしと
親から言われたと嘆くところが
ある。
千代はなんとか宣を救ってほしいと
あさに頼みましたよね・・・。
これからのおなごは
学問をして、自立するべきだと
あさはよくいっていた。

トト姉ちゃんのところでもそうでした。
常子が女学校を出るとき
その卒業生の大部分がお嫁に行くことに
なっていた。
親友の中田綾も名古屋の医者と
結婚した。相手の顔も知らないが
親が決めたことだからと
いった。

ゆりは、大変勇気のある女性で
勇気があるというより
自分を主張するのが彼女の
特徴であるというのだろうか。
こうして、すみれの思いは
口から出ることなく
誰にも気が付かれないまま
失恋となって行くのだった。
では、勇気を出して
私も潔さんが好きと
いったほうがよかったのだ
ろうか???
それは、疑問である。
なんでも、いうことが
すべて勇気とはいえない。
いわない勇気もあるかも
しれない。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

べっぴんさん6感想

2016-10-09 13:45:16 | テレビ番組
思いを込めた特別な品6
母はながなくなり
やがて。すみれは女学校の5年生と
なった。
手芸の好きな女学生で友人に
多田良子、田崎民枝がいた。
すみれは、彼女たちのために
もんぺに四つ葉のクローバーの
刺繍をした。
自分のもんぺにもクローバーが
あってみんなおそろいだと
笑った。
昭和17年、このころは次第に
戦争の色が濃くなっていって
いる時代だった。
トト姉ちゃんの153で
花山が最後の原稿をかきます。
それは戦争特集のために
読者から戦争体験を募集する
ための原稿でした。
その書き出しが
「その戦争は昭和16年から20年まで
つづきました。それは言語を
絶する暮らしでした」と書き出しています。
つまり、昭和17年のお話とすれば
もう、かなり国民の暮らしが
苦しくなっている時代です。

また、遠足では
訓練もあってあるいて山に登ります。
それも、兵隊さんのように歩くのです。
自分のペースで歩くのではありません。
これも、不思議だなと思いましたが
きっと戦地の兵隊さんを思って
だらだらしないという精神論ではと
思います。
多田良子は体がよわく、遠足は無理だと
すみれと君枝がいったが
「母と一緒に練習した時は
大丈夫だった」といいます。
君枝は呼吸が困難になりながらも
やっとの思いで山の上につきました。

遠足のお弁当は
日の丸弁当と決められていた
ので、おなかすいたといって
お弁当をあけても、白いご飯に
梅干が一個でした。

高西悦子のグループは
おいしそうな匂いがする
お弁当でした。
あきらかに、規則違反をして
おいしそうなおかずを
いれていました。
すみれたちは、非難をしながらも
おいしそうなのでうらやましそうに
みました。
すると高西は何をじっと見ているの
と、ケンカ腰です。
そこへ、野上潔がバイクで通りかかり
ます。
「こ嬢ちゃん、こんなところで
なにしてんの?」
と聞くのですみれはどきどきしました。
この時代、バイクに乗って
いるなんて、なかなかだったはずです。

ある日、坂東営業部では
野上取締役と五十八が話をする。
「戦地へ行った社員が帰ってきても
仕事に復帰できるようにしておきたい」
と五十八が言った。
「軍の仕事がありますので大丈夫です」と
野上は言う。
潔は、事務所にはいってきて
「これはこれは貴族銀閣下殿」と
五十八に挨拶をした。
五十八は議員になっていた。
だが、節約政策のもと商売も縮小と
なり、坂東家は多くの使用人を
解雇しました。
その解雇された使用人のなかに
小野明美の母、松がいました。
不満を漏らす明美にきみは
「まだまだがんばる」といいました。
明美は18歳、看護学校を出て
看護師になります。
しかし、あの、泥棒ぬれぎぬ事件で
深く傷ついていました。
泥棒をしたわけではないのに
泥棒と言われて
母は明美が悪いことをしたわけではないのに
「すんません」と謝るし
明美は坂東家に不満を感じていました。
そして通り過ぎるすみれをじっとみて
いました。

ゆりは五十八に大学を出たら
外国へ行って勉強してから
坂東営業部の仕事をすると
いっていましたが、戦争で外国へ行く
ことができなくなったいま、大学を
でて、父の会社へ就職すると
いいました。
五十八は今のご時世では
それよりも、普通に幸せな結婚を
して家庭に入って欲しいと
反対しました。
ゆりは、おこってぷいっと
出ていきました。
「私が女やからそういうのね」
といいながら。

