猿の彫刻と白馬について昨日書きました。またまた、その続きです。
「絵本太閤記」によれば、豊臣秀吉のお母さんが男子を授かるよう日吉神に願ったところ、懐中に太陽が入る夢を見て秀吉を身ごもった、とあるようです。
秀吉がサルとあだ名されたことは近江の日吉信仰や猿神信仰に関係しているとの説もあるみたいですね。
中世から近世にかけて流行した山王信仰においてもサルは山神様としても尊ばれていましたし、お山の神様の総本山日吉大社には、猿の絵馬があります。
その後、時は流れ徳川家康が関ヶ原の戦いで乗ったのは白馬だったそうです。だから、日光東照宮の神厩舎では雄の白馬がいるようです。
馬は、昔は今の車のようなお役目があったのです。馬力は燃料(火)のようなエネルギーがなくては出ません。
東照宮では神馬(火のエネルギー)を水のエネルギーをもつ猿の彫刻のある厩で休めています。
江戸時代は、それまで続く火のような戦乱の世から、泰平の世にかわり約250年続きました。
天下統一を果たした猿と呼ばれた秀吉。
そのあとが、白馬に乗って天下分け目の戦いを勝利した家康。
この猿と白馬の歴史の流れも興味深いです。
そういえば、昨年末行った箱根の元宮に「馬降石」と称される磐座がありました。2400年前にここで仙人が祭祀を始めたときに白馬に跨った神が降臨した神石だと箱根神社の社伝は伝えていました。
神社の動物や、神々のヒモロギである磐座は興味深いですね。
白馬の王子様には子供の頃、女の子は憧れるものですが、実際、それは夢や絵本の世界で終わる事も多いのが人間の世界の現実かもです。笑。
しかし、神聖な地には実際に白馬に乗った神が降り立つ雰囲気があります。
箱根元宮 馬降石
富士山と箱根元宮
富士山と箱根元宮
テレビの世界で白馬の王子様といえばこの人!
白馬のマツケン
時は流れて
今のマツケン
白光してる!?
どっちもいいね。笑
【画像は秀吉家康、白馬の王子様、マツケン検索画像より】