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大善人へ身魂磨き

昔の思い出 トロイの木馬

昨日の白馬の話からふと随分昔に旅行したトルコの木馬を思い出しました。写真は有名なトロイの木馬の前。色褪せた写真が時代を物語る。


私が大学生のころ、友達と2人で最初の宿と行き帰りのチケットだけとってあとは無計画の弾丸トルコ旅行をしました。お金が無かったですから、チケットはHIS!


登山でも行くのか?というほどのバックパックを背負って、女2人で。トルコは高校生の時からの憧れの地でした。


トロイの木馬の神話を高校生の時に知って、神話が現実だと疑わず遺跡を長年ほり続けたハインリッヒシュリーマンの話にロマンを感じたからでした。



トロイアの行進 Wikipediaより


日本神話も神話ではあるけれど、どこか現実だったと強く思う自分がいて、神話には沢山学べる事があると思っています。


シュリーマンは、発掘調査のプロでもなんでもなくて、神話を信じ宝が埋まっていると信じて、何年も発掘を続けました。


しかし、プロでないわけですから、土に覆われた遺跡を発掘した時は、沢山の貴重な遺跡をボロボロにしてしまったと大好きな世界史の先生は言いました。


私は、ボロボロにはしたけど見つけて欲しかったから、信念のあるシュリーマンに神話の神々が託したんだと思ったのでした。






当時、学生で貧乏旅行でした。宿泊も何泊かは夜行バスの中。地球の歩き方を片手に安い宿を交渉しながら行き当たりばったりで探す旅行でした。


貧乏旅行なのでツアーには入らず、友達とバスに乗ってトロイの木馬のレプリカがある所に行きました。そのそばにシュリーマンの発掘遺跡がありました。


私も友達も、シュリーマンの遺跡に興奮して帰りの時間を気にせず、わー凄い!、凄い!とはしゃいでいました。







ふと、2人で我にかえり、私たち帰れる?とバスの時間を見に行くと、最終バスはとっくに行ってしまっていました。バスの本数が少な過ぎたのです。


現実に戻され、荒野を若い女の子2人で、野宿かなぁ、どうする?と泣きそうになりました。

今はどうかわかりませんが、当時は何もなく、荒野にポツンと何もない場所でした。


友達とその後何を話したかも覚えていません。夕方4時くらいでした。


こんな所にポツンと一軒家でなく、こんな所にポツンとお二人様。


夕陽が強くなるにつれ不安になったのでした。


つづく




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