5月12日、中国四川省を襲った大地震で、死者5万人を超すだろうといわれている。救助も早ければ速いほどいい結果が生まれるものだ。日本から救助隊が現地に派遣されたが、遅かったという悲劇にならないようにと願うものである。一人でも多くの方々を救って欲しいと思う。
いち早く、義捐金など救援の手を打ったのは外国資本でも日本の企業が早かったそうだ。
地震大国の日本であるからこそ、対岸の火事とは思えない。
ましてや、関西はまだまだ阪神淡路大震災の記憶が風化していないのだ。あの時外国の救援隊派遣を断ったのは、誰だったか・・・と今でも怒りに感じている。スイスの犬も、自衛隊の出動要請も・・・ゴーのサインをいまかいまかと出るのを待っていたにもかかわらず、なかなかでなかったのは、誰の落ち度によるものだったのかと、無能な指導者に怒りを感じるものである。
中国のネットの中の書き込みには、大半このような日本の迅速な救援対策に友好的であるそうだ。
テレビの報道でも現地の様子を見てると、大変な状況であることがうかがわれる。人手が足りない、物資が足りない、疫病が流行りだす、食料を奪い合っているなど、生きることの厳しさを感じる。
今回日本の救助隊の中にあの中越地震で2歳の男の子を救ったシェパード犬が参加する。
地震による悲惨な事故であったけれど、2歳の男の子が救出された感動は、いまだに忘れる事ができない。あのときの男の子はどうしているだろう?おじいさんおばあさんの元で元気に育っているものと思うが。
今回、中国の上層部が外国からの援助のための物資と人手を受け入れる決意をされたことを大歓迎するものである。国の事情は色々あると思われるが、人の命はどこの国でも同じく等しいものである。
北京オリンピックを大成功させるためにも、中国はもちろんの事、諸外国も一緒になって今この時期を必死で乗り越えるしかないと思われる。