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大善人へ身魂磨き

エジプトの神様 3 フンコロガシ

エジプトの日の出の神スカラベはフンコロガシの形をしています。


実は数年前、仕事で使った絵にフンコロガシがいました。右下です。





土地をどんどんお金のため開発する人間vs動物達。


世界経済の地球儀をさして女性がいいます。


これらの種族はお金にならないから、辞めてもらうわ。


すると、

右下の虫が、

全てがお金ではかられているのかねぇ?とたずねます。


すると、フンコロガシは、

うーむ、、、そうだね。。もし、フンコロガシの我々がいなかったら、世界は糞まみれになるんだけどねぇ。。。と。




皮肉な、辛辣な笑いをさそう、環境破壊を風刺する絵ですね。


エジプトの日の出の神様がフンコロガシを象っているのを見て、ふとその絵を思い出しました。


動物の排泄物を食べるフンコロガシは、実は地球の生態系を維持する重要な役割を担っています。





しかし環境の変動などで徐々に数を減らしていて、なかには絶滅してしまっている種もいるようです。


縁の下の力持ち。トイレが無ければと考えるだけでも、どうでしょう。フンコロガシはそういうお役目をしています。


どう思われようが、笑われようが、自分のお役目が皆んなの出した汚いものを丸め、運び、地球を綺麗にすることだと光に向かい生態系の下層でせっせと頑張っています。



エジプトの古代人は何を思ってフンコロガシを日の出の神だと考えたのでしょうか。


フンコロガシには、昼行性と夜行性のものがあり、どちらも太陽と月の光を頼りに働きます。夜行性のものは、さらに、月が出ない夜にさえ、天の川の光を利用しているようです。


フンコロガシの神経細胞の研究では今はそんな事がわかっていますが、古代エジプト人は、知る由もないです。


ただ、砂漠でせっせと光を頼りにフンを丸めて健気に昼夜運ぶフンコロガシの姿に感動し、神に感応した人が日の出の神としたのかもしれませんね。



太陽神スカラベ(フンコロガシ)

縄文人は純朴だったと言われていますが、自然の大地の中に生かされているのを強く感じることができた古代人って、純粋で、小さな虫の命の尊さや働きを見逃さず、そこに神を見いだしたんだと感動しました。



フンコロガシ万歳!





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