肥後国一宮である阿蘇神社の北の方向にある神社なので「北宮」と称されている神社です。927年に全国の神社一覧をまとめた延喜式神名帳に肥後国は四座が記されており、その四座のうちの一座で創建が88年と古く熊本県内においては最も古い神社の一社とされています。
こちらに何故来たかったか、、
それは、トリップアドバイザーの阿蘇国造り神社の投稿「令和に変わり国津神が復活しました」を妹がだいぶ前に送ってくれた事があり、それ以来九州に行くときは参拝してみようと思っていたのです。(妹は投稿を送ったこと自体も忘れていました😅)
今でも投稿はあります。
何が真実かはわかりませんが、手塚治虫先生も、さらりと何かをほのめかす感じで書いています。
九州の熊襲討伐を父である景行天皇に命ぜられたヤマトタケルノミコトに関しても
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こういう遊び心、笑えます。火の鳥を描きながら息抜きしたのでしょうか。深刻にし過ぎない感じがいいですね。
それでは、脱線しましたが阿蘇国造神社についてです。
目を凝らして読みました。御祭神は阿蘇初代国造り速瓶玉命です。
阿蘇では農耕神事が行われているとあります。阿蘇は火山の噴火により、火山灰や噴火による日照時間に悩まされた民の、農耕への切実な願いが込められている気がします。
水火の調和を神に祈るようにも思います。
大入島では過疎がすすみ、島の人がいうにはまつりの継続が過疎化により困難になりつつあるといいます。このような田舎の古くからの神事を継続出来るように大切にしたいですね。
拝殿にて参拝します。雨上がり、涼しく感じられました。
拝殿隣に鯰宮があり、その前に白蛇の桧がありました。こちらで白蛇を見た方は運が開けると言われています。
見ませんでした。。😑
九州は鯰をお祭りする神社が多いのですが、宗像にも白鯰の昔話があります。
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国造神社拝殿横には鯰を祀っている「鯰宮」があります。鯰の研究で有名な秋篠宮様が参拝されたとありました。
大昔、阿蘇谷は大きな湖で健磐龍命が湖を干し上げて農地をつくろうとした話があります。現在の数鹿流の滝のところを蹴破れば一気に水は流れだして広大な土地があらわれるはずが、国造神が姿を変えた大鯰が邪魔をしていたので、退治して阿蘇の湖を干し農業を始めることができたとされています。
何頭かの鹿が流される逸話のある地。
この健磐龍命の話などは全く知らない時でしたから、鯰と鹿の話にも関係があるような、この地に纏わる因縁めいた何かを感じました。
(長くなりますので、また後日紹介するかもです。)
そして、凄い大きな杉の御神木のところへ行きます。
元々国天然記念物であった「手野の杉」がこちら。↓
平成3年の台風19号で地上約11mの主幹から折れてしまい、懸命な養生作業を行ったが枯木になってしまい国天然記念物は解除されました。。。
しかし、折れ残った地上約2.5mから7mを切断して上屋をかけて平成14年から、このような姿になって触れる事が出来る様になっています。
私と対比したら大きさわかりますね。
参拝させていただきありがとうございました。