すみれは多田良子や田崎君枝と
手芸部を作っていました。
こんな刺繍したいなとデザインを
考えても、材料を買うにも
配給制なのでなかなか新しい材料を
手に入れることができません。
あるもので何とかしましょうと
いう結論に至りました。
女学校では、英語の授業が
敵国語というのでなくなりました。
英語を学びたいと思っている
高西悦子は、大変憤慨していました。
其れに比べて、すみれは手芸部を
作っていたので、手芸部には
英語の授業廃止は
関係なくていいわねと
嫌味を言います。
君枝ははしたないと言いました。
小さい声だったので悦子は
え?なんとおっしゃいましたの?と
聞きました。
君枝は、英語廃止は国が決めたこと
です。勝つまでの辛抱です。
なのに、当り散らすなんてはしたないと
いったのです。と言い返しました。
すみれは、君枝の勇気に圧倒され
ました。高西は去って行きました。
まだこのころは国民は戦争に勝つと
信じていました。
でも、しだいに、戦争という大きな
ふこうに翻弄されるようになります。
すみれは神戸の街が見える
山に登って
潔と話をしました。
潔は、バイクに乗っている。
ガソリンは国に差し出さなければ
ならないのです。
潔は全部使ってしまおうと思うと
いいました。
何があったの?

あったといえばあった。
召集冷笑が来た。

すみれは、何も言えませんでした。

小さいとき
麻田の店に行こうとして
はぐれたときのことを
父に怒られて、麻田が靴を
納品できずに困っているとき
すみれは大声で自分が悪かった
だから、麻田さんの靴を買わないと
言わないでほしいといったことが
あります。

そのとき潔はこ嬢ちゃんは勇気があるな。
思っていることを言えるというのは
勇気がいることや。たいしたもんや。

そういって、すみれのあたまに手を
やって、撫でてくれた。

今の自分に勇気があるのだろうか。

すみれは、潔に思いを寄せる
淡い気持ちに気が付きました。
ところが、
ゆりも、潔が好きなようでした。
潔とゆりがいる部屋をのぞくと
ゆりが潔に相談があるといった
といいます。
何の相談かときくと

ゆりは、将来のこと・・・と
うれしそうにいったのです。
*******************
朝ドラふぁんとしたら
この時代は、苦しいと
どの作品もそうえがかれましたね。
杏さんのごちそうさんにも
花子とアンにも、
マッサンにも
そしてトト姉ちゃんにも・・・。
トト姉ちゃんはまだまだ記憶が
定かでありますので
たしか、花山がこう書いていたと
思いました。「その戦争は
昭和16年から20年まで・・
言語に絶する暮らしでした・・・」
森田屋さんでは、お弁当の材料が
なかなか手に入らなくて
そのうえ、お弁当を買うことも
贅沢と言われて
ついに、高崎へ行きます。
軍の工場があるのでここで
食堂をすればもうかるということ
で、いきましたね。
さまざまな暮らしが排除され
ました。
花山は戦後、普通の暮らしを大事にして
いたらあの戦争は起きなかったと
いいました。
そうです。
日常の何気ない暮らしこそが
平和の原点だと
思います。
其れこそが大事なものだと思います。
だから、敵は庶民の暮らしを
破壊しようと、空襲を
仕掛けてきました。
軍需工場を攻撃するのではなく
軍の基地を攻撃するのではなく
庶民の暮らしを破壊することで
戦意を喪失させることが
一番だと判断したのでしょう。
中東の戦争も多くは庶民の
暮らしを攻撃されています。
それは相手にとって大打撃と
なるということです。
だから、普通の暮らしを大事にしましょう
と私も思いました。
大橋靜子さんのエッセイは
小さな心配りにあふれています。

そうそう、町内会の
組長さんが(中川さんかな)
小橋家では庭に咲いていた
小さな花を活けていることを
批判しました。
小さな幸せを否定することは
生きるエネルギーを奪い取る
事に他ならないと思います。
すみれがモンペに
クローバーを刺繍しました。
小さな幸せを友だちたちは
共有したのです。
そしてどんどんお話は
戦争の不幸へと向かって行きます
が、すみれのいく先は
どうなるのでしょうか?
今週から始まった
べっぴんさんに、やっと気持ちを
合わせることができるようになり
ました。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

べっぴんさん5感想

2016-10-08 09:39:59 | テレビ番組
思いを込めた特別な品5

母はなの命は長くはないと
医者に言われた。
五十八は一日退院をさせてほしいと
申し出て子供たちとの
過ごす時間を作ってやりたいと
いった。
その日、はなが帰ってきた。
ゆりとすみれは、玄関ではなを
迎えた。

