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家族団欒ブログ

家族団欒の広場です

タトゥー

2008年08月14日 | トピックス
テレビは連日オリンピック一色の感があります。今のところ金は5つ。とくに北島康介は100m平につづき200m平でも金を手にし、きょうは号外まで出ました。
オリンピックを見ていて目についたことがひとつあります。それは身体に彫り物している選手がけっこういることで、さすがに日本選手にはいないが、欧米の選手によく見かけます。英語ではTATTOO、仏語では TATOUAGEといい、周囲が特別な眼でみないのは文化の違いでしょう。彼らにとっては単なる身体的飾りでも、わが国、中国や韓国ではどちらかといえばきびしい眼で見られるのが普通。

日本書紀にも入れ墨のことが書かれていて、第12代景行天皇の御代に蝦夷征伐に出かけた武内宿禰(84~367年?)は、蝦夷の男女が文身(入れ墨)していたと報告している由。ただ、蝦夷の入れ墨は宗教的な意味合いがあるといわれるのでちょっと違う。
江戸時代中期になってからは罪人に入れ墨をするようになったが、江戸時代後期には浮世絵にもよく登場し、庶民の間でも入れ墨が大流行。博徒・火消し・鳶・飛脚などは、彫り物をしていないとむしろ恥であると見なされるようになり、幕府がたびたび禁止令を出しても絶えることがなかったそうだ。

                   
先日、夏休みで遠方からやってきたけんちゃんやたっくんと大洗海水浴に行ったさい、入れ墨をしている若者が男女を問わず多いのに驚いた。日頃は服の下で気がつかないが、水着は露出度が大きいから目に着いた。えらい世の中になったものだとインターネットで調べていくうちに、若者の入れ墨はちょっと事情が違うことがわかった。
若者はわれわれのような感覚ではなく、まさに西洋流のタトゥーの感覚。一種のファッションだ。
タトゥーシールなるものまで売っていて、シールで身体にプリントしているだけなら簡単に消すこともできる。それにして、
世の中の変わりようにはついていけない。やっぱり古希のじいさんかな。
                                                      GG