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大善人へ身魂磨き

熱田神宮と鳥

伊勢神宮で20年ごとにおこなわれる式年遷宮の御神体を新しい正殿にお移しする「遷御の儀」は、「カケコー」と三度唱える「鶏鳴三声(けいめいさんせい)」を合図に始まるようです。


そのようないわれもあって、伊勢神宮の内宮には鶏が放し飼いにされています。伊勢神宮の鶏は「神鶏(しんけい)」と呼ばれているようです。伊勢神宮で神鶏を見たことはありませんが、熱田神宮に参拝した時、鶏に偶然あいました。とても綺麗な鶏でした。こちらも神鶏のようです。



妹と神鶏

鶏で思い出すのは日本記紀に出てくる逸話です。


天照大神が天岩戸に隠れてしまい世の中が闇に包まれた時、八百万の神さまがどうしようか話し合った結果、知恵の神であるオモイカネ様の案で常世の長鳴鳥(とこよのながなきどり)ことニワトリを一列にならべさせ、その長い美声で天照さまを誘い出そうとしました。


その結果、作戦が見事に成功し、アマテラス様を天の岩戸から出す事に成功したのです!以後、この常世の長鳴鳥(ニワトリ)がアマテラス様の使いと呼ばれるようになりました。


実は、笑い話として昔母が話してくれたことがあるのですが、母の母(私の祖母)が亡くなる少し前、病院で早朝大きな声で、コケコッコーと雄叫びをあげ周りの人をびっくりさせたようです。


身体も弱っているのに、元気に病院で早朝に雄叫びです。笑えますね。確かに。看護師さんに母はその話を聞いて祖母に尋ねたらしいです。


祖母は「コケコッコーと大きな声で鳴きなさい」と言われたから鳴いたんだと弁明したそうですが、母は当時大笑いしたようです。その話を、鶏を神社で見て思い出してしまいました。


いつか私は天国の祖母に、「おばあちゃん、もしかしてあれは力石の岩戸を開きなさいという合図やったが?」と聞いてみたいです。力石という名前だけに何か石は関係ありそうです。


祖母はもう亡くなって40年くらい、随分時は経ってしまいました。岩戸開きは、つまり、本来あるべき姿へ回帰することだとすれば、津野町力石の神様のお山へまた多くの人が参拝するようになることです。


随分お待たせしましたが、妹や母、その周囲の人達が凄く動いています。遠くてなかなか出向けないのですが、私も陰ながら出来ることはやっていきたいです。神様が悦び、喜び、慶ぶ地となるように、出来ることを協力しあい整えていきます。


ところてで、熱田神宮にはいる時に鳥居に鳩だと思いますが可愛い鳥が一羽停まっていました。鳥居は鳥の停り木なんだなぁ可愛いなぁと感じました。




いつも、鳥居は神域に入るしるしでもあるので、まずは端により一礼をして、参拝させていただけたご縁に感謝して入ります。参拝を終えて同じ鳥居を出る時もいつも通り一礼します。


熱田神宮の参拝後、鳥居に今度は沢山の鳥が停まっていました。これまたとても可愛かったです。




草薙の剣がある熱田神宮は男っぽい雰囲気なのかなぁと参拝前は想像していましたが、神鶏が出てきてつっついたりしてくれたり、鳩が鳥居にとまって可愛かったり、亡き祖母を思い出しほっこりしたりと、なんだか、癒される雰囲気がある神社でした。

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