そして、家の部屋中を花で飾って
はなをよろこばせた。

はなと五十八が
子供たちの遊ぶ様子をみながら
話をしていた。
五十八は仕事が成功したのは
はなのおかげだといった。
働くのが好きな五十八だった
が、その彼をはなが支えた。
はなは五十八に
娘たちをお願いしますと
いった。
五十八は言葉に詰まった。
まかせとけと言ってほしいと
はながいう。
ゆりは、強いけど最後まで貫
けないから心配だ。
すみれは、つかみどころが
ないけどしっかり
話すことができる。
すみれは、ぼーっとしている
ように見えるけど
よくものを考えていると
二人は話し合った。
はなは五十八に言う。
「いくつになっても何十年
たっても忘れないでほしい。
こんなに子供たちを
愛していたことを。
私らにとってあの子らは
特別のべっぴんさんや。
五十八さん
ゆりとすみれを
よろしくお願いします。」

五十八は
「まかしとけ」
といった、

はなのまえで
夢を語った。
大きくなったら
ゆりは英語を勉強して
父の会社を継ぎたいと
いった。
「すみれは・・・?」
「なんかな・・
なんかな・・・」
と、ことばにつまる。
五十八はイライラした。

翌朝、すみれが起きると
刺繍の壁飾りの
作品があった。
これは、はながゆりとすみれが
はなのおなかにいるときに
思いを込めて作った作品
だという。

健康でありますように
幸福でありますように。。
いろんな思いがこもって
いるという。

いよいよ、はなが病院へ
戻るときとなった。
はなは二人の子供の手を
にぎって
泣いた。
そして、「またね」といった。

「早よう帰ってきてな」
とゆり。
すみれは
「わたしな、もろたひとが
うれしいと
思うようなべっぴんさんを
作る人になりたい・・・」

すみれがいう。

昨日の話の続きだった。

「ええな、なれるよ
ぜったい。」

そういってはなは
去って行った。

はなは思った。
旅立つ者はしっている。
これから大切は人たちを
見守っていけれることを。
はなはすれみたちの
もとから
去って行った。

そして、昭和17年、1942年
となった。
すみれは女学校の
5年生となった。
刺繍は続けていた。
ゆりは女子大で英語を
学んでいた。

すみれは、写真のはなに
語った。
「お母様
女学校の友達が
もんぺでもおしゃれしたい
っていうから刺繍をしたのよ。
よろこんでくれるかな。」

そういってはなの写真に
「いってきます」といって
でかけた。

友だちの
良子、きみ
にモンペをわたした。
小さく、クローバーの
刺繍がしてある。
「わたしのも、してあるのよ」と
すみれがいう。
ともだちはおそろいに
よろこんだ。

はなはいう
「すみれ、よかったね。」
******************
ゆったりと時間が
ながれるような
ドラマですが
これからが大変です。
そう、戦争の時代に入ります。
不安で怖くて悲しい時代です。
このところの朝ドラでも
必ずこの時代はつらいという
表現がありました。
マッサンの時はエリーが
外国人だったので
みしらぬひとから
石を投げられたり
スパイ容疑をかけられて
見張られたりしました。
ごちそうさんのときは
食べるものがなくて
めいこはこんな戦争は間違って
いるとさけんだり・・・
いけずな姉の家で
居候の悲しさを味わったり。
それでも、大阪に戻っても
なにもないなか、食べることに
苦労しましたね。
あさが来たは、ちょっと
時代が古かったですが
日清日露の戦争はありました。
そんな感じで朝ドラを見てると
戦争がどれほど庶民の暮らしを
壊してきたことかと
思います。
そう、これは、小橋常子さんの
トト姉ちゃんのおはなしです。
優雅な娘時代はおわり
闘いの時代に入るのでしょうか。
戦争は神戸を焼け野原にしましたと
最初のシーンがそうでした。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

べっぴんさん4感想

2016-10-06 16:00:50 | テレビ番組
思いを込めた特別な品4
すみれは麻田から物づくりの
心を教わった。
「誰にだって最初からうまくいかない
ものだ。しかし、思いを込めたら伝わります。
だれがどんな思いを込めて作るのか。
それが一番大事なのです。」
物を作るというのはどういうものなのか
強く心に刻まれたすみれでした。

が・・・

すみれが家を抜け出して
かってに、麻田の店に行ったことを
五十八は激怒した。
はらはらする執事の井口。
五十八は
野上正蔵と息子潔
そして麻田にむかって
なんてことをしてくれたのか
もし何かあったらどうするのかと
怒鳴った。
それをゆりとともに階段の上から
すみれは見ていた。

丁度応接間に田中五郎貴族院議員と
その息子紀夫が来ていた。

家中に響き渡る五十八の怒りの声を
聞いていた。

井口は何とか五十八の怒りを
抑えようとしたが、どうにもならない。
すみれが見知らぬ男に声をかけて
怖い思いをしたらしいが
なにかあったらどうするのだと
それも五十八の怒りの
ネタとしては十分だった。

