佐伯から、次の目的地竹田市に向かいます。竹田でも沢山したい事があります。
佐伯の大入島で豊後大野出身の叔母さんから、昔は道が悪くて何時間もかかったけど、竹田まで今では1時間半で行けるんよ、と聞きました。時間に余裕ができました。
車を移動中、原尻の滝の看板が。あっ、、原尻の滝、、行こう!と予定外でしたが、寄ることにしました。
私が3年越しに勉強して叶わなかった某試験の問題のひとつが、この滝の写真がでて、何という滝でしょう、、というものでした。

知るかいな。。。
と当時思った滝です。笑
しかし、今回立ち寄り出題者が出したくなるのもわかるわぁ、、と感じました。




滝に直行する私とは反対方向に夫は向かいます。鳥居側です。こちらから水が流れています。

そして通りの奥に大きな鳥居があります。
そちらに参拝することにしました。八幡の文字がみえます。




参道にカタツムリ。。
踏まれないようにね。
というか、誰も居ないから私達が踏まなければ大丈夫かな。

二の宮の次は、一の宮。狛犬があります。



参拝をおえて、大きな神社だけど、創建はいつだろうと、、思いました。
日が傾き、誰もいません。夕方の参拝は避けた方が良いですが、ギリギリです。。

参道入り口近くの木に亀が張り付いているみたい。。

参道入り口近くの木に亀が張り付いているみたい。。

神社を参拝したあとにゆっくり原尻の滝に行きました。

暗かった神社境内とはがらっと変わりました。
夫がいいます。
空をこんなに全身で感じたのはいつぶりだろと。。



傾く太陽の光が川の上にたつ鳥居を美しく照らします。

緒方川。この地は、かつて緒方三郎惟栄の一族の栄華を誇った地。そして、神社の創建も緒方氏でした。
しかし、宇佐神宮の宇佐氏と緒方氏は宇佐神宮を巡り対立、そして、負けてしまうのです。
その後、緒方氏は焼き討ちの大罪を犯しこの地に逃れた後に建てた神社でした。そして、一族はだんだん衰え、そして次は大友氏がこのあたりの一大勢力になります。
怒りは炎となりました。その罪を祓い、洗い流すかのごとく、原尻の滝の自然の水がコンコンと流れます。その姿に、流れ続ける人の一生の栄枯盛衰を見る気がしました。阿蘇噴火から飛んできた石も近くに有りました。
緒方氏の後にこの地を治めた大友氏はキリシタン大名です。前日に参拝しました安心院の妻垣神社を焼き討ちします。
翁さんの友に大友氏の末裔がおり、安心院の人々に大変なことを祖先がしてしまった、、と今でも語るようです。
自分が信じるものにより他者が信じるものを否定したり弾劾する歴史がありました。。これは極端な過ちを犯すのかも知れません。
全ての罪が洗い流されますように。
8月初旬、この八幡神社の参道には黒トンボが飛び回ります。
罪汚れあらば祓い給え清め給え。。


原尻の滝そばには不動明王様が立っていました。