そして、これ以上いうことがなく
なったのか「今日のところはもう。。」と
いって去って行こうとした。

すると麻田がゆりの靴を持ってきたと
いう。
五十八は「それは、受け取れない。
持って帰ってくれ。なぜ、
すみれが来たとき
返さなかったのか」
と麻田をせめた。
「もう金輪際、キミのところで靴は
作らない」。
あまりのことに麻田は驚いて
困惑した。
「君は親の気持ちをなぜわからないのか」と
五十八はいった。
それまで階段の上からゆりとともに
聞いていたすみれは
階段を走り降りて
五十八の前にたった。
が、口が重たいので
何も言えない。

五十八はすみれがなにをいうのかと
待っていたが、「結局おまえは
何も言えないのだな、いつもそうだ。
向うへ行け」と怒って
いった。

すみれは、大声で「堪忍してください」と
いった。
「あたしがあかんねん。
みんなを怒るのをやめてください。
私が靴を作るところを見たいって
いうたんです。麻田さんは
帰りなさいといいました。
でも、見たかったから。
麻田さんはお母さんが私の分も
靴を頼んでくれたから、だから
ずっと麻田さんで靴を作ってください。」

すみれは、話すというより
ほぼ、叫んでいた。

すみれがあまたを下げると
五十八は
すみれに、「そうか、そうやな」といった。
「どんだけ心配したとおもてんねん。
おまえに、何かあったら
おかあさんに合わせる顔が
ないやろ?」
五十八は怒りが消え、すみれを
だきしめた。
「お父さん、ごめんなさい。」
こうして、一件落着した。

それを、田中紀夫がじっとみて
いて、なぜかすみれをみて
びっくりしていた。

潔は帰るとき、「よく話ができた」と
すみれにいった。
「こ嬢ちゃんおもてることが言えて
勇気あるな。大したものや。」
そういって帰って行った。

紀夫はじっと見ていたが
あわてて、父のいる応接間
にもどったので
五郎は「どうした?」と聞いた。
紀夫は「なんでもない」というが、
なぜかどきどきしている自分を
持て余していた。

ゆりとすみれは麻田が持ってきた
ゆりの靴を見て
歓声をあげた。
そしてゆりがその靴に足を入れると
ゆりは「足にびったりで
吸い付いているみたいだ」と喜ぶ。
そしてすみれに、「ありがとう」と
お礼を言った。

すみれはその夜、
麻田の言葉を思い出した。
「誰にどんな思いを込めて作るのか。
それが一番大事なのです」

すみれは、意を決したかのように
すみれのお裁縫箱を
あけて、針と糸をだして
刺繍を始めた。
その作業は翌朝まで続いた。

翌日、すみれは五十八と
一緒にはなのもとへお見舞いに
いった。

「今日は気分がいい、すみれが
来てくれたからかな」と
はなはいう。
五十八は「ちょっと先生と話を
してくる」といって
出ていった。

すみれは、はなに、ハンカチを
わたした。
少しは上手になっている刺繍だった。

はなは「ありがとう。
べっぴんやな。
一生の宝物や」といった。

すみれは、はなに「刺繍が
上手になりたいので教えて
欲しい」といった。

そのころ、五十八は
医者からもう、はなの命は
いくばくもないことを
聞かされた。五十八は医者に
「一日でいいから退院させてほしい」と
頼んだ。
「子供たちと一緒に過ごす時間を作って
なりたい」といった。

はなは、このころもう自分の命は
長くないことを知っていた。
すみれに刺繍の手ほどきを
しながら「覚えている?」と聞いた。
「あのひ、四つ葉のクローバーの
意味をいったでしょ?」
すみれは
「勇気、愛情、信頼、希望
四つがそろうと
しあわせになれると話をしてくれた」
といった。

はなは、
今この時が
いとおしすぎて
しあわせすぎて
もうすぐ訪れる
別れがつらすぎて
この世から去りがたいと
思った。
******************
今のすみれには、勇気があります。
希望もあります。
あと、愛情と
信頼でしょうか。
これは、あいてあってのこと
ですね。
紀夫君は、いつもストイックに
読書をしている少年です。
周りを気にかけることも
興味を示すこともなく
です。
そのこがなぜか、このとき
すみれが
五十八に心の思いをぶつけたことで
どきどきするのです。

おお、紀夫君初恋か?

おもえば、すみれはなかのいい
女の友達がいません。
いつもゆりや女中さんと一緒の
様子ですが。
お譲さまというのは、そういうもの
なのでしょうか。

そして母、はなさんが
亡くなる予感がします。
すみれは、どれほど悲しむでしょうか。
五十八もどれほど
がっかりするでしょうか。
覚悟を決めているでしょうが、
やはりなくなるとつらいものです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする